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【映画鑑賞備忘録④】中国映画「ボーン・トゥ・フライ」(中文标题:长空之王)

中国映画が日本の映画館で上映されるのはまだとても少ないので上映が決まれば内容が相当興味がないもの以外はともかくいつも一応勉学のために観に行っている。今回はあっ、中国空軍の話かーでも王一博だし、一応行っておくかと映画館へ足を運んだ。

内容は想定内で通常なら男性向けというか、一言で言ってしまえば中国空軍がステルス戦闘機を開発していくそのパイロットの背景を描く作品。まあ女性にはあまり興味がわかない題材。公開2日目に行ったのだが客席稼働率は約70%、男女比は2:8で圧倒的に女性が多かった。こんなステルス戦闘機開発の内容で女性が多いなんで、まあ私同様に王一博のファンの女性が圧倒的に多いと感じた。中国語もチラホラ聞こえてきたので観客の2~3割は中国の方なのかなと思った。男性はほぼお一人の方が多く、中国映画が好きか戦闘機ものがお好きな方なんだろうなと感じられた。

この映画はやはり中国特有だなと。この映画を見て空軍に入りたいとか
ステルス戦闘機の技術は素晴らしいとか憧れてしまう人も出てくるかもしれない。日本では考えられない設定であった。

がしかし、途中つまらなくなるかなと思ったんですが、それが結構楽しめた作品でした。映画製作としての映像の醍醐味が素晴らしかった。たぶんこれができるのは他にはハリウッド映画しかない。日本ではこの規模の映画製作は無理だと思う。映画の最初や最後のクレジットをじっくり観たが、何社での作品なんだろうと思わせるぐらいクレジットされる会社が多かった。それだけの予算が投じられたのも作品を観ると納得できた。途中、残酷なシーンは少々辛い場面もあったが、内容も途中、友情、家族愛、仕事に対する献身的な気持ちなど、細かく描かれていたので案外楽しめました。

中国語も専門用語以外はわかりやすい台詞等も多く非常に勉強になった作品でもありました。やはり事前情報だけでなく観てみるものだなと。

入場時にフライヤーが配布されたのがこちら

映画館入口で配布されたフライヤー

王一博の作品ばかりだけど、正直内容は超中国ウケの内容。他に良い作品
いっぱいあるのに、なんで出演者だけでライセンス決めちゃうのか不思議。

しかし王一博の人気だけで映画上映してしまう配給会社も頑張るなー(笑)

①作品名:「ボーン・トゥ・フライ」(中文标题:长空之王
(英語タイトル:Born to Fly)

②公開
中国公開日:2023年4月28日
日本公開日:2024年6月28日(中国公開後1年2ヶ月後)


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