20.Feb.2021

アマゾンさんからおすすめされて何となく観たカルテット、3日くらいで観終わっちゃった
ハマるといつもこう

人を想うこと、嘘をつくこと、自分の過去と向き合うこと
人生やり直しスイッチを押したくなったら覚悟だけ決めて押せばいいのかもしれない

何が善で何が悪で、その人の本当の姿はどこにあるのかなんて、分からなくたっていいはずなのに探りたくなるのはどうしてなんだろう
不意にこぼれ落ちたものだけ見てられたら楽なのになあ

『泣きながらごはん食べたことある人は生きていけます』
この言葉だけTwitterか何かの記事で読んだことがあったけど、カルテットの台詞だったとは知らなかった

ドラマ、映画、本、音楽、何かに触れた時に、ああこれは私のための作品だ、何で私のこの気持ちこの作品にはバレてるんだろう、と思ってしまう時がある

この台詞は久々にそんな気持ちになったし、多分一生忘れない

前にもここに書いたかどうか忘れたけど
目標に向かって走る時に私にとっていちばんのガソリンとなるのは、怒りの感情だと思う

自分への怒りだったり他人への怒りだったり、方向は様々だけど、何かに対して許せないと思った時に大きな決断をしてきた

めちゃくちゃに腹が立って、今口を開いたら酷い言葉を羅列してしまうから誰も何も話しかけないでくれ、今は何とか黙ってやり過ごそう、と必死に冷静になろうと考えてる時以上に頭が働いてる時はない

そうでなくても小さなことにイラッとしてしまうタイプなのは認めるけど、人生に数回あったこの特大の怒りは今となっては確実に自分の人生にとってプラスの出来事になってると思う

怒りが収まらなくなってだんだん涙も止まらなくなってひとりで陸上部の部室に閉じこもって食べたコンビニの菓子パンとか、
怒りながら号泣して支離滅裂なことを言って、家族団欒の時間を台無しにいつかの実家の夕飯とか、
日本人が泣いてるぞ、と噂してるのを聞いてちげーよ怒ってるんだよ、と思いながら食べたパキスタンの寮のカレーとか

私の泣きながら食べたごはんってなぜか全部怒りとセットなんだけど
そのおかげで私はきっとこれからも生きていける

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この前友達と話してて、何だかんだ忙しくて映画もドラマもあんまり最近観れてない、と言ったら
そういう時こそ観たほうがいいよ、と言われてその通りにしてみたら、本当にそうでした

春からどうなっちゃうんだろうなあ、と今までにないくらい新学期不安なんだけど、これからもちゃんと時間をつくって色んな作品に触れようと思う




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