ライブ用ローファイ・ドラムの道①
結論出なかったので、②に続きます。
最終目標
ライブでも通用する/再現性のあるローファイなドラムの方法を探る
前提:ローファイとは
ローファイと一括りにされていますが、ざっくりローファイ・ドラムは3種類くらいに分類できると思います。
①非楽器系
ジャンクやスカム、あるいはインダストリアルなどの「通常のドラムと違う音が鳴っている」という意味でのローファイ・ドラム
②歪み系
「歪ませている」という意味でのローファイ・ドラム。マッシブ・アタックとか?インダストリアル方面でもあります。
③フィルター系
「こもっている」「フィルターがかかっている」という意味でのローファイ・ドラム。バンド系だとやりがちかつ効果は結構でかい。1曲通してやる人は少なめ?
↑これは歪ませてもいますが、わかりやすいやつとして。
打ち込み〜録音的には②と③の融合でなりたっている場合がほとんど。昔の録音もゆるやかに②と③の融合だったりします(低解像度&テープ特有の歪みなど)。かつ楽器自体は「ある程度普通」→ミックスでの加工が、聞いたことある良い感じの音になりやすいです。
なぜ生音でアプローチしなければならないのか
多くの場合、エンジニアはどんな機材を使っていても(現在でいうところの)「綺麗な音」「一般的な音」に持っていきがち。これは(僕の)エンジニアとのコミュニケーション不足とも言えつつも、「録音した音から超加工してください」というオーダーの方が特殊ではある。
そしてライブではなおさら難しく、会場での加工が難しい&「もしかするとチューニングが失敗しているかもしれない」懸念で、意識的に結構ボロボロの機材を持っていってもパワフルな感じになったこと多いです。
なので一番良いのは、「生音から誰が聞いてもわかるようなローファイなドラムの音を鳴らす」です。
しかし元々は録音だからこそ出来た加工物。どうやって再現すれば。
先人たちから学ぶ
?estlove
薄型のスネアでヒップホップのサンプリングのフィルター感を再現。
Daru Jones
生音としてのアプローチという意味では最前線のうちの一人?単体だと謎な音色なんですが、アンサンブルに混ざると確かに納得感あり。
JD BECK
今は結構普通の機材になっているんですよね。昔はガムテープぎちぎちというイメージでした。
Dan Mayo
最近はエフェクト強すぎるんですが、ここらへんまでは(参考になりそうという意味で)良い塩梅な気がします。
レゲエ系でも良い人いそうなんですが、動画見つからず。
機材メモ
A&F Drum Co.
Dan Mayoはまさに。そしてしっかり高い。
穴空きシンバル系
特殊すぎて使い辛い時あるんですが(あと個人的に狙っているローファイよりは「わざと感」が出過ぎな気もするんですが)、むしろそれくらいわかりやすい方が伝わるという話なんですよね。
解決しないまま続く!
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