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絶対見返す、死んでも見返す。そんな想いで足を踏み入れたスタートアップの世界

まずはこの度、株式会社TENTIALの執行役員に就任しましたことをご報告いたします。責任ある役職をいただけたことに感謝しつつ、これまで通り愚直に泥臭く自分らしい戦い方でTENTIALに貢献していければと思っております。​

まだまだ私たちTENTIALの挑戦は始まったばかりです。現状に満足することなく、ひたすら走り続けていきますので、どうか応援のほどよろしくお願いいたします。

以下ではこれまでの私を振り返りながら、TENTIALの未来についても言及します。スポーツを本気でやってきた方には共感いただけるポイントも多いと思いますし、これからスタートアップで働きたいという方には参考になる点も多いのではないでしょうか。

略歴

大学在学中にTENTIALの立ち上げにインターンとして参画。その後毎日新聞社へ新卒入社するも、3ヶ月で退社し再びTENTIALへ。メディア事業責任者→4期から執行役員 / ECモール部 部長

サッカーエリート集団の落ちこぼれ

私は幼い頃からサッカーをやっており、他の子より運動神経がよかったこともあって、小学生時代に所属していたサッカーチームでは中心選手としてプレーしていました。

また、市や県の選抜にも選ばれ、小学6年生の頃は大宮アルディージャJr.というJリーグチームの下部組織にも在籍していました。背番号はストライカー(点取り屋)が背負うことが多い9番をいただき、サッカー中心の生活を送っていました。

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サッカーエリート集団『JFAアカデミー福島』

中学、高校はJFA(日本サッカー協会)が運営するJFAアカデミー福島というサッカーチームに在籍していました。JFAアカデミー福島は中学、高校と6年間全寮制のサッカーエリート育成機関で2006年よりスタートしました。

もちろん誰もが入れる組織ではなく、当時は一次試験から四次試験まであり、正確な倍率はわかりませんが、全国からたったの15名しか合格できないので、非常に狭き門だったと思います。

12歳から親元を離れた生活で慣れないことも多く、非常にタフでストレスフルな生活環境でしたが、今振り返ってみると大変貴重な体験だったなと思います。実家暮らしであれば、当たり前のようにご飯が出てきて、当たり前のように洗濯された洋服が準備されています。

ただ、アカデミーでは自身の身の回りのことは全て自分で行う必要があるので、改めて両親の有り難みを感じることができました。

同世代で俺よりうまいやつはいない。

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私は中学時代にU-13,U-14のエリートプログラムという、いわゆる同世代の代表候補が集まるような合宿にも頻繁に呼ばれるようになりました。エリートプログラムは将来日本を背負って戦う選手を育成する場として大きな役割を担っています。

こういった日本トップの環境に身を置いた私は「同世代で俺よりうまいやつはいない」と調子に乗ってしまいます。また、態度も非常に悪くなり、常に王様気分でチームメイトや学校の友人に接していました。

今振り返ると非常に浅ましく、愚かなことをしていたなと反省しています。あの時、現状に満足せず努力を続けられていたら...と今でも悔いが残る痛い思い出として私の胸に深く刻まれています。

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絶望と挫折

自身が有能な選手だと勘違いしてしまった私はそこから努力をしなくなりました。中学時代はなんとかそれでも通用していましたが、高校に入ると周りもどんどん体格がよくなり、身体能力も向上していたので、全く通用しない選手に成り下がっていました。

そこで初めて自身の落ちぶれた姿に絶望し、サッカーが徐々に嫌いになっていきました。そのため高校1年時はサッカーに身が入らず、練習も適当にやり過ごしていたのを思い出します。また、評価されないことを監督やコーチのせいにし、責任を全て他人に押し付けていました。

私が自身に対して抱く評価と周りからの評価のギャップが日を重ねるごとに大きくなり、やるせない気持ちで日々悶々と過ごしていました。

しかし、このままでは12歳のときに快く送り出してくれた両親に合わせる顔がないし、プロサッカー選手になって恩返しするという目標を達成することができなくなると危機感を覚えた私は徐々に自分自身に火をつけて必死になって努力しました。

ただ、中々結果には現れず、高校2年時もずっとBチームでした。高校3年になってもその状況は変わらず、高校3年間ずっとBチームに在籍していました。

自身の実力不足、努力不足は百も承知ですが、言葉にならないほど悔しかった。何としてでもAチームで試合に出たかった。寮生活なので、周りにこの気持ちを悟られるのが嫌だった私は気丈に振る舞い続けました。ただ、それが逆に自分自身を苦しめていったことも事実でした。

もうこんな想いは一生したくない。何としてでもあの時に私を評価しなかった監督をはじめとするコーチやスタッフを見返したい。死んでも見返したい。それが私の原動力となっていたことは確かです。

世界一タフな大学生活

高校卒業と同時にサッカーから離れた私は大学で新聞配達と経営の勉強やインターンを始めました。浅はかですが、いつか経営者になって社会にインパクトを残し、見返さなければいけない人たちを全員見返すという想いで日々勉強に明け暮れていました。そのため、私の大学時代は世界一タフだったのではないかと自負しています。

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新聞配達をしていた理由は単純で、学費が全額無償になるからです。サッカーを15年以上やっていて体力には自信があったため、結構軽い気持ちで始めましたが、毎日夜中に起きて雨の日も雪の日も配達しなければならないので、4年間過酷な日々でした。

ストレスと過労で強迫性障害という精神疾患にも蝕まれるまさに生き地獄。もうあの頃には戻りたくない。と本気で思うほど辛く、途方もない大学生活でした。

話は横道に逸れますが、精神疾患はメンタルが弱いとかそのような次元の話ではなく、脳内に問題が生じているので、1日も早く精神科または、心療内科への受診をお勧めします。

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毎日約400部配達

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雪の日にバイクを倒したときの写真。記念に撮っておきました笑

大学卒業後は毎日新聞社へ入社するも・・・

朝日新聞を配達していた私ですが、なんと毎日新聞社が拾ってくださり、毎日新聞に入社することになりました。しかし、大学時代にインターンをしていたAspole(現TENTIAL)の代表中西さんより正式なオファーがあり、毎日新聞を3ヶ月で退職し、TENTIALにジョインすることになりました。

当時はお金がなく、家賃を払える余裕がなかったので、オフィスに住み込みでスタートアップ感満載の生活をしていました。起きたらすぐデスクに向かって仕事。眠くなったらデスクの下に布団を敷いて寝る。また起きて仕事。そして寝る。の繰り返し。大変ではありましたが、毎日が楽しく掛け替えのない日々を過ごさせてもらいました。

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創業から1年はスポーツメディア「SPOSHIRU」を軸に事業を展開しており、私自身はここでメディア運営やSEOのいろはを学びました。この1年での学びは今の私にとって非常に大きな財産となっています。

また、血眼になりながら、そしてストレスで肌荒れが深刻になりながらも逃げずに前に進めたことは大きな自信となって今の私を支えています。

その後は「SPOSHIRU」が軌道に乗り始めたこともあり、D2Cの領域へと事業拡大していきました。インソールという特殊なプロダクトだったので、最初は不安な気持ちもありましたが、メンバー全員の頑張りもあり、D2Cの立ち上げも成功させることができました。

新オフィスへ

2期目が始まり徐々にメンバーも増え、マンションの1室では耐えられなくなってきたので、TENTIALとして初めてオフィスらしいオフィスに引っ越ししました。そして私もオフィスでの住み込み生活が終わりました。

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「SPOSHIRU」月間100万PV突破

2期目の1番の思い出は「SPOSHIRU」が月間100万PVを達成したことです。初期から携わっているサービスが目に見える形で成長を遂げていたので、心の底から嬉しかったです。また、メンバーにも祝福してもらい、感無量でした。

そこからまだまだ成長を遂げている「SPOSHIRU」を誇りに思いますし、20代前半で人生を捧げられるサービスに出会えたことに感謝しかないです。

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そして迎えた激動の3期目

3期目は激動すぎてあっという間に過ぎ去っていました。激動だった理由は「TENTIAL MASK」一択。コロナの影響もあり、売れに売れていきました。

市場がマスクを求めていたので、売れていくのは当然の結果でしたが、「TENTIAL MASK」はインソール同様に製品の質が高く、非常に多くのお客様に満足していただけました。

また、マーケティングチームの強化により、売れ行きに拍車がかかりました。そして何より、ロジスティックチームの頑張りにより多少配送に遅れが出てしまいましたが、無事に波を超えることができました。そうこうしている間に3期目は過ぎていきました。

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TENTIAL第2章の始まり

2021年2月より4期目がスタートしました。新たなメンバーも加わり、今までとは見違えるほどに強い組織になったと感じています。

私自身は執行役員という役職をいただき、身の引き締まる思いです。まだまだ私たちTENTIALの挑戦は始まったばかりなので、現状に満足することなく、ひたすら走り続けていきます。

成し遂げたいことがたくさんあるが故にまだまだ多くの仲間が必要です。絶賛BizDev募集中なので、興味のある方は下記求人一覧よりご応募ください。

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