銀行・信用金庫等の若手の方々向け、経営者やオーナーと銀論するための題材資料①
銀行や信用金庫等に勤務している若手の方々向けに、経営者と議論するための題材資料を共有します。
個人的な経験になりますが、以下1-3のサイクルを繰り返すことで、中堅中小企業の経営者やオーナーから、”社外にいる良き相談相手”と見做していただく可能性が高まるように考えております。
1. 上場会社等で公表されている他社の情報を読み込む
2. 一定の分析を行い仮説を立てる
3. 経営者やオーナーに仮説を基に議論する
今回は、上場企業で非常に有名なエバラ食品工業様の公表情報を題材に、経営者・オーナーと議論するための、1・2を共有したいと思います。
特に、①市場占有率と粗利率の推移、②今後の成長戦略、について注目しました。
市場占有率が高ければ利益率が高く、長期間にわたり安定的推移するようなイメージを持っておりましたが、業界環境によっては、長期間の安定的な利益率を約束するものでは無いように感じております。
利益率が下がる傾向が出始めたタイミングで、今後の成長戦略を明確化することが非常に重要だと考えております。(エバラ食品工業様の経営陣の方々は冷静に市場と自社の状況を分析し、現在の高い市場シェアや安定感に甘んじることなく、次なる成長戦略を準備されてきたものと推察しております。)
以下の添付パワーポイントに、その要点を纏めております。
極力簡潔にしたい趣旨からA4横2枚に纏めました。内容は以下の4点です。
・市場占有率
・粗利率の推移
・ビジョン(今後の成長戦略)
・経営者等と議論するイメージ(一例として)
*各種データは公表情報を基に作成
あらゆる角度から網羅的に分析する手法も重要かと思いますが、銀行・信用金庫等の金融機関で法人営業をご担当される方は相当にお忙しいと思いますので、日曜日の夜に来週のことを考えるちょっとしたタイミング、営業の合間等で少ない労力で読んでいただけたら、と考えております。
*エバラ食品工業様の株価を予測したり株式売買を推奨する目的はありませんのでご留意ください。
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