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ひとりでやってみることの話

昨日voicy でこの話を聞いていて、あーわかる!と思った話。
https://voicy.jp/channel/2028/421322

木下さんとはレベルが全く違いますが、個人で事業をしている端くれとして、この中に出てくる「限界まで個人でやってみる」と言う話は、経験的に全く同じことを思うのです。
単純に自分は個人が好きだ、一人大好き!と言う性格もあるのですが、何か物事を始めるに当たっては、まず「個人的な動機」と言うのが軸になると考えています。個人の動機である以上、一人で始めるのは当然なのです。ところが、この辺りがわかっていないことが特に会社員には多いように思う次第です。元会社員としては実感すること多しで、また別の機会にこれは書きたい。

そもそも個人動機がなくなってることが多くて、まずここを見つけるのが一つ。で、動機を見つけるにも、まずやってみることが必要。で、それができるのかできないのか、続けるのか撤退するのか、一人でやるのか複数でやるのか、とにかく一通りやってみるのが大事だと自分は思うのです。そもそも個人の動機だから、全部自分でやってみたいわけだしね。

個人で事業をやるようになって、何から何までとにかく自分でやってみることにした。と言うか、やらざるを得なくなった。予算的な面とかでね。
お客さんを見つける、提案する、見積もって資材を手配、日程、プランを決めて施工。土を掘る、人力ではできないので重機を借りる場所を探す、重機を運搬する、おろして掘る、木を手配する、持ってくる、また重機で植える、土を入れる、下草を入れる、、。
一方、事業計画やファイナンスも見ないといけない。見積、請求、入金まで確認してそれをどんな投資に割り振るかとかも、、。
まあとにかく大変です。不足しているものに直面する、人に聞いてやってみる、解決する、また困難にぶつかる、策を練る、解決する、、この繰り返しになるわけです。

特に自分はこう言う方向性がもともと向いている、と言うのはある。何しろ、家まで自分で作っているので(頓挫中だけどね、、)。まあそれでも大変なわけで、だからそもそもの個人的な動機ってのは大事だよなーと思ったり。
しかしこうやって進めていると、気づかないうちにできることとできないことがわかるし、自分がやりたい仕事もわかってくる。例えば自分は、思ったより施工側がうまくないし、好きでもなさそうだから、業者に部分委託して、仕上げだけやろうとか。自分はわりと最初のプランを描いて、現実に合わせてそのプランを形にすることが好きだと言うことがよくわかったので、仕事はそれを中心に置くことにしよう、とか。
そう言うことがわかったのは、本当に良かったと思うのであります。

一方で、最近ではグループ規模でしかできないことがあったり、できないことがあると言うことも痛感している。
先日東京で事業をしている友人を訪ねて、実際の温室やレンタルの現場を見た。レンタル事業をやりたいけど温室と管理する工数が必要だよなーとか、メンテナンス要員がいるいないの違いはでかいな、、とか感じることが多かった。自分一人ではできる範囲が狭すぎて、大きなプロジェクトを見ると、うらやましくすら感じてしまった、、。
昔、長野で働いていた頃、働き先のオーナーに言われたことがある。「一人が二人になるだけで、できることが2倍にも3倍にもなる」。
実際その通りだと思う。自分ができること増やすための外部化、人とどうやって関わりながらやっていくのがこれからの課題だなーと思う次第なのです。

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