なぜ私はダウントンアビーが好きなのか

ダウントンアビーの映画版を観ました。ドラマの時からの大ファンでとても楽しみにしていたけれど、期待をうらぎらない感動でした。

ダウントンアビー(お城の名前)にはいろいろな人が住んでいます。クローリー家の人々。それから、使用人の人たちがたくさん。そのたくさんの登場人物のそれぞれの立場での悩みや葛藤、しあわせの形が描かれているところが魅力だと思います。立場はちがってもみんな一生懸命生きているのだということが人の心をゆさぶるのですね、きっと。私が好きなところは、過去の恋愛の話が出てきたりするところ。そういう思い出も大切にしながら、また人と出会っていくのもいいなと思います。

長いドラマなので、最初悪い人だと思っていた人や怪しいと思っていた人の意外な素顔や事情がでてきたり、成長していったり、ひとりひとりの個性もすごく詳しく描かれていていろんな人に感情移入してしまうのです。

今回の映画では、ドラマが終わってからと同じように数年がたっていて、子どもが大きくなっていたり、少女っぽかった女の子が大人の女性っぽくなってたり、若かった人が堂々していたり、大人達もそれなりにとしを取り・・・。長いドラマだったので、最初は電気とか電話とかなかったと思うけど、今回は掃除機も登場していました。ドラマが終わってから今までずっとダウントンアビーは続いているかんじで、なんか不思議な感じもしました。ドラマが終わってから私には私の生活があり悩んだり幸せだったりしてたけど、みんなもそうだったのね、みたいな。なつかしい人に会ったような気持ちになり、悲しい場面でないのに涙が出てきたりしました。ドラマの中で亡くなった人もいるのだけど、それさえも大きな流れの中でだんだんと受け入れていく感じがする。ほんとうにあたたかい人間のドラマだなと思いました。立場はいろいろだけど、みんながんばっているんだなと感じることで私も元気になるような気がしました。


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