またひとつ私は自分の心がわかって、またひとつ格好いい人間になってしまったぜ


元旦の夜。
わたしはひとり。
車を走らせ。
泣きながらイオンに向かっていた。

こどもたちは元夫と義実家へ行った。

私は家でひとりでお酒も飲めずにいるのはあまりにも寂しく感じて嫌で、
なかなか子供連れていけない場所…と、洋服をじっくり見に行くことにした。

道すがら、過去の元旦の出来事が蘇る。

去年は義実家のひとりが高熱を出したため、集まりはなくなった。

一昨年は、はじめて「私は行きたくない」と言い、元夫に罵倒され、元夫はこどもだけ連れてった。
私はひとりで家で深酒をして泣いてた。

その前は、義実家のみんなが談笑する中で、私はひとり、スマホいじってた。

あれ?コロナで集まりないときもあったっけ?
記憶が曖昧。

だけど、断片的にある記憶は、
嫌なことばかり覚えてる。

義母にされていやだったこと。
言われて嫌だったこと。
義父にされていやだったこと。
言われて嫌だったこと。
義姉にされていやだったこと。
言われて嫌だったこと。
義兄にされていやだったこと。
言われて嫌だったこと。

「それくらい」
我慢しろ。
「みんな」
我慢してる。

そんな言葉がたくさん聞こえて、
我慢できない私は、落伍者のように蔑まれた。

いやなことしないで、って、ただそれだけなのに。
聞き入れられない。
たくさん我慢して、我慢して、やっと言えたのに。

傷つきやすい私が駄目なんだろう。

じゃあ、傷つきやすい私は何のためにいるのだろう。

そんなことを、あの頃ずっと考えて。
とにかく義実家コミュニティから抜けたくて逃げ出した。
義実家の誰も好きじゃなかった。
とにかく合わなかった。

もともと、元夫とも話が合ったことはない。
私が合わせてた。
大好きだったから。
嫌われたくなくて。
だから、そりゃ、まぁ…私が悪いのよね。
むこうからしたら、騙されたってかんじかも。
従順なふりをして。
意見を言わず。勝手に溜め込んで爆発した厄介な女。
それが私なんでしょうよ。

しかし。
元旦に泣きながら湧き出てきたのは、
「義実家に愛されたかった」
という気持ちだった。

なるほど。
私は愛されたかったのか。

いい嫁であろうとしたけど、
愛されなかった。

もっと言いたいこと言えばよかったんたろう。
でも、言えなかったな。きっと。

もっと頼ればよかったのかもしれない。
でも、頼るなって言われてたしね。

まあ、もう、いい。

私は私の気持ちをわかってあげられて、
なんだか浄化したような気分だった。

なんか、私はまた格好いい深みのある人間になってしまったな…なんて、ひとりごち。
満足すらしたのでした。

良き年明け。

よい一年になりそうだ。


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