tidalcyclesとの逢瀬~音出るだけでも感動しちゃう編~

2022/2/3

皆さんは「ライブコーディング」というものをご存じであろうか。

広義ではコーディングをライブする≒プログラミングする過程をショーとして見せるパフォーマンスをさす。

今回から取り上げるtidalcyclesは、音楽をライブコーディングによって作曲できるソフトである。言語ともいえるかもしれない。

イメージがわきにくいと思うので海外のパフォーマンスを貼っておく。

コードを書き加えると、音が変化する。音の複雑さは、コードの複雑さに直結し、音数が増えれば増えるほどコードも視覚的に派手になっていく。コードの成長とともに、音楽が成長する様子の美しさは、楽器演奏にはないモノである。

出会って二日くらいですっかり惚れ込んでしまった。

ここまで流暢にコードを書くにはまだまだ時間がかかりそうだが、春休みのビッグプロジェクトとして、試しに挫折するまでトライしてみる。

ちなみに、利用に関しては完全に無料なので私と一緒に苦悶したい方はどうぞ。(何ならPC強い子が先に習得してくれて、教えてくれたらうれしいレベルである)

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このサイトを見てお気づきかもしれないが、tidalcyclesに取り組むうえで最大の障壁は情報がほとんど英語であることである。日本語の情報がないわけではないが、圧倒的に少ない。

その上、インストール方法がまあまあ癖がある。もちろん、書いてある通りやればうまくいくが、コマンドで操作することに慣れていない人はとっつきにくいかもしれない。

tidalcyclesは一つのソフトではない。ざっくりいうならばtidalcyclesは役割の異なるソフトの集合体に近い。したがって、その要素を構成するすべてのソフトをインストールする必要がある。

書かれた通り、PowerShellを管理者権限で実行したり云々。

読めばわかることしか書いていないので、英語を読むのをあきらめさえしなければ、インストールはできる。

問題は、実際に起動し出音できるようにする手順の複雑さで、特にSuperColliderからSuperDritを起動するプロセスがしばしば失敗する。(具体的にはポート57120が開けませんでした的なことをよくいってくる)

初めに見た時は混乱するかもしれないが、公式のトラブルシューティングを読めば解決できるだろう。まあ、大体SuperColliderを再起動してコマンドをやり直せばうまくいく。

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さて、いよいよtidalcyclesを起動する。一旦どんな形でもよいので拡張子の.tidalのファイルを作成し、atomでそのファイルを開く。

試しに、d1 $ sound "bd sn"と打つとキックがぷつぷつとなり始めた。

ちなみに、このソフトではテンポの管理にBPMに代わる単位としてCPS(Cycle Per Second)を使う。

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…というところで力尽きたので次回に続く。


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