嫌われてもいい

すごくすごくソワソワしていた。

あの人の様子がいつもと違う?なんか怒ってる?この前のあの言葉が悪かったのかな。あの返し何かトゲあったもんな。

そんなちょっとした違和感から私劇場はドラマティックになっていく。

あの時、こんなこと言われた!絶対おかしい!私は悪くない!

私はこんなに頑張ってるのに、それをそんな風に言うなんてひどい!

そうかいそうかい。お前はそういうヤツだったんだよ。今わかって清々するわ。辞めてやるわこんなところ!

この宇宙は5%の見えるものとそれを支える見えない95%で構成されているという。

私、怒ってます!って宣言されなくても、なんとなく態度や雰囲気で感じ取ってしまう。これって見えないエネルギーを感じているってこと。

注目すべきは、なぜそのエネルギーに私が反応しているのかということ。

みんなに好かれていないといけない。好かれて当然。

そういう概念を持っていた自分がいた。そのことに気が付いて、

好かれなくていい。嫌われてもいい。

そう自分に許可を出してみると、不思議と緊張していたこころがふわ~と変化した。

きっと、私は自分を正当化するために、相手がいかに間違っているか言い負かそうとして、相手の心を変えようと思考の渦に飲み込まれていた。

人の心を変えることはできない。人の気持ちは人のもの。好きになる自由も嫌いになる自由もあるはずだ。

私の心は私のもの。私は私のご機嫌を損なうことが気分が悪い。じゃあ、その怒りエネルギーに反応しなきゃいいじゃん。

私は私を守る。

なんか機嫌悪そうやな。でも、私関係ないし。私スルーしまーす。

勝手に怒ってるんやな。八つ当たりされる前にドロンしよ。

今の今までその人は目の前にいないのに、自分劇場に登場させては攻防戦を繰り広げていた。全くの私の妄想。なかなか止まらない思考。

そこから、飛び出せたのは、自分の概念に気が付けたから。

嫌われてはいけない。

自分の概念の縛りをほどく。もうそれいらないよ。

そこから自由を感じたときに意識はビックバンを起こして広くなる。

自分の周波数が変わって、物語がまた一つ終わる。

はあ、そこが詰まってたのね。今日も一日ご苦労さま。

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