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母ちゃんのフラフープ

ロンブーの田村淳さんが
ご自身のお母様の最期を
家族全員で向き合い
その経験を書かれた
「母ちゃんのフラフープ」
読みました。

僕はこのお笑いの世界に入って
1番お世話になっている先輩が
淳さんです。
1年目からずっと可愛がった頂き
何もかも教えて貰いました。
それはテレビなどでもずっと
言ってきていますが
本当に公私共にお世話になっています。

この「母ちゃんのフラフープ」は
淳さんのお母様がお病気をされて
最期家族で見送るところまで
書かれています。

その中で淳さんの幼少期の話や
東京に上京する時の話など
思春期の淳とお母様のやりとりや
芸人を目指して上京する頃の
淳さんとご両親の気持ちなども
書かれていて
とても読み応えのある内容でした。

僕も淳さんのご両親とは
何度もお会いした事もあり
「母ちゃんのフラフープ」は
涙なしでは読めませんでした。

ご両親が下関から東京へ遊びに来られた時も
うちの実家の軽ワゴンで迎えに行き
淳さん宅まで届けた事もありました。

東京へ来るたび
僕の方が淳さんにお世話になっているのに
「いつも淳をありがとね」「淳をよろしくね」と言っていたのを今でも思い出します。

最初にお会いした時は
まだライブにしか出てない頃でしたので
僕がテレビに出させて貰える様になって
お会いした時は本当に喜んでくれて
「良かったわね」と笑顔で言ってくれた事を
忘れません。

本当に優しい方でした。

いつか訪れる親の死。

なかなか正面きって向き合うのも
心構えや覚悟が必要だと思います。

わかってるけど…
わかってるけど…
勇気と覚悟が必要で…

しかし「母ちゃんのフラフープ」
を読んで
淳さんはお母様の意思やお気持ちを
最大に尊重して
家族一丸となって天国へと送っていました。

僕ら世代は
自分の人生と共に親の人生も
考える時期に突入しています。

人の最期。
それは自分の人生もそうですが
親の人生。
子供たちの人生。
大切な人の人生。

この本でいろんな事を
更に深く考えるきっかけになりました。

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