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造園業ってどんな仕事やってんだい? #0073

どうも、norra です。
そもそもイメージのつきづらい造園業って何やってんの?っていう内容を書いてみましょう。
造園は概ね以下の内容のいづれかに分類できると(勝手に)思っています。

①新しい庭をデザイン、施工する
②使用しなくなった庭の伐採、解体
③既存の庭のメンテナンス

まあ割と読んで字のごとくです。

①新しい庭を作る!

①は最も一般的なもので、一番楽しい仕事ですな。デザインと施工を分けるところもありますが、ワタクシはいわゆるひとり親方なので、全部やります(この辺は変えていこうと思っているが)
施工は、レベルを取ったり、土を入れたり石を入れたりと、とにかくひたすら地味な作業が続いて、最後に木を入れる感じです。地味で体力使う仕事が長いので、木を入れる段になると楽しい感じになります。植栽はホントに最終段階なので、それまでが「仕事」って感じですな。

これは新築、既存住宅両方仕事としてはあるのですが、予算的には既存住宅でのデマンドが多く、しかし理想的には新築時に造園も計画しておいた方が良い、という類のものです。

最近は、割と工務店さんとの境界線が曖昧になっているケースが多いので、場合によってはウッドデッキ作ったり、土間打ったりもよくやってます。

新しく作ったパターン

②伐採系作業

②はあんまりイメージないかもですが、地方だと最近一番多いです。

「庭じまい」のようなパターンが増えていて、「もう親世代が使わなくなったから片付けて」パターンですな。
社会的な背景として空き家が増えているのと、断捨離、終活などのブームも重なって、需要が増えていっているものだと思います。

個人的には、この類のものはうまくメンテナンスして次世代に渡していけるのが理想だと思っているのですが、「全部なくしたい」という心理も理解できる。
なので、残していく方向も探りつつ切る、ということが多いです。

今年はこの仕事多かったですが、これはひたすら切ったりする作業が多いので、かなり大変。あんまりやりたくない。

伐採ゴミもスゴイ
切りまくる

③メンテナンス

③はいわゆる庭師みたいなやつですな。
脚立を使ってチョキチョキ剪定していくものです。あまり庭に手をかける家がなくなってきているので、少ないと言えば少ないですが、仕事としては結構面白いです。

本当は、手に負えなくなって②になる前に③を継続していくのが理想です。庭としての価値も高くなるのですが、なかなかそうもいかない。
最近だと、住んでないけどキレイにしておいて、というパターンが多いかな。
木の生態を観察したり、技術の練習にもなるので良い。また、年数回確実に仕事になるので、こちらの事業としてはありがたいものではあります。

剪定中の様子

まあざっとこんなところですね。
ここに日本庭園や西洋風、ガーデン風などのテイストが入ってくる感じでしょうか。

この仕事のメリットやらデメリットは次回書いてみます!
ではでは〜。

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