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学校の授業もだいぶ変わったよね。

こんばんは、伊藤です。

喫茶店に入ると近くのテーブルで、なんか盛り上がってんなぁ、何話してんだろうな?って思ったことありません?ないなぁって人は回れ右をした方がいいかもしれません。

あるあるって人はぜひ聞いってって。

数学って難しいよねとか、なにやら昭和初期の教育の話題で盛り上がっているようです。

MONOGATARI KAIGI @DAIKON no KAI
#34GIJIROKU

ストーリーテラー

ガチな美術マスター 上さま
江戸っ子オーガナイザー かとちゃん
言葉のファンタジスタ スーさん 
精巧な折り紙職人 ぐっさん  

ナビゲーター
さそんさん

外来語は敵国語だっていうんで、ストライクじゃなくて「いい球!」って!



さそん ぐっさん、小さい子に折り紙教えたりもするんですねぇ。

ぐっさん 1年に1回ね。

上さま あいつら指も小さいけどさ、折り紙で小っちゃい、こっちは見えなくなるくらい小さい鶴をよく折るって思うね。

一同 (笑)

スーさん ゴミと間違えちゃうよね(笑)。

かとちゃん マッチ棒で折ったりして(笑)。

スーさん ピンセットはいるよね、きっと。いるでしょ?

ぐっさん ぼくは自分で焼き鳥の串、あれを削って尖らせて、それでやってるんだけど。

スーさん そっからやってるんだ(笑)。

ぐっさん もう、なんでも見るとね、これ折り紙のなんかに使えそうだなって思っちゃうんだよね(笑)。

さそん すごいな。

ぐっさん 細かいのつくるときは、最初、楊枝を使ってたんだけど、楊枝だと折れちゃうんだよね。だから竹串を自分で削ってさ、親指の爪も少し伸ばし気味にするんですよ、そうすると折り紙するとき役立つんですよ。

スーさん おおー、すごいね。

ぐっさん (笑)

上さま このまえやらせてもらって思うんだけど、子どもでもきちんと折るじゃないですか。だけどぼくが折ったらぎこちないんだよね、なんか。

一同 (笑)

スーさん あれ肩が張るよね!もう参っちゃったよ、肩張って(笑)。

ぐっさん やっぱり慣れないとねぇ。またこんど保育園の子たちとわれわれ老人班が一緒に交流するんですよ。

上さま 学童じゃなくて、保育園?

ぐっさん 学童の子も来るけども、今度のは保育園の子。そんときはコマの折り紙で遊ぶってことになってるんで、いま2種類を20何人分折ってて。

スーさん コマの折り紙!?コマ回るの?

ぐっさん 回ります!

スーさん おお!

上さま よくやるねぇ!

ぐっさん そいういうの折ってるとき、別に肩凝ったりしないですよ!慣れちゃったんだろうね。

上さま また、頭の体操になるし指の体操になるから、すごい良いことだもんねぇ。

ぐっさん そのつもりで始めたんでね。

スーさん 指の体操だったら鼻くそほってりゃいいじゃない(笑)!

さそん いやいやそうはいかない!全然違いますよ(笑)!

かとちゃん やっぱり最初は手順もよく分かんないし、お手本見ながらやるんでしょ?一回目はなんとなく形はできるけど、ぶかっちょ。

スーさん 平面の物をね、立体にするってのはそんなに簡単にできないよね。

上さま おれなんかも昔やった気がするけど、なんでこんなにぎこちなくなっちゃったかと思うよ。昔はもっと指が細かったからね。

ぐっさん やってないから。やってたら慣れてきますよ、だんだん。

スーさん 歳とるとね、関節が痛くなる(笑)。

さそん え(笑)。

上さま ところで、いのっちはさ、ぼくよか学年が1級上なだけなのよ。だけど、戦争体験させられたんだよ。ぼくは小学校6年で終戦になっちゃったけど、彼は中学行ってて、旧制中学だからいまの高校だけどね、そこで教練やってるんだよ。ってことは軍隊から将校が来て軍隊教育受けてる。同じ8年生まれでも違うんだよ、1年違うだけで。

スーさん 1年違うだけでもずいぶん変わりますよね!昭和15年っていうのは、小学校1年からひらがなとカタカナ一緒にやりました?わたしはカタカナ1年でやって、2年でひらがな覚えたの。

さそん え!?そうなんですか?学校教育って最初そうだったんですか?カタカナから習うんですか?

上さま いや、ぼくもそうよ。

スーさん ねぇ。

さそん へー!

スーさん そうなんだよ。わたし戦後最初の1年生なの、だからわたしのところで物事が変わってくの。

かとちゃん わたしは、ひらがな最初だっただと思うよ。

さそん 漢字はどれくらいからやるんですか?

スーさん 漢字はひらがなに入ったときから。ちびりちびりとやってくの。

さそん っていうことは小学校1年生の間ってのは、ずっとカタカナで読み書きするんですか?

スーさん そうそう、1年のときはね、教科書も全部カタカナで。

ぐっさん そうだよね、戦前の教科書はカタカナで書いてあるよね。

さそん へぇー。

スーさん それでわたしから後の1年生は、ひらがなとカタカナを併記して覚えるようになったの。そのときにカタカナの使い方として外来語をカタカナにするとか、難しい漢字をカタカナってするっていう、そういう風に使い分けをしてって、カタカナが非常に役に立ったわけね。

上さま ぼくらもカタカナから教わるのが通例だったけど、外来語は敵国語だっていうんで、改めて考えてみると、おれたちの時代はカタカナを使わなかった。グッドモーニングなんてのはあったとしても使っちゃいけないからね。

さそん 外来語は全部日本語に訳して使ってたっていう、あれですね。アウトとかセーフは使わないで、なんか違う言葉に置き換えてたっていうはなしは、よく聞きますよね。

上さま ストライクじゃなくて「いい球!」って!

一同 (笑)

さそん いい球だったら打たれちゃうと思うんですけどね(笑)。

スーさん いい球ってバカにした言葉だもんねぇ。

ぐっさん しかし考えてみりゃさ、敵国の言葉しらなきゃさ、いろんなこと分かんないじゃない。それを逆に禁止だなんてね(笑)。

スーさん いまの中国語は、日本がつくった中国語が半分以上あるんだよ。明治維新あたりに入ってきたオランダ語やなんかの新しい機械は、全部日本語で漢字に翻訳しちゃった。いまもそれをそっくり中国が使ってる。中国は留学生が日本に来たからね。だからしみじみ怒ってる、大学の先生が。なんで日本のあとをわれわれは追わなきゃいけないんだって。

上さま 周恩来なんか日本来てたもんね。

ぐっさん そうそう日本で勉強してましたよね。

スーさん 日本語って難しいんだよ。動詞の変化なんて正にでさ、われわれは頭使わずに使ってるわけだけど、「来る」っていうのは、「来ず、来たり、来る」とかってあるけど、それをふつうに個々人で使い分けてんだから。

さそん そうかもしれないですね、英語なんてそんなになんないですもね。

スーさん 3つしかない。

ぐっさん 日本語だと最後まで聞かないと、逆の意味になっちゃうしね。

スーさん そうそうそう、結論がこないからね。

ぐっさん 英語とかああいうのだと最初の発音の仕方で、疑問とかって分かっちゃうけど、日本語はごまかしができちゃう(笑)。

スーさん 日本語はねぇ、官庁が使ってる言葉と、女の言葉と、それから庶民の言葉とあるのよ。女の言葉ってのは紫式部やなんかが使ってた、あれはカタカナが異常に多い。それに漢文がわかる必要もある。だからほんとややこしいのよぉ。

さそん 外国人はたぶん日本語勉強するが一番難しいんじゃないかなって思いますね。

スーさん だってねぇ、「暮らし」の送り仮名が、「らし」と「し」と両方生きてるんだよ。「し」だけの送りもあるし、「らし」もある。そういうのぐちゃぐちゃにあるんだよ。

上さま あと、いまは略字が当たり前になっちゃってるけど、昔はねぇ、漢字が複雑なんですよ。学校の「学」だってさ。

一同 ああ!

上さま そういう風なことを考えてると、みなさんは楽してるよ。おれなんか難しいの覚えさせられたから(笑)。

ぐっさん そうだよねぇ、あれ大変だよねぇ。

スーさん 非常に安易な言葉にしちゃって、中国は自分たちで嫌になってね、彼ら自身でそれを後悔してるけど、もう間に合わない。言葉は難しいよねぇ、使ってても。

・ ・ ・

「今後、英語を国語にしよう」ってそういう日が何日間かあったの。だけど森鴎外とかさ、夏目漱石が怒りだした。



さそん 「寿」っていう字の難しい字体ってありますでしょ、どうやって書いたかな。あれ書けなくて(笑)。

スーさん エ書いて、口書いて、寸かくやつ。「壽」。
逆に日本語っていい加減なやつもあってね、山に上下で「峠」だとかさ、ああいうのは和製漢字っていうの。門っていう字の中に漢字の一って入れると「閂(かんぬき)」になる。

さそん ああ、そうですよねぇ。

上さま それで言うと、家内の姉さんが105歳で今年の春亡くなったけど、手紙返ってくるのを見ると書いちゃうんだね、自然にむかしの書体を。

さそん (笑)

ぐっさん それで覚えちゃってんだもんねぇ。

上さま 学校の「學」だって、自然にそうやって書いて来ちゃうんだよ。

スーさん ひらがなの「つ」ってのは、点があったの、いつの間にか点なくなちゃった。だれかが決めるんですよ。

ぐっさん いつから簡単なのに変わったんですか?戦後?

上さま いつ変わったのかなぁ、戦後なんだけどねぇ。

ぐっさん ぼくなんか全然そういう古いので習ってないからさぁ。

スーさん 明治5年くらいにね、政府主導ですっごくいっぱいアメリカに留学生を出したのね。でぇ、そいつらが帰ってきて「今後、英語を国語にしよう」という、そういう日が何日間かあったの。だけど森鴎外とかさ、夏目漱石が怒りだした(笑)。そこで英語になってたら、もう少しできるようになってたのに(笑)。

上さま 岡倉天心なんてさ、あんな江戸時代に生まれたひとが綺麗に英語使うんだもんねぇ。英語で日本の茶の本なんか書いたじゃない。あの時代に覚えたひとってのは、すごいよねぇ。茶の本なんか、いまもみんなそれ読んで日本に来るんだもん。

スーさん あのひとだって、海外行ってたんでしょ。

上さま 親が横浜に住んでて、親の関係もあるわけ。

スーさん ああ貿易のね。

当時、わたしが40代ぐらいで会社勤めしてたころね、翻訳課っていうのがあってさ、そこに60歳ぐらいのひとがいたのね。で、そこに翻訳出すとその60歳ぐらいのひとが翻訳したものをタイプしてくれて、それを添えて資料とか出すわけね。ある日わたしじゃないんだけど、「あなたの会社にはチャーチルのような英語を使う方がいらっしゃいますね」って向こうからの返事がきたの(笑)。

さそん チャーチルの英語!?チャーチルのような英語ってなに(笑)。

スーさん 古いんじゃない、イギリスのコチコチの。

上さま チャーチルって知らない?

さそん 大統領ですよねぇ、あ、首相だ首相です(笑)!イギリス大統領居ないわ。

スーさん 蹴っ飛ばすぞお(笑)!

上さま ぼくらさ、戦争中、ルーズベルト、チャーチルなんて敵でさ。顔描いちゃあ、こんだぁ、顔にバツ描いたりさせられた時期がある。

さそん すごい!そんなことしたんだ。

上さま だけどつくづく思うけど、年代でずいぶん違うもんだよねぇ。こうやって話が出てくると。

ぐっさん そうだよねぇ、上さまとおれなんかも10年ぐらい違うわけでしょ。10年違って、戦争挟むとねぇ。

さそん 学校教育も、いまは小学校から英語やるんだってびっくりしますよ!

かとちゃん いまはね!

さそん 高校行ったときはどんな頭よくなってるのかって思っちゃいますよ。みなさんは算盤っていうのは?

スーさん できるよ。

ぐっさん やりましたよ。

さそん やっぱりみんな級を取るもんなんですか?

スーさん 級、5級(笑)。掛け算まで。

上さま うちの孫は4年生のとき準2級かな。算盤だってむかしは3級とれば銀行入れたとかあったよね(笑)。

ぐっさん 級って、商工会議所と善珠連で違うらしいね。商工会議所の方が難しいらしい。おれなんか善珠連で1級かなんかを取ったけど、商工会議所の方は取れなかったね。小学校のころは暗算とか、ぱぱぱっと頭でやってたけど、いまはだめだ。

スーさん 小学校って計算機持ってっていいんだってね。

さそん いまですか?

上さま だけど試験のときは使っちゃいけないんでしょ。

スーさん ルートを押しちゃったりしてね、あんな難しいことを計算機でやられちゃ敵わないと思って(笑)。

さそん たしかにたしかに(笑)。

上さま 自分で計算しなかったらどうしようもないよねぇ。

ぐっさん でもいまは機械できちゃうから、機械でやっても別にいいのかね。

上さま そのほうが効率的だもんね。

スーさん だってさ、いろいろ言うと、マイナス掛けるマイナスはなんでプラスだって、誰も教えてくれなかったよね。

さそん そうですよねぇ、それ不思議ですよね。考えてみたらどうしてそうなるかは分かんないですよね。

スーさん それで最終的には怒ったような顔してね、「そういう決まりなんだっ!」ってこう言われてね〜(笑)。数学ってのは難しいよね。

一同 (笑)

さそん ぼくは数学全然ダメでしたね。中学生くらいからもう、わけ分かんなくなりましたね、微分積分とか。

ぐっさん あれ・・・・ゼロを発見したひとはすごいんだってね、インド人。

スーさん ゼロはさ、あれは基本的に物の物々交換のときに、天秤にのっけた、片方の大きさと、もう片方の大きさが同じだったら交換するとき文句言わないと。あれの真ん中がゼロなんです。それで重さを距離に合わせたときゼロからイチまでがイチキロなんだよ。だけどほんとはイチってのはゼロからイチまでの距離を表してるでしょ、それが順々になると、1世紀は99って難しいんですよ。だからそれはゼロを発見したやつが余計なことしたから難しくなったの。

ぐっさん 2000年は19世紀でしょ。

さそん 19世紀、うん。

ぐっさん 日本の漢字にはゼロってないもんね。

さそん 零っていう漢字はあるよ。

ぐっさん 零っちゅうのはあるけどさ、それを算盤とかでは使ってないじゃん。

スーさん 算盤ゼロないね。

上さま ゼロがなくたって10があるじゃない。

スーさん ぐっさん 10はあってもゼロはない(笑)。

一同 (笑)

さそん ・・・・なんかややこしくなってきた・・・・(笑)。

一同 (笑)

スーさん だから数学ってのは難しいんだよ。あれ、いい加減なところでさ、帳尻合わしてるんだよ。そこで納得するわけよ、凡人は。ちゃんしたひとに「なんでこれで?」って、もっと聞いときゃよかった。あ、これからMRIに入るから、あんまり考えさせちゃダメよ(笑)。

さそん いや別にいいじゃないかな(笑)。

スーさん 頭のところで止まって動かなくったら困るよ。

さそん いやいやいやいや、いろいろ動かしたほうが、脳が活性化してたほうがいいんじゃないですか(笑)。

かとちゃん そう、活性化になっていいんですよ、認知症予防で!

スーさん (笑)

さそん あと、いま理科とか社会とかないらしいですね。なんか生活科とかっていう理科と社会を融合したひとつの科目にしちゃってるっていうんですよね?ほんとなのかなぁと思ってたんですけど。

上さま あ、そう?いまうちの孫もそうなのかな?

スーさん ちょっとスマホ持ってる?生活科ってひいてみてよ。

さそん ちょっと、ひいてみましょうか。

スーさん スマホはね、どれだけ便利か!

上さま でもよく反応するよね、ちゃんとね。

スーさん あのね、こういうことをやるのが基礎なの、わたしの仕事の。だからなんでも分からないこと調べとく。

ぐっさん ことばの専門家だもんね。

かとちゃん もう、辞書はいらないね、じゃあ!

上さま おれ2、30年もまえの広辞苑使ってるよ。

スーさん 2、30年まえの広辞苑って2版か3版ですよ。第1版のひと刷り目って、いい値がつきますよ。辞書大好きなんですよ、わたし。

上さま 最初のやつは、ねえなぁ。ボロになるから捨てちゃうんだよね。

スーさん わたし広辞苑の1版から3版まで持っててね、甥っ子と姪っ子が来て「それ、おいじちゃんいらないの?」って、一冊づつ持ってちゃった・・・・。だから母親に「新しいもの持ってくから、あれ持って返すように言っといて!」って言ったんだけど。なんでつったら、字の入ってる量が違うんですよ、それを調べるのが面白いんだよ。

上さま そういう楽しみ方があるんだね。

さそん 検索できました!

えーっとですね、”社会と理科を廃止して設置されたため、この両者を統合して授業を行うものであると考えられがちであるが、実際は別の教科である。内容のほとんどが体験的な活動を重視しており体系化された内容は含まれていない” ”小学校1・2年生では、まだ自己中心性が強く、自分の周囲で起きた現象を、自然現象か、社会現象かを識別する能力に乏しいとするのも、生活科創設の目的である。”

スーさん ん?はなし分かった?

さそん よく分からないですね。あ、これか。

”3点の指導目標が掲げられている。自分と社会(人々や地域)とのかかわり方、自分と自然とのかかわり方、活動・表現技法の習得である。導入当初には「教科書のない教科」という表現が誤解を生じ、「ただ遊ぶだけの活動」と捉えられた。実際の学習活動では、第3の目標が重要視される。例えば、昭和期の昔遊び活動を行った場合、指導者として老人会の人々を呼び、事前の招待状・事後の感謝状の製作を通じて第3の目標を具現化する。”

ああなるほど、分かりました。ようするに、理科と社会の融合じゃないってことですね。

スーさん 暮らしの仕方で。

さそん ようするに、さきほどおっしゃってたみたいな、学童でご高齢の方と子どもたちが触れ合えるような場所をつくったりとか、そういうことを学校でもやってるってことなんでしょうね。

スーさん 質の高い暮らしに導くためには、日本語がきちんとできてるか教えなさいってね。

さそん だからうちも特別擁護老人ホームやってると、中学生が定期的に来るんですよね。職場体験っていう授業の一環で1日体験するんですよ。ぼくらのころ社会科見学っていって、遠足に似たような工場見に行ったりとかはあったんですけど、そんなんなかったですもんね。

かとちゃん わたしのころも社会科見学はね、あった。

さそん そうなんですねぇ。

でも、見学にくる子たちなんか見てると「いいなぁ」って思うんですよね。そういう機会があると、将来自分はどういった職業に就こうかって、考える材料にもなるじゃないですか。

スーさん 図書館に行くとね、けっこう子どもたち向けに、自分が将来どういう職業に就きたいのか、こと細かく分かりやすく書いた本っていうのがある。子どもが居たらぜひ一冊買ってやりたいなぁと思う。実にうまくできてるよ。ただし、なくなった職業もあるけどね。

上さま いまさ理系か文系か選択しなくちゃいけないんだよね。

孫はまだ高一で数学の方が得意なんだけども、けっきょく、文系にいくっていう風に出してんだよ。いい悪いはともかく、理系にいっちゃうと医者とか薬剤師とか、研究者とか先が狭いとかって、文系の方がうんとひろいって。でぇ、悩んでたけどけっきょく文系にいったよ。

スーさん もっと大きくなると自然と変わりますよ。

上さま だけどもう別れるんだって。それから英検の2級も取らないといけないんだって。

さそん えー、そうなんすか。

スーさん 英検も取るの?

上さま 大学進むことを考えると、英検の準2級取らないと、どこの学校も取ってくれないんだって。2級取ったって受かったわけじゃないんだけど、そもそも受ける資格ないんだって。

スーさん ああ、そう、ご苦労様です。

・ ・ ・

2019-11-04-TUE
(おしまい)

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