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株式ってそもそもなんだっけ?

こんにちはTomoです。
また雪が降って寒くなりましたが、体調はいかがでしょうか。
コロナウイルスも流行っているので、皆様いつも以上の免疫力upをしていきましょう!

さて、前回のブログでは、2022年4月に株式市場が再編されるという話をしました。
これまで「東証一部」「東証二部」「マザーズ」「JASDAQ」の4つだったものが、「プライム」「スタンダード」「グロース」の3つに再編されますが、現在の情報では、あまり大きな変化はないのかなというところでした。

今回は、基本に立ち返ります。
「そもそも株って何?」とか、「市場って何?」とかそういったところをおさらいして行きましょう。
「株式投資」をオススメはしますが、そもそも何してるのか?というところがわかっていないと、株式投資がブラックボックス化してしまい、不安になるのも仕方ないと思います。
基本を学ぶことで、私をはじめとしたブロガーやYouTuberの情報を取捨選択し、自分なりの答えを導き出せるようになっていただければと思います。
それでは初めていきましょう。

株式とは?

株式とはそもそもなんなの?疑問があるかと思いますが、一言でいうと「企業の所有権」です。
株式を持っている人を、「株主」と言いますが、株主は企業を所有している人ということになります。

もう少し具体的に話すと、会社にも色々な種類がありますが、その中でも「株式会社」というのは、株式を発行し、株式を誰かに渡す対価として資金を集め、運営していく会社です。
株式はその会社にお金をくれた人(=株主)の証明書のような役割があります。
株式会社にとって、株式は資金調達方法の一つになります。

また、株式会社は株主から集めたお金を元手に、
事業を開始→利益を出す→事業拡大→利益を出す→事業拡大→・・・
を繰り返すので、出資者がいないと何もできません。
なので、企業は株主に対して、感謝を込めたプレゼントをあげたりします。それがいわゆる「配当」です。

まとめると、株式を持つことで、以下2点の権利を持つことができます。
①企業の所有者としての権利
②企業から「配当」を受け取る権利

株式を持つことのメリット

ここからは株式を持つことのメリットを説明していきたいと思います。
先ほど、株式を持つことで得られる2点の権利について説明しつつ、皆さんが1番気になっている「株式を売買することで利益を得ることができる」という部分の説明をしたいと思います。

メリット①:企業の所有者としての権利を得られる

分譲マンションを購入された方とかは、管理組合のメンバーとなり、マンションの改修工事に関して賛成か反対かを問われたことはあるかと思います。
(私は賃貸暮らしなので、ないですが、、)

企業が複数の株主が所有しているものなので、同様の事象が発生します。企業として、新しいことを始めたりするためには、所有者である株主の同意が必要になります。
その同意を得る会を「株主総会」といいます。

「株主総会」では色々なことを決めていきます。例として以下を挙げてみます。
・前年の企業成績をもとに、配当金をいくら株主に還元するか
・経営者の選出 等
株主総会に出ることで、反対である旨を伝えることもできます。
(ただし、株式の保有率によって発言力は変わるのでご注意を)

メリット②:企業から「配当」を受け取る権利を得られる

株主総会で同意を得られた、配当金を株主は受け取ることができます。
上場企業ではあまりないですが、中小企業であれば配当金を0円とするところもあります。
先に述べたように、所有してくれている株主に対するプレゼントです。

また、配当金だけでなく「株主優待」という形のプレゼントをいただける企業もあります。
大手飲食チェーン企業であれば、企業に属する飲食店で利用できるクーポンであったり、航空会社であれば無料搭乗券なんかを貰えるケースもあります。
TV番組で、株主優待だけで生活をしている方が特集されたりしておりますが、まさにあれです。

ちなみに投資家用語ですが、配当金のように所有していることで得られる利益のことをを「インカムゲイン」といいます。不動産投資による家賃収入も「インカムゲイン」にあたります。

メリット③:株式の売買による利益を得ることができる

こちらが、株に興味のある人が1番イメージの湧くことかと思います。
一般の方が想像する「投資家」というのは3つも4つも画面を凝視して、タイミングを見て売買をすることで、資金を増やしていくというイメージがあるかと思います。

こういう人たちを一般的に「トレーダー」とか「投機家」とか、そういった呼ばれ方をします。彼らのように売買による株価の違いにより、儲けることを先ほどのインカムゲインに対して「キャピタルゲイン」といいます。

株式を持つことのデメリット

株式をもつデメリットは数は少ないですが、紹介をしていきます。

デメリット①:損するリスクがある

株式投資をしない人が1番気にするのが、この「損するリスク」だと思います。
株式の価格は日々動いています。トレーダーの人はその値動きを読んで儲けますが、当然、株価が暴落することなんてザラにあります。
リーマンショックやコロナと言った全世界的要因もありますが、企業の業績がよくなかったとか、そういった理由でも株価は下落します。極端な話、自分が出資していた企業が倒産した場合は、価値がゼロになるなんてこともありうる話です。

デメリット②:元本が大きくないと利益は小さい

デメリット2つ目は「元本が大きくないと利益が小さい」ことです。

配当金等によるインカムゲインを狙う方についても、企業の配当金は1株あたり10円や、100円程度が多いです。一株の値段にもよりますが、数万円単位の配当金が欲しいという方は、少なくとも50万円程度が必要になります。

売買によるキャピタルゲインを狙う方も同様です。株式の値動きは日々前後しますが、よほどの問題が起こらない限り、せいぜい多くても1,000円程度の値動きです。
手数料等も考えると、同じく50万円程度は少なくとも必要かなと思います。

デメリット③:株価を気にしすぎてしまう

3つ目に「株価を気にしすぎてしまう」というのがあります。1社に決めて株式を取得すると、その株価が気になるのが人間です。
株価はリアルタイムで動くので、9時に株式市場が開いたタイミングや、15時に閉まるタイミング。さらにトイレの中でも気にしてしまう人が多いです。

(参考)上場とは?

株式の基本はここまでで、大枠は説明しました。参考として「上場」について説明していきます。

上場すると「自社の株式を一般公開する」ことができます。私は魚釣りでよく例えるので、そちらで説明します。

釣りをしたときに、その魚を豊洲市場に持っていく人は中々いないと思います。自分自身で料理して食べたり、友人にあげたりすると思います。
釣りが慣れてきて、自分が食べる以上の魚が釣れるようになったら、「これ市場に出した方が良くね?」と考え、しっかり漁師としての登録をして、自分の釣った魚を豊洲市場に出すことができます。
豊洲市場に出ることによって、いろいろなお店やたまには個人の人が自分の魚を買うことができて、利益が生まれ、その利益で生活したり、さらに良い釣具や機械を買って・・

株式も流れは一緒です。最初は自社の株式を市場に展開する人はいません(正確にはできません)。家族に分けたり、創設者・役員に振り分けたりします。
ある程度会社が大きくなったら、「よし!俺らの株式を市場に出して、勢いをつけよう!」ということで「上場」を目指します。
上場するには、証券取引所に対して、上場申請をします。それなりに厳しい審査を乗り越えて上場すると、その株式が株式市場に公開され、我々一般人にも購入可能になるという流れです。

釣りの例と異なる点は、今回は「株式=所有権」になるので、1人に独占されると乗っ取られてしまうという点です。

このように、株式市場にて自社の株式を公開させることを「上場」といいます。
我々一般人が株式投資する場合は、この上場した株式を購入することになるので、必ずしもなんでも企業の株を買える訳ではありません。
例えば飲料メーカーのサントリーとかは上場していないので私たちは買えません。

株式に関するアドバイス

さて、株式についての基本知識と、保有することのメリット・デメリットをまとめていきました。
やはり、デメリットの壁が大きいのでいざ株式投資を行うのは不安という方も多いかと思います。

そんな方にいくつかアドバイスをしたいと思います。

アドバイス①:個別の株は自分の好きな企業のみにする

個別の株式を購入することは、リスクが伴います。そのため、個別の株式を購入する場合は自分の好きな企業・応援したい企業にしましょう。株主優待を目当てにしてもいいです。
例えば、以下のようなパターンがあります。
・旅行が好きで飛行機をよく使うから、航空会社の株を買おう
・ホテル会社の株を買うと、年に1回無料宿泊券をもらえるから、年一の贅沢を
 するために買っておこう

それくらいの気持ちであれば、株価の乱高下をあまり気にしなくなるので、オススメです。
あと、自社株という手もあります。「自分が頑張れば株価が上がる!」という気持ちで仕事するのもいいかも知れませんね。

アドバイス②:個別株よりも、投資信託を買う

「株式投資で稼ぎたい、副収入が欲しい」という方は、個別株よりも投資信託といった、パッケージ商品を買いましょう。まず、これらの用語を説明します。

投資信託というのは投資を“信“じて“託“します。
具体的には、いろいろな人からお金を集め、それをプロの投資家が運用し、得た利益を集めた人に分配する仕組みです。
細かい仕組みは省きますが、投資信託では、基本的に複数社に分散して投資することができます。各投資信託がどこに投資するかというのも全て記載されていますので、その中から選ぶことをオススメします。

複数社に分散すると、1社の株式の株価が下がっても、その他が上がればトータル損しなくなります。いろいろな業種・国に分けた分散投資をすることで、元本割れ(=損する)リスクは減りますが、投資信託を買うことで、それが簡単に実現できてしまいます。

ただ、デメリットもあり、それは「稼ぐのには時間がかかる」ことです。投資信託で儲けようと思うと10年−20年スパンで考える必要があります。
リスクが減りますが、その分見返りも小さくなってしまうのが、デメリットになります。
が、預金金利0.001%に比べると投資信託は3%以上になることが多いので、預金として寝かすぐらいなら、投資信託で寝かせた方がいいと考えます。
※株式投資同様、元本割れするリスクは減りますが、ゼロではないのでご留意ください。

アドバイス③:小さい額で積立投資

先ほど、複数社に分散することで、元本割れリスクを減らせることができると話しましたが、時期によってもリスクは軽減されます。

一回で投資信託を買うと、その日に対して株価が上がれば儲かり、下がれば損します。
一方で、毎月同じ金額で積立投資をしていくと、損するリスクは下がります。
ドル・コスト平均法というのですが、説明します。

ドル・コスト平均法を用いて、毎月同じ金額ずつ株式を買うと、
 株価が高い時:購入量が減少
 株価が低い時:購入量が増加
していきます。これは当然と思いますが、これがすごいカラクリになるんですね。

りんごを例に問題です!
ある人は毎月りんごを10,000円分購入します。
 1ヶ月目は100円/個だったので、100個のりんごを買いました。
 2ヶ月目は200円/個だったので、50個のりんごを買いました。
 3ヶ月目は50円/個だったので、200個のりんごを買いました。

4ヶ月目のりんごは90円/個でした。この時点で彼は儲かったのでしょうか?

正解は「儲かっている」です。
「あれ、当初買った金額、3ヶ月間の平均よりも低いし、本当かよ?」って思う方もいると思います(私は最初聞いた時、そう思いました)

細かく見ていくと以下の表になります。ポイントは「平均取得単価」です。

この表で表される通り、3ヶ月目終了時点での平均単価は85.7円<90円となるので、4ヶ月目時点で、彼は儲かっていることがわかります。

ドル・コスト平均法の理屈はなんとなくご理解いただけたかと思いますが、私がいいたいこととしては、
「下落しても買い続ける。そうしたら、いつか得する」ということです。
先にも述べたように長期スパンでの話になりますが、定額で毎月積立をオススメします。

終わりに

さて、今日は株式の基本と、投資する場合のアドバイスを紹介してきました。
既に投資を始めている方にとっては、釈迦に説法であったかも知れませんが、このような基本のキをしっかり理解することが、失敗しない一つの方法だと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
私の知識が少しでも誰かの役に立てばと思い、少しずつ記事を上げていきたいと思います。
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疑問点や、こういう話をしてほしいといった要望も募集しておりますので、コメント欄にお願いします!

今日もありがとうございました!!

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