JRAブリーズアップセール 2023

https://www.jra.go.jp/facilities/farm/training/bus/pdf/bus_2023meibo.pdf

18年目になるが、今のところセイウンワンダーくらいしかGIクラスの大物は出ていないセール。
本当に大物の見込みがあるような馬は大手が囲んでしまうか早々に唾をつけられてしまうので仕方ない面はあるが、このようなセールの馬が天下を取るところも見てみたいものだ。

種牡馬の傾向を見てみるとここ数年のいつものメンツに加え、新種牡馬(というには歳食い過ぎであるが)アニマルキングダム産駒がやたら多い。
JBBAとJRAの関係を見れば別になんの不思議もないが、カラヴァッジオが現れた現在、どういう立ち位置なのかは気になるところ。
新顔ではスワーヴリチャードも多い。
以前このnoteでも書いたが、あっという間に見切られかねないポジションではあるので早めの結果がほしいところ。
https://note.com/tomomega_keiba/n/na395d018960d

各馬の馬体は上場馬名簿の写真でチェックできる。
まだどの馬も身体が出来ていないし、立派な馬格だからといって走るというわけでもないが、それでもなかなかピンとくる馬はいない。
今の時点での完成度を重視するよりは血統などから将来のイメージを想像して行ったほうが良さそうだ。

動きはYoutubeで全頭分見れる。
https://www.youtube.com/watch?v=n1TY1Cnfl80&t=1050s

で、どの馬を注目したいかということだが、あまり多く上げると数撃ちゃ当たるになるので3頭に絞ってみる。

9 エアブライス2021

3代母がトゥザビクトリーを出しているフェアリードール、祖母ビスクドールもブラックタイプを多く出している優秀な系統。
形は丸みがあってまだこれからだが、ベース自体はなかなか良さそうなので、子供の頃地味だった子が大人になって美人になるようにガラッと変わる可能性に期待。
動きの方もまだまだ幼く平凡だが、調教や成長でどこまで変われるか。
父タルマエ産駒が予想通りの地方コツコツ型でパンチ力に欠けるのも懸念材料。

19 インヴィンシブルタッチ2021

動きは成長期待だがフォルムや肉付きはなかなか良さげ。
芝向きな気はするもののダートでもそこそこやれそうではある。
母系がもっさい上に父サトノダイヤモンドが今のところ他のディープ産駒同様なかなかスピードを伝えきれていないように見えるのが気がかり。

44 スルージエアー2021

なんと言ってもウインドインハーヘア牝系は魅力。
母の産駒成績は今の所しょっぱいが父MYBも爆発型のようだしDソトガケのようなポテンシャルを秘めている可能性もなくはない。
動きは単走ながらしっかり走れているし、身体はまだヒョロいところもあるが充実したらなかなか期待できそう。もち順調に行くことが前提ではあるが。

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