突然の訃報

夕方、目に止まったBUCK-TICK公式からの「大事なお知らせ」

そこに書かれていたのは櫻井敦司の訃報。

突然すぎる発表に信じられるわけもなく。

現実として脳が受け入れていなかったんだろう、どこか気持ちに空白ができた感覚があるだけだった。


仕事から帰宅し、家事等片付け終わって除いたX。

そこには溢れんばかりの追悼メッセージ。

これを眺めながら脳が現実として受け止めたんだろう…涙が止まらなくなった。


BUCK-TICKへの思い入れが強すぎる。

高校を出たあと、中古CDを漁るのが趣味みたいになっていた私。

そこにはBUCK-TICKのアルバムがたくさんあった。

コレクター気分で集め始めたBUCK-TICKのアルバム、当時発売されていた物は、あっという間にコンプリートした。

世代は自分より少し上の年齢になるバンド。

GLAYやLUNA SEAが爆発的な人気の中、自分の中ではBUCK-TICKという大きな柱ができた。

どのアルバムも自分には素直に受け入れられた。

JUST ONEMORE KISSと悪の華しか知らないバンドだったのに、聴けば聴くほどのめり込んだ。

曲に統一性などなく、あまりの幅広さに驚かされた。

そして何より、櫻井敦司の唯一無二の声が心地よかった。

本当にかっこよかったし、ただのRockではなかった。


カラオケが大ブームを起こしている中、はやりの曲を聞きながらも、一息入れるときには決まってBUCK-TICKだった。

それからというもの、BUCK-TICKの新譜は常にチェックし、LIVEも行った。

カラオケでは、上の世代の人と一緒のときはBUCK-TICKを堂々と歌えた。

とにかく思い入れが強すぎる。

この文章を書きながらも涙がとめどなく流れてくる。

子育てが一段落したら、またLiveも行こう!と思っていた。

それももう叶わない。

これからもBUCK-TICKの曲を聴き続ける人生が続く。

今はただ、心よりのご冥福をお祈りすることしかできない。

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