PBP2023備忘録 Part1

【はじめに】
Paris-Brest-Parisの存在は、サイスポの記事で知っていたが、「すげーな」と感じる程度でしかなかった。2018年からブルベを走り始め、SR認定を受けても1200kmはあり得ないと思っていた。だがSRの次の目標としてチャレンジしたBRM501 広島-舞鶴 1000kmを2022年に5時間以上残して完走。「もしかして自分もPBPが走れるかも」と感じ始めた。それから情報を集め、1000kmの次のチャレンジとして「PBP時間内完走」を設定。2023年の目標に据えた。
無事時間内に完走できたが、備忘録としてまとめておこうと思う。今回は手配準備編。

  1. 日程
    前日受付の前日(スタート2日前)に到着、ゴール翌々日のパリ発とした。
    1000kmゴール後のダメージから翌日朝のフライトまでにパッキングはきついと思い1日余裕を持ったが、結果的に正解。ダメージは想定よりも少なかったため、ゴール翌日はパリ観光サイクリングに充てることができた。

  2. フライトとホテルまでの移動
    JALのマイルが溜まっていたので、特典航空券にて手配。直行便は取れず、OneWorld提携便(JAL&Finair)の組み合わせとなった。フライトは
    8月17日夜発の羽田→ヘルシンキ→CDG夕着 (トランジット9時間)
    8月26日朝初のCDG→ヘルシンキ→羽田昼着 (トランジット2時間)
    疲労を最小化するため、ビジネスクラスにて手配。しっかり寝れたおかげで、快適に移動できた。復路はブルベ腹対応で機内食追加頼めて助かった。往路トランジットでは市内観光とアウトレットで忘れたネックウォーマーを購入。
    空港からはトランスファーサービスを頼んでいたが、ドライバーと合流できず。結果的には現地到着後、ホテルチェックアウト後Uber捕まえるのが確実かつ安い。(同サービスを予約した友人や復路も合流できず、外れの会社だった)

  3. パッキング
    プラダンで自作。ネット上に色々情報あり、自分の自転車に合わせてアレンジした。油圧ディスクかつケーブルフル内装のためハンドル外さず、フレームとホイールは別の箱とした。サイズを抑えるためシートポストは抜き、ディレーラーを外し、ハンドルは角度を変えておく。箱にはヘルメットとシューズ、ドロップバッグも収納。ホイールの箱は、ショップでもらったものを補強して使用。Di2のバッテリーは外しておいた。それでも210cmサイズになったが、重量は13kg程度。往復とも特に指摘なくエクストラチャージもなかった。ホイール箱は190cmで10kgで問題なし。なおジャパンタクシーには長辺120cmでも後席足元に横積み可能だった。
    他の荷物は機内持ち込みサイズのリュックに押し込んだ。

  4. ホテル
    移動の便と周辺環境を考慮し、Saint-Quentin-en-Yvelines駅前のB&Bを予約。他参加者も見られた。走行中は不要荷物を預かってもらい、スタート日はLate check-outとし、可能な限り休息を取った。ゴール翌日の朝食には、Paris-Brestの提供もあった。ただ、野菜類の提供は無し。

  5. 外貨
    キャッシングにて対応。都度手数料取られるので、回数は抑えるのが吉。PC内やレストラン、コインランドリーまでほぼ全箇所カードが使える。

  6. 通信手段
    OrangeのEurope travel eSIMを購入。予めアクティベートしておき、ヘルシンキ到着時から使えるようにしておいた。データ容量は8Gで充分、走行中はネットやSMS見ている時間が惜しく、データ通信量は少ない。

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