見出し画像

【エクステリア】ワンランク上の素敵な家の外観の作り方

今度は外構(エクステリア)の照明についてご紹介します。

照明と外構は切っても切れない関係です。

アプローチはどこを通るのか、駐車場はどこなのか、どの部分を庭にするのか、ウッドデッキを作るのか、どこに木を植えるのかなど、外構についてもよくプランニングしていないと、照明の計画はできません。

私の家がそうなのですが、旗竿地で道路に面しておらず、道路から玄関までの通路がとても暗いんですね。田舎の住宅地の中で外灯もなく、本当に真っ暗です。

しかし、玄関以外には照明をつけていないので、簡易的な照明をつけたりして、何とかしのいでいますが、それでも暗くて困ります。

ですので、新築住宅をご検討中の方には、
ぜひ夜に建築現場に行って頂き、外灯でどれ位の明るさがとれているのか、玄関までのアプローチや駐車場部分はどの位暗いのかなど、しっかり把握して、後から不便のないように外構の照明計画をして頂きたいと思います。

1.外構で照明が必要な個所
外構で照明をつける必要があるポイントをご紹介します。

チェック項目のようにして、抜け漏れがないようにチェックしてくださいね。

必ず点灯しないと困ってしまう
「実用的な照明(必須の灯かり)」と、
住宅をより美しく見せるための
「演出的な照明(プラスα)」にわけて考えます。

【実用的な照明(必ず点灯しないと困るところ)】

・玄関灯

・駐車場

・自転車置き場

・道路から玄関までのアプローチ

・ウッドデッキ

・勝手口

【演出的な照明(点灯しなくても実用的には困らないところ)】



・植栽


2.電源の取り方
外構照明の電源の取り方は4種類あります。

【要工事・建築段階で検討】

・外壁に直接取付

・外壁のコンセント

・地中配線

メリット→天候に関わらず必ず照明がつく

デメリット→後から追加工事しようとすると高額。停電時はつかない。

実用的照明におすすめ(玄関・アプローチ・駐車場・自転車置き場・ウッドデッキ)に

【工事不要・建築後でも取付可能】

・太陽光発電

メリット→電気代がかからない。電源位置を考えなくていいので、どこでも設置できる。停電時も点灯する。

デメリット→雨や曇りの日は点灯しないので、アプローチなど必須の照明には向かない。

演出的照明(庭・植栽)におすすめ

3.センサー
外構照明は、夜暗いとき家に入る前に点灯してくれないと不便です。

ですので、センサー付きにするのがおすすめです。

室内と違い、数種類のセンサーがあるので、ご紹介します。

・人感センサー→暗くて人が近づいた時だけ自動点灯(玄関・駐車場・自転車置き場)

・明るさセンサー→暗くなってから明るくなるまで自動点灯(アプローチ・植栽)

・タイマー→指定した時間のみ自動点灯(アプローチ・植栽)

・センサなし→室内のスイッチで操作。必要な時だけ点灯させる。(ウッドデッキ・勝手口)


以上の4種類です。

人感センサについては照明に付属したものと、別付けする「かってにスイッチ」
があります。

駐車場や玄関など、歩くところがセンサーの検知範囲に入るように設計していきます。

アプローチと植栽については、明るさセンサとタイマーどっちでも構いません。

明るさセンサだと、夜中ずっと点灯していますので、防犯には良いです。

省エネ効果については、指定時間だけ点灯させることができるタイマーの方が効果的です。

太陽光発電については、電気代もかからず停電時も点灯するので一見便利ですが、雨の日や曇りの日は点灯しない可能性があります。
アプローチなど必ず点灯しないと困るところは避けた方が無難かと思います。しっかり建築時に工事で配線をしておきましょう。

3.外用コンセント
外用コンセントについては照明だけでなく、高圧洗浄機やバーベキューする時のホットプレートや追加照明にも使いますので、忘れずに設置して頂きたいと思います。

庭やウッドデッキに一か所、駐車場に一か所など複数個つけておくと便利です。

デザインも指定しないと右のような古いものになる可能性がありますので、外観に合うように左のパナソニックのスマートシリーズから選定すると外観の統一感も高まります。

外用コンセントには一般電源用の100Vタイプと、電気自動車用の200Vタイプがあります。

電気自動車は今後普及率が高まっていく点と、後付け工事が高額なことから、駐車場には200Vコンセントをつけておくと、より良いかと思います。

4.おすすめ商品

①外観をそこなわないシンプルなセンサーライト
割と外観に馴染むものって少ないので、クールな外観の家に合うと思います。センサー付。

②エジソンランプのブラケットライト

エジソンランプと黒の組合せが、今の流行りにあっている。
木調の外壁と合いそう。センサー付なのもいい。

配光が選べるダウンライト
ここまでこだわると一般住宅の域を超える。
ダウンライトの口径も小さいので穴が目立たなく美しい。

④コンパクトですっきりしたスポットライト
スポットライトってぼてっとしたデザイン多くないですか?
こんなにノイズの少ないものはこちらだけ。
明るさも80W相当と普通のものより明るいのも嬉しい。

今回は以上です。

外観はお客様だけでなく、道を通る人すべてが見るところです。

真っ暗な家よりも明かりの灯った温かな印象の家のほうが、帰ってきたときほっとしますよね。

外の照明も気を抜かず、美しく仕上げていきましょう!

照明プラン相談(¥6,000/10坪)のお問合せは、
インスタグラムのDMまで、お気軽にお問合せください。

-----------------------------------------------------------------------------------
細谷友美
1986年生まれ東京都出身。
日本女子大学家政学部住居学科を卒業後、パナソニックリビングショールーム東京に就職。
4年間、照明、スイッチ、電気設備担当アドバイザーとして、数多くのお客様の住まいづくりに携わる。現在は、在宅にて照明コンサルタントをしています。照明計画を通して、素敵な住まいづくりのお手伝いができたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?