3兄弟の真ん中です(5)
こんにちは
数日空けてしまいました
前回はなんとなく1回~3回のリンクを最初に貼り付けてみたけど、あまり面白くもない事を垂れ流してるのに、見てほしいアピール見苦しいなって思ったのでもうやめときますわ
×××
いままでの話で子供時代の私は大体においてハチャメチャで、ダメと言われたことを率先してやってしまうタイプのやんちゃボーズだったことはお察しかとも思う
よく妹を泣かしていたと思う
そのたびに家の外にある土蔵に閉じ込められた
平成の初期なので、今と違ってまだまだキツめのお仕置きが普通だったころの話だ
東北の農家だから敷地は広く、母屋のほかに蔵的な建物が3棟くらいあった
その中の一番頑丈そうな蔵。「土蔵」(読み方どんぞ)に閉じ込められるのだ
土蔵には入口の引戸が3枚か4枚ある
いつもは木でできた比較的軽くて鍵もついていない戸が閉めてある
だけど私が閉じ込められるときのみ、別の戸が姿を見せる
白いモルタルで仕上げてある、子供の力では到底動かせない重々しい引戸だ
父親が力いっぱい引き出し、戸が姿を見せると私は泣き叫びながらその圧倒的な重厚感と存在感に毎回戦慄する
そしてあっさり閉じ込められるのだ
最初の3分くらいは頑張って戸を開けようとしたり、ドンドン叩いたりするのだけれど、その戸の前では早々に諦めるしかない
それからはしばらく泣いている
泣いているのだけど、そのうちスッキリして泣くのも飽きてくると周りにあるものでイタズラをはじめるのだ
幸い、天井から1個だけぶら下がっている白熱電球はつけたままにしてくれている
土蔵の中を見渡すと、半分は客用の布団、農作業の道具、スキー道具、昔のおもちゃがあり、あと半分は私が生まれる前からある数々の訳の分からないモノだ
訳の分からないモノはいつまで経っても訳の分からないモノなので、特にエピソードはない
それでお化けや幽霊にビビりながら農作業具とか昔のおもちゃをいじっている間に、父親が重い引戸をあけて私が反省の弁を述べれば解放される
最近まで知らなかったのだが、私が閉じ込められるとじっちゃんが心配になってよく土蔵まで様子をうかがいに来ていたらしい
×××
もはや毎日更新ではなくなってきたが、ちょっと休むと書きたいことも湧いてくるね
もうちょっとあるので、もうちょっとお付き合いください
つづきます
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