ケンタッキーオークス 2022所感

米国トップクラスの祭典であるケンタッキーダービーの影に隠れがちなケンタッキーオークス。
が、日本でも馴染み深いグッバイヘイローはじめ、レイチェルアレクサンドラやラグズトゥリッチズといった名牝に最近ではモノモイガールやマラサートなども勝っている。

今年の有力馬は5頭に絞られる。

ネスト
ぬかるんだ馬場のアッシュランドSを圧勝。
去年のマラサートもモノモイガールもここを勝っているしケンタッキーオークスとの相性は良い。
カーリン×エーピーインディ肌と今ではちょっと古い配合だが、まだまだ強力な馬を排出できるようだ。

シークレットオース
GI勝ちは無いものの、ハニービーSは楽勝で前走アーカンソーダービーでは牡馬相手に3着につけた。
実力はありそうだがトップクラス層相手だと堅実型か?
貴重なアロゲートの肌馬で母系にクワイエットアメリカンが入っている。

エコーズールー
無敗のガンランナー産駒。
父ガンランナーが本格化したのは古馬になってからだったが、産駒は仕上がりが早いのものも多い。
母系にエコーエコーエコーというおふざけが効いた名前の馬が入っている。
去年のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬で既にGIを3勝。しかもどれも高パフォーマンス。
前走は際どい勝利だったが叩かれて良化していれば実績的には最有力。

キャスリーンオー
GI勝ちは無いが、無敗でGIIを2勝している。
前走ガルフストリームパークオークスではゴッデスオブファイアーと共に他馬と次元が違う走りを見せた。
今世代好調のアップスタートに唯一ゼニヤッタを破ったブレイム肌。

シャハマ
無敗でUAEオークスを勝っているマニングス産駒。
UAE所属の馬だが米国で生産されている。
無敗組ではあるがすべてドバイで挙げた勝利だしどの程度通用するのか未知数。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?