スマートにアシンメトリー

ヘタミュ⑥

フランスお兄さんはさりげなくスマートにアシンメトリーを盛り込みました。
発色が美しい、という印象。
20代年間何度もパリと東京の往復生活していた頃。
パリの、日暮里繊維街みたいなところや蚤の市に通うのが好きで
休みの日は一日中生地やボタンを見て回っていたのを思い返しても
何でもかんでもとにかく発色が良い。
そんな発色の良さとさりげないおしゃれ　
を意識しました。
後身頃、実は全パーツ違うアシンメトリー。
衣装展は後身頃見れるのかしら？？

型紙は左右対称であれば
後脇身頃　表地x２
と左右対称のパターンになるはずが
お兄さんのパターンは全部パーツごとに丈が違うので
あれ？次のはぎ合わせはどれ？
ということになる。
デザイン画でみるよりパターンは違和感。

その違和感をお客様が観た正面からは一瞬気がつかないくらいの
スマート感を目指しました。
お兄さんの青、前回シリーズとは違う青で
差し色で赤を入れることでパキーンと派手になる。

でも寿里さんが着るとスマートに落ち付きます。
不思議。
アトリエで組み上がった時点では
アレっやりすぎた？？と実は若干不安でした。
創り出すと止まらないタイプなので（笑）
デザイン画ではリボンにするつもりでいましたが
（フランス王室題材にした某ばら好きの私はあの世界観大好きなので）
組上りつつの時点で
腰はリボンじゃない…と思い始め
ビジュアル撮影のメイク前ftgの際に決めようと、現場でつまんで決めました。