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死にたい夜とアマミホシゾラフグの求愛行動
その夜、私は相変わらずやってくる突発的な鬱周期に苛まれ「死にてえ!」と叫びながら、インターネットで「動物 求愛行動」と検索していた。自分は動物から好かれるムツゴロウさん的な異能者ではないが、それでもあらゆる動物に対し、報われぬ片思いをし続けている。どうしようもなくアニマルラバーである。犬や猫ももちろん好きだが、およそペットとして飼えないような僻地の珍しい動物に至るまで、私は無性の愛を注いでいる。
もっとみるカラフル屋根の上に、ロープウェイ
私がリュック一つでコロンビアを旅していた時の話をしようと思う。当時大学生だった私は、夏休みを使って、中南米をアンデス山脈沿いにチリまで南下していく旅の最中だった。メキシコではチラホラと見かけたアジア人も、コロンビアに渡ると全く見なくなり、たまたま入った店でウェイターに尋ねても、東洋人が来るのはかなり珍しいと言われたのを覚えている。
女子大生が一人でフラフラしているのもあまりよろしくないような治
旅をして見つける、もうひとつの時間
極北を旅する 星野道夫さんの著書、『旅をする木』を読み終わり、そっと本を机の上に置く。手元のカップに残った紅茶を飲みきろうとし口をつけると、すっかり冷めていた。ずいぶん時間が経っていたようだ。
もともと写真家・探検家としての彼のファンだった私は、ゆっくり、大切な思い出の箱を一つずつ開けるような感覚で、この本のページを捲っては、念入りに文字を追っていった。
1ページ目を捲った途端、もうそこにアラ
死にがいとよく似た、生きがいを探して
朝井リョウの小説『死にがいを求めて生きているの』を読み終わったのは、もう数週間前。突き刺さって、心を抉るような内容だっただけに、その感想を書き始めるのには時間がかかってしまった。
結構なボリュームのある小説だったが、ページを捲る手を止められず、間に仕事を挟みつつ二日で読み終わってしまった。映像も音もない文字の羅列にここまで引き込まれたのは、何年ぶりだろうか。
誰かと対立しないと生きられない堀
グラマラスパンティー恐るゝに足らず!
人目を気にして生きている
「これをしたら、あの人に悪い気がする」「こんなこと言ったら引かれるかなあ」「とりあえず、ここは遠慮しておこう」…。人を喜ばせる“おもてなし”の反面で、気遣いに狂わされている国、ニッポンへようこそ。諸外国から訪れた皆々様はどうぞごゆるりと見物していってください。
“日本人”と一括りにするステレオタイプはあまり好きではないのだが、しかし日本という国のカルチャーとして、
コピーライターって何やねん?
「職業:コピーライター」という奇妙な肩書き 初めまして。黒畑です。クロって呼んでください。
私の職業はコピーライターです。
コピーライターという仕事を確立した人といえば、日本では糸井重里さんが有名ですね。
かっこいい横文字の職業ですが、要は広告屋さんです。広告業界におけるライターさんが、コピーライターさんなのですね。
そんなコピーライターの仕事って、実際どんなもんなんでしょう?あまりその