見出し画像

留学日記(前編)

イギリスのロンドンに1ヶ月留学してきました。
目的は、The FA Level 1(1st4sport Level 1 Award in Coaching Football) の取得。
そして英語の勉強。

まず初めに、もともと大学のプログラムでイギリスのオックスフォードに留学する予定が出発の10日前にキャンセル。
理由は、日本で新型コロナが流行した時期で大学のプログラムともあり集団感染という最悪の状況を防ぐ為の決断だったと思います。
しかし、それでも留学を諦めることができなかった私は、イングランドの留学会社であるISA(IntrernationalSportsAcademy)の協力を受けて強行突破という形でイギリスに渡りました。

これが吉と出たのか凶と出たのか。

最後まで読むと分かります。(笑)

行きの飛行機では16時間というフライトの中
自らの決断は間違ってないのか、イギリスでは差別をされないのか、ホームステイでは受け入れてもらえるのか、英語がほとんどできない私一人で生活ができるのかという様々な不安要素が襲いかかって眠ることができませんでした。

ロンドンに到着後、現地のISAのスタッフの方の送迎でホームステイに到着。
インターホンを鳴らして待っている時の緊張感は今でも覚えています。(笑)
家から出てきたホストファミリーは、私を見るなり手を差し伸べて力強い握手をしてくださり
そして力強いハグで迎え入れてくれました。
私の想像を遥かに越えるような歓迎に驚きと感動を隠せなかったです。
そして一つ目の不安はそこですぐさま掻き消されました。

そして次の日、近くのサッカー場で社会人のサッカーの試合があり人数が足りないから来てほしいという連絡があり時差ボケのまま会場に向かい90分フル出場という今までで一番過酷な試合を経験することができました。(笑)
もちろん、チームメイトの人は初対面の人達ばかりでまともに話をする間もなく試合は始まりました。相手チームには海外にサッカー留学をしている日本人やロンドンに住んでる外国人もいて想像していた社会人サッカーとはかけ離れた強度の試合になりました。
凄く楽しい試合でした。
試合後にパブに連れて行ってもらいご飯やお酒をご馳走になりサッカーを見ながら熱い話からたわいも無い話まで語り合うことができました。これも全てサッカーのおかげです。

その翌日から語学学校の授業が始まりロンドンの中心地にあるThe English Studioに通うことになります。

語学学校では色々な国の生徒がいて先生も他国の人もいて、皆とてもフレンドリーで馴染みやすい学校でした。
ここで私が一番勉強になったのは「文化」
もちろん英語もとても勉強になりました。
一日6時間の授業を一ヶ月受けて少しは私自身の英語は向上したと思います。
しかし、他国の人の文化を知ることが私にとっては何よりも新鮮な事で重要なことでした。
そこで私の中で「当たり前」という言葉への疑問が出てきました。よく日本にいると「当たり前」という言葉を耳にします。私自身もよく使っていました。ただイギリスに来て「当たり前」という言葉は通用しません。
そこにあるのは「文化」の違いだけです。
例えば、私が先生が配るプリントを横に座る
生徒に循環しやすいように回してあげました。いわゆる、前の席の人がどんどん後ろにプリントを回していく日本でよくやるプリントの配り方です。日本でいるとごく自然にやる「当たり前」の行動ですよね?
ですが、その行動を取った次の瞬間、先生と生徒達は私に「なんて親切な人なの」と拍手をしました。これが「文化」の違いです。
このような事がたくさんありました。
もちろん良い意味だけでなく悪い意味でも。
その結果私の中で明確な答えが出ました。
この国に「当たり前」という言葉はない。
お互いの「文化」を尊重し合うだけです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?