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なぜ私はダウントンアビーが好きなのか(2)

ダウントンアビーにはたくさんの登場人物がいて、どの人が好きかなとか誰かと話すのも楽しいのだけど、私ももう一度考えてみました。「誰が好きかな?」と。その時によってちがうのだけど、今日は三女のシビルかなと思いました。そういえば、前にやってみた16Personalities という性格診断テストで私は「仲介者」になってて、そのタイプの有名人(実在じゃない人もいる)の中にシビルも入っています。

シビルは、秘書を目指すメイドの転職に協力したり、看護師になったり、運転手のトムを好きになったり、貴族のお嬢様でありながら自分の信じる道を突き進むとても魅力的な女性です。
姉妹はそれぞれ全く違った魅力があり、時代に翻弄されながらも、自分の幸せを見つけていきます。

ダウントンアビーは長いドラマなので、人々はにはいろいろな出来事が起こり、または過去に起こっていたりして、そのことに向き合っていきます。そのなかで当たりまえだけど、人は変化していく。その変化の過程がとても感動します。たとえば最初は気に入らないとか、嫌いだとか苦手だと思っていた人との関係がどんどん変わっていったりするところ。それは、お互いの変化や成長でもあるのですよね。過去に好きだった人が現れたり、新しい恋をしたり。これは若い人だけではなく、年上の人もです。今回改めてシーズン1から観なおしてみて、三姉妹の母であるコーラの魅力も再確認しています。コーラはアメリカからイギリスに嫁いできた人です。以前ドキュメンタリーで見たのですが、この時代はイギリスの貴族が財政難に苦しんでいて、アメリカのお金持ちの娘と結婚することで危機を乗り越えていたそうです。政略結婚ということで、お嫁にきた当時は苦労があったと思います。お姑さんであるバイオレットとの仲もドラマの初めの頃はそんなに良好ではなさそう。でもその関係も徐々に変わっていきます。夫のロバートともおそらく今のほうが愛し合っている感じです。

AH の原則に「変化をおそれる必要はない」という言葉があるけど、人はもともと変化に対応するのが苦手なものだと思います。それが例え良い変化であっても。でも、良くも悪くも選択することは自分で出来ると思うと、変わっていけるということが怖いことではなく、希望があることなのだと思えてきます。だから私は、このドラマを観るたびに感動し、いい気分になるのだなと。ドラマを観てない人は是非映画から。そして観た人の感想をたくさん聞きたいなと思っています。結局、昨夜はシーズン2の途中まで観てしまいました。

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