市役所という名の戦場

この世の中に戦場が多すぎるど。
バレンタインが近くになったら百貨店の大体上の方の階が戦場になるしハロウィンの時期は渋谷と大阪ミナミが戦場になるし幼児検診の時は検診センターが戦場になるし。
今日は市役所が私の戦場だった。
娘は発達がゆっくりさん。診断を受けたわけではないけどこのままだと幼稚園行くまでに出来なきゃいけない事が多すぎて間に合わないから保健師さんから療育を受けてみるのは？という提案があってオススメされたところに見学に行ってみたらめっちゃ良くて(娘は泣いてたけど徐々に少し慣れたのか泣き止んだ)
通いたいなと思ったので受給者証の申請に今日、市役所へ。
娘も連れてきてくださいと言われてたので何となく嫌な予感はしてたけど予感的中どころか、お前ダーツで言うなら3発連続でインブルのハットトリック決めてそれ8ラウンド繰り返すやんくらいのヒットだぞ。
ってくらい泣き叫んだ。
約束の時間に担当者がまだ前の人の対応してて待ってたんだけど泣いて泣いて抱っこして立ってユラユラ。
別のスタッフさんきてくれたけど担当者があくまで待ってくださいとのこと。
まぁ、市役所が忙しいのは知ってるけど娘にはそんなん伝わらないよね。
大人でも伝わらない人多いんだから2歳で伝わる方がどうかしてる。
娘の機嫌がピークに悪い。
主演に抜擢されて映画の舞台挨拶で司会の問いかけに対して「別に」と言うくらいには機嫌悪い。
泣いて泣いて誰の声も聞こえない。
しかし市役所の人達は誰もきてくれない。
これが悲しかった。
甘えかもしれないけどここでどうにもならなくても大丈夫ですか？と言われたら救われたりするのに。
でも仕方ない。
大丈夫ですか？と言われ「お前が何してくれるんだよ！！」ってなるパターンもあるしな。
結構待ってたけど全然、担当者の人は前の対応が終わりそうにないし娘は抱っこでも暴れるようになってておろすと余計に泣くしで困り果てたから
手を挙げてスタッフさん呼んで
「あとどれくらいかかりますか？」と聞いたら
「お待たせしてすみません。代わりのものが担当しましょうか？」って。
。。。それできるなら最初からそうしてくれよ！！笑
娘は相変わらず泣き喚いてるから話聞き取るのが大変だったけどなんとか申請できた。
娘は市役所から出て少ししたら落ち着いた。
私も泣くのを我慢した。
帰りにスタバでメロンのやつ飲みたいなと思ったけど娘抱っこしながらはしんどいなと諦めた。
今、旦那と冷戦中やからこういう話聞いてくれる人いないし実母の前だと話すと泣いてしまうから余計に今日は疲れたなぁ。
帰って娘がお昼寝して私も少し横になってたら保健師さんから電話。
市役所から意見書の依頼があったのと前の保健師さんから変わったから挨拶の電話。
はじめましての保健師さんだったけどいい人そう。いっぱい話聞いてくれてちょっとしたことでも「お母さん、偉いですね」って言ってくれる。
途中、涙ぐんで返事できなかった。
泣きたいのは娘の発達じゃない。
自分の気持ちを汲み取ってもらえない。だからってうまく伝えられない事に泣きたいのだ。
でも汲み取ってもらえないままだと泣けない。ひと休みしないまま、まだ突っ走るしかない。
だから保健師さんに
「今日、市役所行かれたんですよね。第一歩踏み出されて本当にお母さんすごいです」って言ってもらえたら泣いてしまう。
市役所行っただけなのに。
市役所に一回行く、検診センターに一回行く、予防接種に一回行く。
全て戦場で全てたかが一回、みんながやってる事。
その一回の中に計り知れない涙とため息が詰まってる。
それがどっかで少しでも消化できたら少しだけ余裕ができる。
そしてその余裕で今日の戦場で1番ダメージをうけたのは自分ではなくて娘であることを理解して頑張ったねと言ってあげれる。

娘よ。よく頑張った。