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【ヒット商品作りのテンプレ】小さなケーキ屋が土産菓子を6ヶ月で2万個売り年商500万UPした方法公開

どうも、トモヒロです。
2019年は僕にとってとても実りある1年でした。
タイトルにもあるように、自らプロデュースした商品が思った以上のヒットを飛ばし、周辺の同業者にパクられ、パクられた!ということをSNSに書いたら、その店のボスが自分の店に喧嘩売りに来るほど。
かるーく妬まれるぐらいのヒットをさせていただきました。
その経験を本書で共有していきます。


本題に入る前に、僕のことを知らない方のために、ざっと僕の自己紹介をします。
望月友博はこんなヒト。

・パティシエ、ショコラティエ、ブロガー、販促デザイナー
・25歳でサラリーマンを辞め会社設立
・母親のやっていたケーキ屋を移転リニューアル
・ゼロから経営を学ぶ

といった感じ。

このノウハウは僕自身がケーキ屋であることから、ケーキ屋やパン屋、飲食店向けを想定していますが、他の業態でも使える内容です。
基本的な考え方さえ理解できれば、応用可能な方法ですので「うち、ケーキ屋じゃないんだけど」という他業界の方にも配慮して書いています。

ーーはじめにーー

本書の裏付け

自店舗開店後、「くまドレーヌ」という商品は1年で店頭販売のみで累計1万個以上の販売した商品があります。(POSレジデータから集計)

この経験を元に、体型的にヒットを作るための方法を考え、商品作りを行い販売した結果、タイトルの「年商500万アップ」を達成。6ヶ月で2万個を販売しました。(生産出荷数)。
人口17万ほどの市ですので、結構な数値だと思います。

本書を書く目的・理由

特に洋菓子店という業態は他の業態に比べ、一筋縄では売上をあげ、収益化し、利益を上げることは難しい業態の一つです。
街のケーキ屋として多くのオーナーパティシエとして独立して、店舗経営をしているパティシエたちは、一般の方が想像を絶する様な、資金難で喘いでいます。
お菓子を作ることが好き。料理を作ることが好き。

自分の作ったものを笑顔で食べてくれるお客様がいればそれだけでいい。

先輩、上司から離れ、自分の好きなものを作って生きていきたい。
でも、実際に独立してやってみたら、
それだけでは自分は食っていけない。
自分の給料を削り、着たい服も買わず、遊びにも行けず、ひたすら血の滲むような努力をしても、月末になれば毎回金策に走る生活。
僕はこういった世の中に、業界に絶望、落胆し、何かを変えなければと思ったわけです。

そのために、2019年2月のバレンタイン直後、繁忙期のど真ん中にもかかわらず、自分のブログを使って、小さなお店のための情報発信を進めてきました。
本書は、これまでブログで発信してきた情報を体型的に整理し、わかりやすくお伝えするものであります。
また、広く菓子業界、また飲食業界の方々に、少しでも利益を上げられるようになり、好きな料理作りやお菓子作りにお金のことを気にせず没頭できる世界になれば。との思いから書くことを決めました。
少しでも僕が体験して実践したことを多くの方に共有することで、菓子業界、飲食業界に携わる方々の日々の生活がより豊かに、幸せなものになることを願っています。


本編に入る前に、僕からの注意点です。

本書は、僕が実践した売上アップ、看板商品を作る方法を体系的にまとめたものです。
この結果を得ることができたのは言うまでもなく「売上を上げるために行動をした」結果です。

本書は魔法の杖でも、魔法のポーションでもありません。

結果を出すのは本書を読む「あなた自身」です。

あくまでも売上を上げるため、看板商品を作るための手段や方法を、解説・紹介するものです。
本書を参考にし、その通りに行動することができれば、少なからず売上を上げることは可能だと思います。

読んだだけで売上が上がるのなら、その方法を僕に教えていただきたいくらいです。

ぜひ、あなたも本書を読んで、騙されたと思って行動していきましょう。
近い将来には必ずいい結果が待っています。努力は報われます。


小さなケーキ屋が土産菓子を6ヶ月で2万個売り年商500万円UPした方法 もくじ
1.看板商品とは何か【本書での定義づけ】
2.看板商品を持つメリットとデメリットとは?
3.看板商品作りの計画を立てる
4.看板商品をつくるための考え方【ヒット商品を生み出すテンプレ】
5.看板商品の売上アップ法!【読んだらすぐできる簡単な方法公開】


1.ヒット商品・看板商品とは何か【本書での定義付け】

本書で扱う【看板商品】とは何かを定義付けしたいと思います。

本書での看板商品・ヒット商品とは
・店舗の総売上に占める売上構成比が10%以上の商品
・売上構成比30%以上を目指す商品
・商品=お店のイメージがうかぶ商品
とします。

お土産菓子で全国で有名なものを列挙すると、
・宮城 萩の月
・北海道 白い恋人
・広島 もみじまんじゅう
・京都 八つ橋
・沖縄 ちんすこう
・静岡 うなぎパイ
などがあります。

商品名は知っていても、このお菓子がどこのメーカー、お店が作っているか。あまり知らないですよね。

究極の最終目標はこのレベルを目指していくような商品作りの考え方をお伝えしていきます。

2.看板商品を持つメリットとデメリットとは

なぜ看板商品作りをするのか、そのメリットは何があるのか。という疑問があると思います。
看板商品を持つメリットとして
・多品目多品種やる必要がなくなる
・店舗オペレーションの改善ができる
・仕入れが抑えられる
・労働生産性の向上が見込める
・人件費が抑えられる
といった効果が見込めます。

逆にデメリットとしては
・単一商品にフォーカスするので技術伝承がしにくくなる
・従業員が飽きてしまう可能性がある
といったデメリットが考えられます。

メリット、デメリットそれぞれを解説していきます。

メリット①多品目多品種やる必要がなくなる

どんな業態でも、技術者上がりで独立、開業すると、今まで経験がある商品やサービスをいろいろとやりたくなるものです。

これは正直仕方ないと思います。

その反面、商品数が増えれば増えるほど、1つの商品にしかつかわない材料、器具などが出てきてしまいます。
また商品の管理や在庫のリスクも増えるため、多品目多品種の品揃えはお客さんへの利便性を叶える反面、店舗としては大きなリスクを背負うことになります。

売上貢献度の低い商品も同じようにコストがかかるため、多品目多品種の品揃えをするコトはデメリットが大きいものです。

売上比率10%以上を目指していく看板商品を持つことで、売上貢献度、売上比率の低い商品は廃番にすることができます。

売上比率が高い商品に注力することで商品を管理するための見えないコストが削減されるメリットがあります。


メリット② 店舗オペレーションの改善

単一の商品サービスに注力することで、他の商品にかけていた商品管理や在庫管理のコストや工数を減らすことができます。
そのため、店舗全体のオペレーションが改善し、全体的なコストが抑えられるメリットがあります。

商品作りにおいても、注文が単一の商品に集中するように仕向けられれば、熟練する速度も上がり、商品あたりのコストが大幅に下がります。

メリット③ 仕入れが抑えられる

看板商品ができると仕入れを抑えられる可能性が出てきます。
単一の商品に注文が集中すれば、その商品を作るための原材料を多く仕入れることになります。

原料は仕入れのロットが大きくなればなるほど、卸業者に対して価格を抑える交渉がしやすくなるものです。

看板商品の売上高が伸びてきたところで、仕入れ量に応じて卸業者に価格交渉を持ちかけて、仕入れ値を下げてもらうことで、その他の商品でも共通して使用する原料であれば、店舗全体の仕入れ価格を下げられる可能性があります。

メリット④ 労働生産性の向上が見込める

看板商品ができると、時間あたりの生産高を伸ばし、労働生産性の改善・向上が見込めます。
言葉を変えれば、能率、効率の改善向上が見込めます。
1日のうちに多くの商品を作るようなオペレーションでは、商品ごとに器具や原料を用意したり、片づけたりといった手間がかかります。

例えば、週に1日看板商品だけを作る日としてしまえば、同じ器具、材料を継続して使うことになり、毎回片付ける手間が省けます。
直接商品の生産に関わらない時間を削ることができれば、時間あたりに作れる商品の数量が伸び、生産性が上がる。というわけです。

メリット⑤ 人件費が抑えられる

前項の労働生産性の向上が見込めるということにも繋がることですが。
作業ごとに準備、商品の生産、片づけ、というルーティーンをすると、どうしても商品の生産よりも準備と片づけにとられる時間が多くなってしまいます。
その時間は、販売して対価を得られる物、「商品」に関わらない時間です。

看板商品があることによって、製造する人員の仕事を単純作業に変え、ルーティーンにすることができ、結果的に仕事が早く終わる。
つまり、人件費が削減できる可能性が出てきます。


デメリット① 単一商品にフォーカスするため技術伝承しにくくなる

若手の育成、技術伝承といった観点から見ると、看板商品作りはデメリットとなる可能性はあります。

看板商品をつくる機会が増えるので、単純作業化し、新しい技術を教えたり伝えたりする時間は減ると思われます。

意欲のある従業員やスタッフにも、そうでない方にも交代で担当してもらうことである程度、リスク回避することはできると思います。

デメリット② 従業員が飽きてしまう可能性がある

単一商品にフォーカスする看板商品作りでは、従業員が飽きてしまう可能性があります。
最悪の場合、離職につながる可能性も考えられます。

前項でも述べた通り、ローテーション、交代で担当してもらうことでこの辺りも回避可能だと思いますので、自分のお店の状況を見ながら臨機応変に対応されたいと思います。


以上が、看板商品をもつメリットとデメリットでした。

よくよく見てみれば、看板商品を持つことは経営面で大きなメリットがあるかなと思います。


無料公開はここまでとなります。

看板商品を作ることができれば、本書の代金は売上、利益からすぐに支払うことができるかと思います。

なお本書の価格は今後反応を見つつ、加筆、修正を随時していく予定です。

この記事を購入して、売上向上していくのか、現状維持のままいくのか。

どちらの選択をするかはあなた次第。どちらを選ぶのも自由です。


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