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今更「鉄血のオルフェンズ」の感想

 最近になって「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」を視聴してみた。偶々amazonプライムで視聴出来た。最後までは視聴できていないが、それなりに良いと思っている。

 気になって検索してしまったが2期(26話以降)の感想が結構酷評であったことに愕いた。シナリオに関する評価が酷く見ない方がいいとのコメントも見受けられる。この作品は制作時から悲観的な話になる構成だったらしく問題はそこではないらしい。読んでみると、

「キャラの散り際があっけない」
「ヒロイン役のキャラが後半目立っていない」
「策略が雑すぎ」

 私の表現では説明が掻い摘まみし過ぎているかもしれないが、このような感じである。

 私を含めた世代は生まれた時からTVがあった。そしてアニメにも触れてきた。視聴者目線で活躍するヒーロー、ヒロイン達は苦悩を抱えながらも活躍していく姿は定番になっていて何度も見せられてきた。もしかしたら定番が裏切られたことが酷評の原因のではとも考えた。娯楽作品なのでいい話、期待通り活躍を見たいのが心情ではある。スタッフも時間や予算など限られる中で試行錯誤の作品と思う。もちろん私の勝手な想像だ。

 アニメに限ら時代劇、ドラマなど私たちはずっと何か型が決まってくると定番を求めてくる。人の心理としてどうしてもそうなってしまうのだろう。人は安全安心を求め変化を嫌う。

 アニメの話からは飛躍しすぎるのかもしれないが、現実に置き換えたときどうだろう。毎日いく学校や会社、そこで起こった出来事、TVの世界のように何かが起こることはほとんどない。いや無いように務めているのが普通だろう。そして何かをしようとしても何も出来なかったり、やってみたけれどもうまくいかなかったり。このアニメの主人公たちのように…。

 放映されたのが2015年。あれから自分もいろいろあった。放映当時に視聴していたら自分も「つまらない」とか評価をしたのだろうか?



視聴者として制作者の苦労を考える必要はないのかもしれないが限られた放送時間で表現できることは限られる。もしかしたらスタッフも悩んだのかもしれない。


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