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ほぼニートなクリエイターの収入源

プロフィールに書いているが私はほぼニートなクリエイターである。完全なニートではないのは僅かながら収入があるという意味である。漫画を描いていない現在、収入源は3D素材のダウンロード販売が主になっている。

3D素材は割と売れる。この世には漫画や自作ゲームで一発当てようという人がそれなりに存在するのである。そんな人達が私の素材を買ってくれている。

また最近はVRChat用途での利用も増えているようだ。VR機器を持っていないのでVR対応の商品は作っていないがVRC対応を謳う3D素材はよく売れているようだ。

私は商品を2つのプラットフォームに出品している。一つはCLIPSTUDIO関連サービスの『CLIPSTUDIO ASSETS』もう一つがPIXIVが運営する販売サイト『BOOTH』である。

CLIPSTUDIO ASSETSで販売するのは漫画用の3D素材だ。繰り返し使う複雑なオブジェクトは手書きするよりも3D素材を使いまわしたほうが効率が良いので利用される。少し高めに設定しても買ってもらえる傾向がある。このストアでの収益を現金で受け取るには審査がいるのだが、私は審査に通らなかったのでAmazonギフトカードの形で収益を受け取っている。アマゾンはよく使うのでそれで十分だと思っている。

BOOTHの方だが、こちらもそれなりに売れる。CLIPSTUDIOのようなソフトウェアの縛りがないので買う人は素材を何にでも使うことができる。その分対応するファイル形式を複数用意する必要が出てくる。収益はPaypalで受け取ると手数料がかからない。Paypalは海外通販では定番の決済方法でSteamやNintendoStoreでゲームを買うときにも使える。

この2つのストアに私は「出品しているだけ」だ。だけ、というのが大事で他に何も営業らしいことはしていないのだ。Twitterのフォロワーを増やして宣伝して…というようなことは一切していないのである。それでも売れるということはユーザーが積極的に商品を検索して探しているということだ。これはとてもありがたいことで集客の必要がなくなり商品の作成に集中することができる。

漫画やイラストでファンを獲得できている人であればFANBOXやPateronなどで収益化する手段があるが、私にはそれは無理そうなので今はこの2つのストアで収益化している。敷居が低く、無理なく続けやすい良いプラットフォームだと思う。

アメリカのゴールドラッシュ時代に一番儲けたのは工具やジーンズを売る会社だったという話がある。素材販売はそれに似ている。夢を追う人々の周りで必要なものを売っているのだ。私自身もまだ夢を諦めきれないでいるが、誰かの夢を素材で少しでも応援できるのならそれも悪くない仕事だと思っている。

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