オナイの馬たち
馬にとっては1nmほども気に掛かることはないだろうが、人間としては同じ年に生まれた存在というものには(勝手に)親近感を覚えるものだ。
筆者は1983年生まれであるため、↓のようなタメ歳の馬がいる。
なかでもダンシングブレーヴとストームキャットはサラブレッドの歴史に残る働きをした馬たちであり、彼らは1983年生まれの星と言えよう。
日本でも初の牝馬三冠(秋華賞がなかったのでエ女だが)を取り、殿堂入りしているメジロラモーヌがいる。 この年の日本馬は牝馬に重要性が偏っている気がしないでも無い。
彼らほど活躍が際立ってはいないものの、トニービン、ウッドマン、サザンヘイロー、グリーンデザート、ホーリックス、オジジアン、ラストタイクーン、ワージブ、マニラ、ブロードブラッシュといった面子は格式あるレースの勝利者であったり血統表に名前を見かけることができる。
そして日本に忘れてはいけない一頭がいる。
そう、オオシマナギサとの配合で一世を風靡したこの馬である。
実はオオシマナギサにはグレートローマンの方がいいのではという説もあるが、無料種牡馬と安価な初期繁殖牝馬とでお手軽にGIを勝ちまくる馬が出てくるのはダビスタというゲームの枠を超えたインパクトを残した。
同じく1983年生まれのファーディナンド同様、おそらく廃用後はお肉になってしまった可能性が高い上にまったく問題にされなかったマチカネイワシミズだが、多くの古参たちに彼の名は記憶に刻みつけられている。
なお、筆者は人類の歴史にも血統表にも名前を残すことができない可能性が極めて高いことを記しておく。
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