見出し画像

グアルディオラの解任はもはや近い未来かもしれない

今年のペップシティはどこか歯車が噛み合っていない印象である。監督キャリアワーストタイの6敗を喫し、リヴァプールには大きく突き放され、主力の怪我による離脱も響いている。それらを踏まえグアルディオラの解任の可能性を書いていきたいと思う。

前節のトッテナム戦に敗れ、首位リヴァプールに22ポイント差をつけられてしまったシティ。試合後に緊急ミーティングを敢行したのは既に有名な話である。

しかし、昨シーズンの今頃を覚えているだろうか。残留争い真っ只中だったベニテス率いるニューキャッスルに1-2で敗れた後、同じように緊急ミーティングを行っていた。
それが功を奏したのか、残り14節を見事全勝で終え、逆転優勝に漕ぎ着けたのである。
この話を聞けば、今後のシティの戦いに期待を持てる方も少ないないだろう。

だが、忘れてはならないのは首位との勝ち点差である。昨シーズン、ニューキャッスルに敗れた第24節時点での首位リヴァプールとの勝ち点差はわずか4。
さて今シーズンはどこまで差を縮められたのか、と蓋を開けてみれば22ポイント差である。もう一度言おう、22ポイントだ。シティファンの誰しもが目を背けたくなるだろう。僕も受け入れたくはない数字である。

これにはグアルディオラも”unstoppable”と白旗宣言。この言葉が選手にどう影響を与えるのか。メンバーを固定しない戦術にも不満を持つ選手がいるとの噂も出てきつつある。

以前に「1つのチームを率いるなら3年が目処だ」とグアルディオラが発言していたのを記事で見たことがある。故にバルサもバイエルンも3年で退いている事実がある。しかしシティを率いて今シーズンで4年目になる。監督キャリア初の4年目に苦しんでいるのも理由の一つかもしれない。

さらに今シーズンは怪我人のカバーができていない印象を受ける。昨シーズンで言うとデ・ブライネの穴をベルナウド・シルバが見事に埋めて見せた。今年はラポルト、サネが主な離脱だが、その穴を埋められているかと言われれば、素直に肯定はできないだろう。

一つ言わなければならない事だが、僕はシティの大ファンで、もちろんペップも大好きである。解任はクラブのフロントが決める事なので、勧めているわけではないし、勧めたところで無駄な努力だ。多大なる記録を打ち立てて、タイトルを獲得し、本当に心の底から感謝である。
しかし、今シーズンの戦いを見ている限りでは解任の可能性は少なくないと個人的に考える。

スターリングが離脱したがサネやラポルトが復帰したり、13日間のウィンターブレークの今でもトレーニングを行うなど、積極的であるのは確かだ。
世界一好きな選手 ダビド・シルバのラストシーズンということもあり、今年こそチャンピオンズリーグを獲って欲しいと切なく願っている。
今後の戦いぶりと共にクラブとペップの関係も引き続き追っていきたいと思う

とも