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18th Attack!299-鯖ver.-

Attack!299とは

コロナなどを経て4年ぶり。埼玉県飯能市にあるサイクルハウスミカミ主催、国道299号線を埼玉県から長野県へ向かう山岳ロングライドイベント「Attack!299」に参加した。初参加がたしか2013年?すでに10年経っていて驚きを隠せない。

このライドはスタート/フィニッシュ地点が異なるワンウェイというところが魅力のひとつでもある。開催に向けて色々な苦労、調整などある中でもう今年で18thということでこんなに長く続けて来れるなんて本当素晴らしいです。心からリスペクト。

三上さんの思いを参戦レポートという形で上手に表現している良記事。その年その年で、道路事情や情勢により多少の変更はあるけれど、これを読めばどんなイベントなのかよくわかる。

SAVATINI ATHLETIC DEPT.

今回一緒に走る仲間は「SAVATINI ATHLETIC DEPT.」いわゆる「鯖」。
メンバーは、
タミさん:声を掛けてくれた、鯖ジャージデザイナー 別名ヒゲパ
おっちー:鯖が好きてジャージまで作ってしまった元ネタの人
小林せんせー:おっちーの地元チーム「rueda」チームメイト
土佐さん:なんだかんだで強い尾根幹民トサアキラ
ゴトーさん:とても重要なサポートメンであるチーズ好きのチーヅ星人
&あたくしの6名でエントリー。

前夜祭

当日のためにスタート地点近く狭山駅周辺に前泊してさらに親睦を深めるために前夜祭を。各々電車なり自走なりで集合した。

よくある居酒屋チェーン「はなの舞」(菜の花ではない笑)にて17時から宴がスタート。だいぶ楽しんでしまったのでお会計は1人5000円とかいっちゃうかなーと覚悟してはいたのだけど、まさかの「お一人様8000円」というびっくり会計になってしまった。みんなでレシート二度見したね。。

もちろん鯖をいただいた

宿への帰り道でせっかく全員savaT着てるから写真撮ろうってなった。なぜかその記念撮影のためのポーズがすでに決まっていて元ネタの画像を見ながら練習。誰かに撮ってもらうでもなく、ちょうどいい高さのところにiPhoneを置いてタイマーで撮影。カメラがカシャッと言った瞬間に高飛び込みのごとく回転しながら路面に落ちるというハプニングがあって撮れた写真が若干ブレてしまったけど、まあこれはこれで面白いからOKってことで解散。

そうそう、宿の近くにこんなお店が。これは記念に写真撮るでしょ笑。
この辺りはこんな昭和な雰囲気が残っていて安心感があった。

21時過ぎには宿に戻る。自分の予定では21時就寝のつもりだったけど前夜祭が楽し過ぎてまあ予想通り遅くなった笑。
宿からスタート地点までは5kmほど。朝の3時スタートなので2時には出発しないと。今すぐ寝ても4時間ちょいしか眠れない。もちろん今すぐなんて寝れないし、そもそも眠くならない…
うだうだやってて時計を見たら23時になって焦る。まったく眠くない。横になって目を瞑っているだけでも寝ないよりはマシなのでそうして何とかあさ〜い眠りに就いたけど、あっという間に起床時間に。。

スタート地点〜山伏峠

山伏峠:標高620m

まだ真っ暗な中スタート地点へ移動。RXCo.とSHIDO軍団と会えたのでご挨拶して讃えあい、自分たちのスタートの準備をする。

ボランティアのみなさん

ゼッケンは廃止になってヘルメットに貼るシールだけになってた。これは早朝および真っ暗でバタバタしている中でやる作業が超簡単でよかった!

📷井上さん
ヘルメットに付けたシール
寝てないと思われる三上さん

スタート時間ごとにオーガナイザー三上さん直々に注意点などの説明があり、その後ゆっくりとスタート。

まず目指すのは山伏峠。まだ一つ目だし、登坂距離も足慣らしにちょうどいい感じ。決して攻めずにおしゃべりしながら登る。とりあえずまだ元気だし、何かあるとしたら睡眠不足による不調くらいか。これも今なら気力でカバーできるくらい。峠で写真撮る余裕もある。

志賀坂峠〜上野村

志賀坂峠:標高780m

📷井上さん
サポートカーまで全員揃ってる

なぜかいつも志賀坂はどうやって登り始めたかとても印象が薄くて思い出せない。けど峠に着いてからのトンネル手前でコーラを飲んでいるシーンだけはすぐに思い出せる。今回も早々にゴトーさんにコーラを要求。この辺りから疲れと共にオーダーが雑になってくる。「ゴトーさん!コーラ飲みたい(です)!」ほんと、ゴトー様様です。いつもありごとー。

📷井上さん
志賀坂の峠前。メカトラ?後ろに押している方が!

上野村に向かう途中で1台の車が寄ってきた。窓が開いてニョッと手が出てきたけどよく見るとそれは「うまい棒」だった笑。うまい棒と言えば多摩湖朝練部のyaasさん。そうyaasさんのサポートカーだった!
後でradioruedaのattack299回を聴いていたらその中でyaasさんの奥様が「出せばわかる」と旦那に言われるがままうまい棒を差し出したと語っていた。それ面白すぎるでしょ!!

上野村のエイドに到着。いつものように世界一うまいトマトをいただく。塩乗せ過ぎ?いやいやこれくらい取っておかねば。

世界一美味しいトマト🍅
撮られてた… 📷井上さん
radioruedaでこのシーンが聴けます笑

ここで肉池さん・うっちーこと内池さんと"たまたま"居合わせてしばしおしゃべり。ライドで一緒になるのは実に12年ぶりくらいか。
ともにゅ登れるの?って聞かれておいおいwってなったけど、一緒に走ってない人からすればこんな華奢なおばさんがほんとに?ってなるのは普通か笑。

十石峠(矢弓沢林道経由)

十石峠:標高1,351m

恐るべしミニボスの十石峠へと上野村のエイドを後にする。前回は登坂の序盤でいきなり目の前でひっくり返った伝説のsasaさんがいたけど、今回も苔で自分がそうならないように気をつけて登り始める。そう、そして血の涙を流しながら、偽峠には騙されないぞぅと…。ほんとこの林道は休むところがない。前回のように腰は爆発しなかったけど全身バキバキになった笑
峠で待っていてくれたyaasさんから再度うまい棒の差し入れとミニコーラをいただいた。涙が出そうなくらい美味しかった。

yaasさんご夫妻に感謝!


おっちーと林道について文句言いながら(文句は褒め言葉です!)radioruedaの収録。

顔が文句言ってる

十石峠〜佐久穂セブン

大汗をかいた状態でグダグダしていると冷えて来るくらいの気温。今年は例年より涼しく快適に走れているけど、ここは下山の距離が長いのでベストを羽織って下った。下り切った佐久穂はいつもカンカン照りで暑いのだけど。
そしていつものように、序盤の路面がよくないので慎重派(びびり)の自分はみんなより少し離れて走る。道が開けて広くなった辺りで全開に踏んでいたらタミさんの姿を捕らえた。

最後のちゃんとした休憩ポイント佐久穂のセブンイレブンではお昼頃ということもあり、しっかり腹ごしらえをする。みんなエリックのカレーを食べてて羨ましかった(売り切れてた)。けど、これから暑い中ラスボスを攻めるのにそんなん食べてていいの?っても思った笑。こちらは冷たいうどんをいただいた。
さて、泣いても笑ってもラスボスは来るのだぞ。最後の峠を目指してGo!

ラスボス麦草峠

麦草峠:標高2,120m

暑い。十石峠から下って来るまでは今年は涼しくていいなあって思ってたけど、なぜかここはいつも灼熱。やはりラスボスはいつも通りの厳しいものとなった。上り口からしばらくは綴ら折れてないまっすぐの道。木陰らしいものはなく、ただひたすらピーカンの青空の下を前に進むのみ。
今年は水かけおじさんいなかったな。

夏い☀️

毎回みんなで話しているんだけど、どの辺りに「メルヘン」な要素があるんやろ?と言って帰りのあずさの中で調べたこともあったけど毎回忘れるというやつ。脳が溶け出している。。
ドイツのメルヘン街道にちなんでいるという話なんだけど。

じわじわと小林せんせーとおっちーがあげていたのか付いてくのがキツくなってきた。いやもしかしたら彼らは淡々と登っていただけで、こちらがタレ始めたのかもしれないが。

📷土佐さん「メルヘン街道」の看板入れてくれた笑

途中、左足の外くるぶしがチクっとして見たらアブがとまってた。走行中にアブが足にとまるってどんだけ遅いの。
ここはフロントバッグに忍ばせていたポイズンリムーバーの出番。誰かのためにと思っていたけどまさか自分で使うとは。しかし、ちょうどくるぶしのところを刺されたため丸っとした骨の部分に吸い出し口を密着させるのはなかなか難しい。
毒?を吸い出し切った感はまったくなかったけど再スタート。途中キャノンデールのサポートカーに乗る(山本)カズから「アブ大丈夫?」と心配していただく。情報伝わるの早!と思ったけど、そんなふうに声掛けてもらいほっこりしてしまった。ありがとう〜

ソフトクリーム休憩していたSHIDOのサヤたち3名と合流。やはり仲間が多いと頑張ろうという気持ちが維持できる。まあそれとフィジカルはまた別だけど。しかし今年は例年になく麦草峠があっという間に感じた。登っているその時は峠まだかよ〜って思いながらだったけど登り切ってみると意外と早かったと感じた。もちろん当社比。

麦草では先行していたおっちーと小林せんせーが出迎えてくれて、SHIDOの3名、土佐さんとわたし、綾野さん(最後刺してしまいましたw)という順にそれぞれ感動の瞬間を表現した。我らがタミさんが上がって来るのを待ちみんなで記念写真を。

📷井上さん

そして、余韻に浸っていると次々と他チームの面々が到着。チームを越えてみんなで喜びを分かち合うこの瞬間がattack299の醍醐味。最高のシーンをいろんな方におさえていただき感謝、感謝。

📷 tomonue
📷井上さん

ちなみに麦草峠は国道としては2番目に高い峠。1番高い峠は群馬県と長野県を結ぶ志賀草津高原ルートにある渋峠。どちらも「自転車で」行ったことがあるっていい経験してるんだな、ってあらためて思った。

フィニッシュ地点でカップヌードル

峠から4kmほど下ったところが正式フィニッシュ地点なので移動。ここでの楽しみはカップヌードル。そして今年はその時にここにいたメンバーで記念撮影をした。みんないい顔してるし、象徴でもあるカップヌードルを手にしている人が何人もいてすごくいい写真だなあと思った。

📷 team cannondale 戸谷さん

これにてイベントの全行程終了。あとは安全に下山してお風呂入って特急で帰るのみ。おつかれさまでした!

世界うまいカップヌードル
茅野駅までの下山含む

お風呂からの特急あずさで電車輪行

いつも下山後お風呂でさっぱりしているのだけど、今年はいつもの縄文の湯ではなく茅野駅からちょっと下ったところにあるお風呂にした。行ってみたら3upご一行様も同じお風呂だった。ゴトーさんはその間レンタカーを返却しに行ってくれて無事完了。サポートカー1日ありごとー!

さっぱりして茅野駅へ。ここから輪行選手権が始まる。今回はめっちゃ手際が悪くて時間が掛かってしまったけど、予約済みの特急には余裕で間に合った。みんなビールとおつまみを購入しそれぞれお疲れ様の杯を交わしながら長野県を後にしましたとさ。

実はビール飲んでない。そば茶うまかった笑

タミさんの声かけで集まったメンバー6名で挑んだAttack!299。準備からライド終了までチーム力アップのためにコミュニケーションを深めてきて楽しい日々を過ごすことができたことが大きな収穫だったなあ。
鯖メンのみんなありがとうございました!

そしていつもこんなに楽しくて苦しいイベントを開催していただき、三上さんをはじめ3upのボランティアのみなさま、今回写真をたくさん撮ってくださったフォトグラファーのみなさまも、ありがとうございました。

また来年!

radiorueda  attack!299回

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