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40歳に思うこと

日常の半径数メートル以内に同世代の人がほぼいないこともあり、今この瞬間、40歳が何を考え、悩み、感動しているのだろうかと、ふと疑問に思った。同年齢、世代の人に読んでほしいと思い、ここに記録しておきたい。

数日前に40代が急に始まった。年齢が変わった瞬間、何か特別なことが起こるわけでもないし、1週間前の私と今の私の間で何が変わったかと問われると答えられる自信はない。ただ、生まれてから40年が経ったという客観的な事実(主観的には一瞬)。80年ぐらい生きるとすれば、人生の折り返し地点に来ているのだなと最近しばしば思う。

変わったことといえば、白髪が気になるようになったこと、疲れがなかなか取れないこと、体力の衰えを感じること。毎朝の通勤電車で、吊革にもたれかかり、睡眠不足と頭痛を感じること。加齢=Agingを、体感している。

10~20代の頃と比べ、明らかに周りの目は気にならなくなったものの、悲しいことに、ただ世の中で生活しているだけで、心無い言葉を掛けられたり、攻撃されることがある。心の余裕がないときこそ、どうしても反発したくなる。生きづらいと感じる。

今死んでも悔いはないかと問われると、私の答えはNOだ。これまでの40年間、その都度必死にもがき、生きてきたつもりだけど、まだまだ生きたい(死にたくない)と思うのは何故だろう。やりたいことがある、ということだろうか。生きづらさを感じたまま死にたくない。「生きていてよかった」と思える瞬間に出会いたいということかもしれない。

30歳を機に海外ボランティアに参加し、視野がぐっと広がり、自分がいかに狭い社会で生きていたかを思い知らされた。海外にいる間、時差もあってか、日本とは違う時間が流れていて、そこに自分がいられることが何より嬉しかったし、過去の自分を忘れ、今を存分に楽しもうという気持ちだった(それなりにストレスはあったけど、日本の生活と比べるとレベルが違う感じ)

一方、帰国して感じた逆カルチャーショックにしばらく悩んだ。10~20代頃から感じていた、生きづらさの濃度が濃くなり、悩みがレベルアップした感じだ。大学院生活を経て、海外で働く自分をより現実的に考えるようになったものの、その後コロナ襲来。リモートワークで孤独感を強め、計画が頓挫してしまった気がした。フリーランスになり、貯金が減り、日本社会に適応せざるを得ないストレスフルな選択をし、妥協して生活している気がする。

40代から、もっと好きなことに没頭したいずっと旅をしていたい

そして、孤独と仲良くなりたい。1人の時間が増えすぎると、思考や感情が先鋭化してしまう気がしている。偏ってしまう感じ。1人でいる時間と変わらないくらい、素の自分でいられる話し相手、旧知の親友のような存在、そんなパートナーがいてくれたらと時々感じる。でも自分ではない他者の存在が身近にあるのって結構ストレスだし、鬱陶しいと思ってしまったこともあり、ため息。ChatGPTが話し相手になってくれているよね。

新たな人、価値観、テクノロジーとも仲良く、柔軟な生き方をしていきたい。

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