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全米PPA50歳+ピックルボールシングルスチャンピオンのダニーさんが教える"最も基本的なディンク"とは

みなさん、こんにちは。
ともきです。

先日、2024年3月某日に
✅ハワイ出身
✅元テニスプロ
✅DUPRシングルスランク4.7
✅全米PPA50歳+シングルスチャンピオン
のダニー・リーさんに大阪でクリニックを実施していただいたので、
備忘録としてメモに残したいと思います。

ディンクに特化した内容で、以下の通り各項目でまとめています。
ディンクの基本が盛り沢山なので、一読の価値アリです!


1.ディンクの種類

ディンクは大きく2種類に分けることができます。

  1. リフトディンク

  2. ヒットディンク

当日は1.リフトディンクのみ取り上げられました。
なぜなら、リフトディンクがディンクの中で最も基本的な打ち方になるからです。

2.最も基本的な「リフトディンク」とは

名称の通り「リフト」して打つディンクのことを呼びます。

この文章だけで終わってしまったら
説明でもなんでもなくなってしまうのでより詳しく説明します(笑)

まず、リフトを辞書で調べると以下のように出てきました。

「lift」とは、持ち上げることを意味する英語表現である。

実用日本語表現辞典より抜粋

辞書の通り「リフト」とは「持ち上げること」を意味します。

ダニーさんには約1.5時間のレッスンをしていただきましたが
何度も繰り返して「Hitではない!Liftだ!」とおっしゃていました。

どうしてもラケットスポーツでは
「ボールを打つ」と表現することが多いので
ピックルボールも「打つ=Hit」と認識しちゃいますが

こと、ピックルボールのディンクにおいては
「Lift=持ち上げる」を意識しましょう!

3.ディンクに必要なマインドセット

今回のレッスンで「リフトディンク」を取り上げることが説明され
早速、次はテクニックの話かな?と思いきや
「マインドセット」のお話からレッスンはスタートしました。

いくつかの項目を教えていただきましたが、
今回は3つだけご紹介します。

3-1.ディンクはゲームを楽しくさせる

これが1番心に残ったので、1番頭に持ってきました(^^)

時にディンクは「地味なショット」と言われます。

確かに、私から見てもダイナミックな動きや
スピードのある派手なショットにも見えません。

しかし、ダニーさん曰く
「ディンクはゲームを楽しくさせる要素の1つだ!」
と言います。

その理由は「1ポイントが長くなる」から。

ピックルボールのダブルスの場合、

いくらサーブ→リターン→3rdショット…とうまく打てても
キッチンライン(ノーボレーライン)付近に4人が揃いディンク合戦になった時に
すぐミスしてしまってはラリーは長く続かず、面白くありません。

また、ダニーさん曰くDUPR4.0まではディンクの質は求められなかったが
4.5以上に行くにはディンクのある程度の質は必須とのこと。

なので、ディンクは「地味なショット」「地味な練習」と
ネガティブに捉えず

「自分が大好きなピックルボールをより楽しいものにさせるもの」と考えましょう!

3-2.ディンクは積立投資のようなもの!?

ディンクと積立投資!?となった方も多いと思います。
まず何が積立投資のようなものなのか?以下2点です。

  • すぐに結果は出ないが、コツコツ貯めて(練習して)いく特性がある

  • 株式のようにある程度保有すれば、長期的に配当金(試合に勝つこと)を享受し続けられる

このようなイメージでディンクの練習に向き合うことが大切です!

ちなみに「配当金」というのは
ある企業の株式を保有している株主に
定期的にその企業の利益を分配することを言います。

3-3.ネットをリスペクトせよ!

次にダニーさんは参加者にこう質問します。

「最も嫌な敵は誰ですか?」
「ベン・ジョンズ?アナ・リー・ウォーター?」

ダニーさんより

「そりゃどっちも嫌だわ〜(笑)」
とか思いながら
私の知る限りのピックルボール選手を思い浮かべていましたが…

「答えはネットです(笑)」

ダニーさんより

いやいや、一休さん並みのトンチ効いてるやん!!(笑)
と関西人としてツッコミしたかったですが(笑)

まあ確かにネットは常に立ちはだかる壁ですからね。

プロはほとんどディンクでネットミスをしませんと。

なぜなら、ネットにかければ100%ミスですが
相手がベン・ジョンズやアナ・リー・ウォーターでもミスする確率は0%ではないからです。

要は「ネットを尊敬しろ!」→「ネットミスするな!」です!

4.ディンクのテクニック

テクニックはめちゃくちゃ教えていただいたので、箇条書きでお許しを。

  • 手首は緩める、リラックスする。

  • バランスを意識する→片足立ちで打ったり、脇にボールを挟んでいるイメージで、腕を伸ばして打ったりすることを控える。(ボールは体から遠いほどミスする確率が高い、プロでも)

  • ボールを近くで打つために足をシャッフルさせる(足をしっかり動かす)

  • 膝はventさせる。少し曲げて。

  • バックスイングは小さく。前を向いている自分の視野から見えなくなったらそれは引きすぎ。

  • フォロースルーもそれほど必要ない。いっても自身のヘソの高さくらいまで。

  • ヒットではなく、リフト。打つというより持ち上げる。

5.ディンクの戦略

こちらもたくさんアドバイスいただいたので、箇条書きでお許しを。

  • ディンクは続いて当然。ポイントを取ろうとするものではなく、speed-upでポイントを取るように組み立てる。

  • 相手が動かないで打てるコースに打たない。相手を動かす、その方がミスする確率が高くなる。

  • ディンクは上手くない方を狙う、狙われる。

  • 真ん中のボールは【Xの法則】で対応せよ→昔は真ん中のボールは「フォアハンドで打てる方が処理をする」が一般的であったが、今はもう古いセオリーとなっている。現在は対角線に飛んできたボールの軌道上に位置する人が対応するが一般的とのこと。

  • あと、真ん中のボールはペア同士で声を出す。

  • これは戦略ではないと思うけど「Be patient!」忍耐強くあれ!も連呼されていました。

6.ディンクの練習メニュー

  • 初めはパドルを置いて、膝を使って手でボールを投げる

  • 半面のストレートディンク

  • 半面ストレートディンクの中で相手を動かす

  • 半面のクロスディンク

  • 半面クロスディンクの中で相手を動かす

  • 4人でディンク→真ん中のボールは①声を出す②Xの法則を意識する

  • ゲーム

以上!

あとはピックルボールノートを作って
「日々の練習記録や思い出すことを書き溜めておきなさい!」
というのもアドバイスでありました!

なので、今回noteに記事として作成してみました!

ではまた別の記事でお会いしましょう!
アディオス!

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