見出し画像

変われませんよ。絶対に

「変われませんよ、絶対に」


他人に言われたらかなり腹が立つ言葉だろう


しかし、人間誰しもこういった思い込みに陥っている場面がある


まず、この問題を考えてみてほしい


世界中の30歳男性は、平均10年間の学校教育を受けています。同じ年の女性は何年間学校教育を受けているでしょう?
A 9年間
B 6年間
C 3年間

出典
第1章 分断本能「世界は分断されている」という思い込み|FUCTFULNESS|ハンス・ロスリング/オーラ・ロスリング/アンナ・ロスリング・ロンランド|上杉周作/関美和 訳|日経BP社


正解はどれだと思うだろうか?







正解は「A」である

「B」を選んだ方が多いのではないだろうか
僕自身もそうだ

過去、世界では(特に途上国)、女性は教育を受ける機会が少ないとどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか


アフリカなどの国では、まだ改善されていないのだろう
変わっていないのだろう

と思っている方が多いのではないだろうか


そういう国は、日本、ヨーロッパのようになれるわけがないと思い込んでしまう

これを「宿命本能」という

物事は最初から決まっていると心の何処かで思い込んでいるのである。



例えば、中国製と聞くとどうゆう印象を持つだろうか

安かろう、悪かろう。コピー商品

とまず思い浮かぶだろう


しかし、実際はどうか

最近発表されている最新の中国メーカーのスマホ、ドローン、PC、
日本製のものより、スペックが高いものが多いのではないだろうか

中国製は日本製を上回ることはない

この記事を読んでいるような人は中国の勢いを認識している方が多いと思うが
世間ではそのような人はどのくらいいるのだろうか


先日、5年ぶりにベトナムに行ってその変化に驚いた

ホテルサービスが日本のものより高いのである


ベトナムのサービスは5年前と変わらないだろう
日本を超えるわけないだろうと思い込んでいた

「宿命本能」に陥っていたのである。



この「宿命本能」も厄介なものだと思う


思い込みによってチャンスを逃したり、勘違いをしたり、挑戦できなくなったり。


この「宿命本能」に対処するためには以下のことに気を配ってみてはいかがでしょうか

・「小さな変化」に目を向けること
  小さな変化が積み重なって大きな変化になります。ゆっくりとした小さな変化でも変わっていることを認識する
・知識をアップデートしよう
  賞味期限がすぐに切れる知識もあります。テクノロジー、国、社会など日々小さな変化が積み重なっている
・世代の異なる人と話しをしよう
  世代によってどのくらい価値観が違うのかは、変化を感じることができます。意識して自分より若い世代と話すといいのかもしれません


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?