映画「トノバン音楽家加藤和彦とその時代」
加藤和彦さんのことを思うとき
私の心の中に重い金属の鉛なような物が落ちてきて心が潰れていく
悲しくて悲しくてとてもやりきれない
彼は私の子供の頃の憧れだった
1970年頃、洋楽の情報を得る方法は雑誌「MUSIC LIFE」だけだったあの頃
深夜のテレビ番組でたまに海外の音楽情報を紹介してくれることがあって、PVが見れたりする
その微かな奇跡を頼りに子供なのに深夜まで起きていたりする夏休み
そんな深夜のテレビで海外の音楽情報を語ってくれる
おしゃれで長身でイギリスロンドンの香りさえ漂ってくるような感じだった
素敵だった 加藤和彦さん
小2の学校帰り、みんなで笑いながらあの不思議な声を真似しながら歌った「帰ってきたヨッパライ」
スリーフィンガーのアコースティックギターの音に夢中になった今も大好きな「あの素晴らしい愛をもう一度」
この映画が始まってすぐ、アンコーさんが出てきた。オールナイトニッポンの水曜日だったかな。
アンコーさんはおじいちゃんになっていたけど元気そうで嬉しかった。
オールナイトニッポンのテーマソングを聞くと私は1970年頃の亀渕さんとか糸井さんとかのあの頃を思い出す
音楽に夢中になり始めた頃
小学生なのにオールナイトニッポンを聞きたくて必死で起きていた。
洋楽が聞きたかった。新しい音楽が聞きたかった。
加藤和彦さんのことを書きたいと思ったのに心の中に吹き荒れるこの気持ちを何も文字にできない。
ギターを弾きたくなった
「あの素晴らしい愛をもう一度」のスリーフィンガーと
「タイムマシンにお願い」のギターリフと
なぜかサイモンとガーファンクルの「ボクサー」を
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