PBP2023備忘録 Part3

今回は走行プラン編です。

1. 基本戦略
   - 全てのPCクローズ時間厳守。
   　基本ルールに沿って走行し、認定漏れリスクを抱えない。4時間残しの計画だったが、2時間20分残しでの完走となった。
   なお、ログ見ると実走行は50.5時間、37時間も止まっている。次はもっと上手く走れるだろう。
   - 初めてのPBPで勝手がわからないので、PCやWPで急ぎ過ぎずない。
   　焦りはミスに繋がりがちなので、無茶しない。結果ほぼ全てのPC/WPで食事含めてしっかり休憩をとった。おかげで平均速度は伸びなかったが、脚は最後までまわった。
   - きちんと仮眠をとる。
   　自分はしっかり休んで走るタイプなので、毎晩3時間以上仮眠をとり回復させる。
   往路　VILLAINES-la-JUHEL 1.5H → 予定通り1.5H
   　　　SAINT-NICOLAS-du-PELEM 4H → 予定通り4H
   復路　GOUAREC 4H → 場所変更　LOUDEAC  3.5H
   　　　VILLAINES-la-JUHEL 4H → 短縮　1.5H
   往路はほぼ予定通りだったが、復路は徐々に時間押して睡眠時間削る。だが、その分道端やPCで寝ている。GOUARECの仮眠所は露地にコットで寒くなりそうだったのでLOUDEACに変更。ところが他のライダーに寝床間違えられ、荷物も行方不明に。何とか荷物を見つけて別のベットをあてがってもらったが、起床リクエスト時間を30分以上遅れてから起こしに来る等不備が満載。二度とLOUDEACの仮眠所は使わない！対してVILLAINES-la-JUHELは満足。厚みのあるマットに毛布、そして綺麗なトイレがある。子供達にもらった絵葉書送り返してあげよう。
   シャワーと歯磨きはリフレッシュになります。

2. 走行戦術
   PC混雑を嫌い、20時スタートを選択。でも前のGr.に追いついてしまい、少し混雑に巻き込まれる。だが想定より遥かにレストラン等も空いていたので、上記戦略どおりに走れた。
   友人含め4名でスタート。ペースの合う2名でローテ回す作戦。これはアタリだった。眠くなったら話をする、気が落ちてきたら励ます、物資のやり取り等サポートし合えたメリットは大きい。結果1200kmフルでのパックとなった。
   乗れる列車には乗る。ロードは数だ。積極的に乗って可能であれば協力する。背後に付かれた時は引いたあと優しく前を譲り、ローテを促す。大抵は協力してくれるが、気がついたら後ろはちぎれていたケースの方が多かった。
   平地はDHバーを活用しつつ巡航、登坂は無理せず回してクリアする。
   私設エイドも積極的に活用、特に復路は暑さもあり給水頻度が増加。コーラやスナックも出してくれるところを狙ってご厚意をいただいた、感謝。特に1080km地点付近、深夜眠くて仕方なかったところコーヒーをいただき復活。横を見ると仮眠所まで用意されていた。子供2人で切り盛りしており、すごいなあと。
   眠くなったら無理しない、道端の芝生では一度だけ15分仮眠、PC12と13のレストランでは突っ伏して20分ずつ仮眠。芝生は良さげなところを吟味すると良い。顔にタオルかけると寝やすそう。民家のエリアは手入れがされており居心地よく感じた。欧米人はサバイバルシートにくるまってどこでも寝ていた。そりゃ富士山でも寝るわな。

3. 食事
   バランスの良い食事を心がけ、野菜やフルーツ、ヨーグルトを積極的に摂取した。基本食べたい時に食べたいものをだったが、不足しがちなビタミン類はサプリで補完。フランスはパン🍞が美味しいので、パン好きの自分には天国だった。朝食はクロワッサン🥐とフルーツ🍎、ヨーグルトとコーヒー☕️がルーティンとなった。
   ただ一点失敗したのは、往路PC2 FOUGERESでいきなりでかいチーズケーキとチーズたっぷりのラザニアを食べ、胸やけ。以降暫く胃もたれが続き、翌々日まで影響が残った。消化も考慮しましょう。
   水は給水所のもので問題無し。一部カルキ臭の強いものもあったが、大した問題ではなかった。なお、ダブルボトルを強く推奨。

ところで、PBPでは初見のウェアや機材は使わない方が良いです。何度か海外サイクリングしてますが、慣れたウェア/機材でないとトラブルの元になりやすい。海外では日本のようにトラブル解消できるとは限りません。簡単にはトラブル解消できないケースが多くあります。ここぞとばかり気合を入れる方もいらっしゃいますが、私はあまりお勧めしません。

バランスの良い食事@BREST

胸焼けの原因@FOUGERES

フルーツとヨーグルト大好き@TINTENIAC

完走目処つき勝利のステーキ@VILLAINES-la-JUHEL