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乳歯が生えてくる際のTeethingとは?

こんにちは。

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カナダ在住薬剤師の卵、Tomokoです。

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生まれたての赤ちゃんには歯がありませんが、いつから生えてくるのか

日本の知り合いの子供の歯が生えてきた時に、別の海外の知り合いの子どもの歯が生えてくるのがあまりにも早くはないか?と話題になったことがあります。
同じ人間だけど、やはり遺伝子などで歯が生えてくるスピードもお国柄で違ってくるのかな?と。

そして、今回薬学の勉強をしているところで、乳歯についても勉強する機会があったので改めて日本とカナダの違いを比べてみました。

1.乳歯が生えてくるのは早くて6ヶ月頃から

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下の真ん中の歯のCentral incisor 乳中切歯 が一番早く生えてくる歯ですが、この歯が生えてくるのは日本では平均して8ヶ月であるとされていますが、カナダでは早くて6ヶ月です。18ヶ月以上たっても生えてこなければ、医師に相談するようにと推奨されています。(カナダAlberta 州のMyHealth.Alberta.ca

その他は、だいたい同じ位のペースですが、初めの2ヶ月って大きいなあと思います。この違いはいったい何なのでしょうか?これは分かりません。

ただ、それに伴って日本よりも平均して2ヶ月早く歯が生えてくることが考えられます。これは個人差が大きいものですし、日本でも早めに歯が生えてくる赤ちゃんがいると思います。あまり心配しすぎずにいて良いのだと思います。国によって違うのはあるのかなと思います。

これがもしも、両親が日本人と日本以外の国のミックスの赤ちゃんであれば、日本に基準ではなく海外基準で考えたほうがいいのかもしれないな、なんて考えます。

2.Teethingとは?

初めて生えてくることをTeethingと言います。歯のことを、『Primary teeth 乳歯』といいます。これは、6ヶ月ころから始まると言われていますが、3ヶ月〜12ヶ月の間に始まるとされています。そして、3歳になるまでに、20本の歯が揃います。

Upper teeth 上顎の歯は、Lower teethe 下顎の歯の1~2ヶ月後に生え始めます。

3.Teething による症状は?

多くの場合、歯が生えてくる時に赤ちゃんはDrool よだれを垂らします。歯が生える時に、赤ちゃんは何でも口に入れたがりますが、これはoral discovery phase of development 経口発見過程の一貫で、この時に自分の歯が生えてくることを認識し始めているのでしょう。

歯が生えてくる過程で、cranky 不機嫌になる場合もあります。歯茎のことをGum といいますが、このGum に、Soreness 痛みやSwelling 腫れが伴うことがあり、これが原因でcrankyになっていることがあります。乳歯が生える際は、歯茎を突き抜けて生えてきますが、歯が出てくる3~5日前から症状が出る場合があります。

乳歯が生えてくることを、Erupting toothと表現します。Eruprtingとは、別の意味で"噴火""爆発"の意味もありますが、医学用語では、歯が生えることを言います。

すべての赤ちゃんがTeethingによる症状を示すわけではなく、起こったとしても、通常は歯が生えてくれば症状は治まります。万が一、収まらない場合は歯科医師に見てもらいましょう。

4.Teethingの症状を抑えるためには?

カナダAlberta 州のMyHealth.Alberta.caには、症状、対応、歯医者にかかるべきときなど...かなり詳しく書かれています。今回は、それを抜粋しました。

ー手を綺麗に洗って、指で優しくこする。
ーTeether 歯固めを使う。
ーOTCの鎮痛剤を使用する。

この、OTCの鎮痛剤で重要なのが薬剤師の役割!
Aspirin系の鎮痛剤は、Rye syndrome ライ症候群を引き起こすため、18歳未満の子供には禁止です。

日本では処方箋医薬品である薬も、カナダではOTCとして売られていて、薬剤師に聞かなくても購入できてしまう薬も中にはあるようです。が、自己判断で購入せず、薬剤師に相談することも大切です。

【Vocabulary 単語】

Gum : 歯茎
Primary teeth:乳歯
Drool:よだれを垂らす
Erupt:(歯が)生える

参考
Canada Teething
歯の知識
歯科素材.com

*この記事は、私が日々勉強する中で得ている知識を元に書いています。事実に基づいた作成を心がけているつもりですが、自己判断にて読んでください。

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