「LIFE SHIFT」

「私の変化１」で書いたのだが、私は今人生の転換期を迎えている。

ある日、本を読むようになった私に社長が１冊の本をくれた。

本を読んでいると言っても当時私は本を読みだしたばかりで、苦労しながら読んでいた頃だった。

そんな私に「LIFE SHIFT　100年時代の人生戦略」をくれたのだ。

私は受け取った瞬間「分厚い本だな」と思った。

こんなしっかりとした本を開いたことがない。嬉しかったが、社長から頂くということもあり、しっかり読まなければというプレッシャーを感じてしまった。

だがこれが運命の出会いだった。

「LIFE SHIFT」

人間の寿命は延び続けている。特に日本人は世界的に見ても平均寿命が高く、今後も伸びていくという。
今の中学生の２人に１人は107歳まで生きるという統計があるそうだ。
100歳の誕生日を迎えた人がニュースになっていた頃を思うと驚くべき統計だ。

これまでは教育→仕事→引退という「３ステージの人生」が普通とされてきた。
人生１００年時代をこの３ステージに当てはめようとすると、「引退」ステージで多くの資金が必要となり、「仕事」ステージを長くせざるを得なくなる。

引退の資金のことだけを考えれば長期間働くことで問題は解消されるかもしれないが、これは過酷で退屈な人生だ。

そこで３ステージの人生に代わって登場するのが「マルチステージの人生」だ。
３ステージの人生では「教育から仕事」「仕事から引退」の大きく分けて２回しかステージの移行がない。
しかしマルチステージの人生では、長寿化時代に適応するために新しいライフステージを追求し、多くのステージ移行をするようになる。

新しいライフステージを築くためには投資が重要になってくる。
寿命が延び人生の時間が多くなることで、これまで余暇としていた時間を投資として使うようになるのだ。

まさに私が抱きだした不安に答えてくれるかのような内容だった。

「本に出会う」という表現を聞いたことはあったが、私には理解できなかった。しかしまさにこの本は初めて「出会い」を感じた。

習慣を変えたからこそ自分に巡ってきた出会いだった。

ぜひ皆さんにも読んでもらいたい。