ヴァルキリープロファイル エリュシオンが空前絶後の出来
ヴァルキリープロファイル（以後VP）：エリュシオンをクリアしたが、あまりにひどすぎるので勢いのままアウトプットしてみる。ネタバレあり。
あまり文章校正せずに思いのまま書き連ねるので、文体が稚拙・冗長・誤字脱字ありとなるのは許して欲しい。それでは。
・はじめに：VPとは
VPは1999年に出たPSのRPGで、100人中90人が神ゲーっていうほどの超傑作（残りの6人はトゥルーエンド行けなかった雑魚で、あとの4人はゴブリン）。北欧神話をベースとしてて、当時としてはめずらしい悲しいストーリーがメインで進む異色作。ただその悲しいストーリーの出来が良すぎてハマるし、戦闘もコンボ決めるの楽しいし奥義かっけーし、エーテルストライクで「20万！！」ってなってビビるし、ニーベルンヴァレスティかっこよすぎだし、「なんだこれで終わりなのかよ」って落胆してからのトゥルーエンド発覚が最高すぎたし、セラフィックゲートでガッツゲー発覚したりと、もう収集が付かなくなってるほど。まぁ要はそれだけヤバイ作品だったわけだ。
で、こんなゲームがぽっと出てきたんだから、当時のエニックスは本当に神企業だったんだなと思う。瞬く間に口コミで広がってすぐに続編期待が叫ばれたものだが一行に出る気配なし。この潔さも逆にVPファンの心をくすぐってますますのめり込んでいった。
と思ってたら2006年に唐突にVP2（シルメリア）が発売。古のファンが色めきだってやるも、前作の良い点がほとんど消えており、「VPっぽいクソゲー」という評価で終わる。敵でスキル経験値が高いカニ（はぐれメタルみたいな存在）がいて、そいつをセレスのボディセパレートという技で手足をひとつひとつ部位破壊してくと最大経験値がもらえる。主に全クリ後はこのカニをひたすらバラしていく作業で（100-200匹狩る必要がある）、本編よりカニをバラしている時間の方が長いことからVP2は「カニゲー」と呼ばれ、セレスは「料理長」と呼ばれることになる。もう俺もVP2のストーリー覚えてないもん。ただセレス料理長でひたすらカニをバラしてたことだけは覚えてる。そういう類のクソゲー。VPファンの間ではVP2は存在しないことになっている。
そんなカオスな中で、何故か2022年にVP3（エリュシオン）が発売。トレーラ映像を見た知人から「VP2よりやばそう」という爆弾発言が出る。流石にそれはないだろうと。あのカニゲーだったVP2をトロコンしてるぐらい俺はVP厨なので、流石にあれを乗り切った俺にはどんなカニでもエビでも名作に見えるだろうと
いやー買ってみたけど想像以上にやばかった。カニゲートロコンした俺でも正直6h時点で売るかどうか迷ってしまったぐらい。
最近公私忙しいのにこんなのにリソース使いたくない、と本気で思ってしまったほど。
さて前置きが長くなってしまったが、ようやく本編のVP3がやばい点を淡々と述べていこう。
■１．ストーリーが中学1年生の創作レベル
いや本当にやばい。VPの根幹である悲しいストーリー＆神界戦争みたいな盛り上がるシーンがほぼゼロ。ほぼと言ったのは実は少しある、メニュー画面から確認する形で。まるで用語集を調べる感覚。なんでやねん。
…すまん、ここが半分ぐらいVPの良さを占めてるんだが大丈夫か？
つかシナリオライターはちゃんとVPやったか？VP2じゃないぞ？VP1だぞ？
ってかVP2もストーリーは一応あったからな？VP3は無きに等しいぞ？
・大まかなVP3のストーリー
①オーディン「魂集めてこい」 ヴァルキリー「はいオーディン様」
②ヴァ「エインフェリア仲間にしました」 オ「もっと魂集めてこい」
③ヴァ「エインフェリア仲間にしました」 オ「もっと魂集めてこい」
④ヴァ「エインフェリア仲間にしました」 オ「もっと魂集めてこい」
⑤オーディン「四宝集めてこい」 ヴァルキリー「はいオーディン様」
⑥ヴァ「1つ目見つけました」 オ「残りの3つ集めてこい」
⑦ヴァ「2つ目見つけました」 オ「残りの2つ集めてこい」
⑧ヴァ「3つ目奪われました」 オ「おまえには失望した」
⑨ヴァ「4つ目奪われました」 オ「おまえには失望した」
⑩実はオーディンが世界を滅ぼそうとする黒幕、倒してトゥルーエンド
いやまじこれなんなん？って世界やろ。
VPの根幹は、地上の勇敢な戦士が悔いの残る死を遂げるも戦乙女の目に留まりエインフェリアとしてヴァルハラで活躍する、という話なのに、どこにこの要素あった？ で、最終的には神界戦争に突入するも裏で思惑が動いてて、みたいな盛り上がれるシーンあるんだけど、VP3の盛り上がりポイントどこ？
ドラクエ2のお使いを令和にPS4でやったらアカンて…
あ、ちなみにこれトゥルーエンドのストーリーです。
バッドエンドじゃねーからな？
こりゃドラえもんも助走つけて水ぶっかけるレベルだよ。
■２．キャラが終わってる
いや本当にやばい（2回目）。
・ヴァルキリー
痛い系、口悪い。いやまじこの口の悪さは全く好きになれん…ただのウザガキ化してしまってる。
登坂ダッシュしたときにカメラをローアングルにするとパンツが見えるぐらしか良いとこがない（最低）
・イーゴン（1人目のエインフェリア）
空気の薄い大人キャラ。死んだ理由もただ普通に死んだだけなので特に思い入れがない。ヴァルキリーがしつこく勧誘して何となくエインフェリアになった。
・サイファ（2人目）
もっと空気薄い優男。キャラ作り迷走してて痛いオタクみたいになってるが、石田彰なので異様に目立つ。こいつも普通に死んだだけなので特にこれといった思い入れがない。ヴァルキリーの勧誘を何回も断るが、イーゴンに「俺と一緒に世界を救わないか？」と言われて「…そうですね」って感じでエインフェリアに。
すまん、ここで一言言っておくが、別におもしろおかしく脚色してるわけちゃうからな。ほんまにこんなんやねん。つかヴァルキリーの誘い断るってどういう世界観やねん。ヴァルキリーに選ばれる＝天国に行ける、レベルの最上級の幸せなんだけど、なんでこいつら1-2回断ってるの？ ヴァルキリーのこと舐めすぎじゃない？
・クリストファ（3人目）
正義の女騎士。自分の村守ってたけど守り切れずに死んだ。その正義感からエインフェリアになって世界救済の仲間に。ヴァルキリーの勧誘も二つ返事でokした。初めてまともな奴が仲間になった。
・タイカ（4人目）
ようやくここでVPらしいキャラ。魔法を使って民を魔物から守ってたんだけど、その代償に自らも魔物に変化してしまう。貴族に化け物扱いされ捨て駒にされて死ぬけど、それでも皆を守り続けたいという意思からエインフェリアに。
これだよ、これ、こういうの待ってたんだよ。このエピソードの3分の2ぐらいはメニュー画面のオプションから確認するんだけど（ここもっとちゃんとやれ）最低限VPっぽいことしてくれたので印象に残ってる。こいつもキャラ作り迷走して変なキャラになってるけどエピソードがあったから何とか思い入れはある。
以上、エインフェリアの紹介でした。続きまして～
いや、おらんねん。このクソゲー、エインフェリア4人しかおらんのよ。
VP1は17人ぐらいいましたが何か。
イーゴンとかサイファとか普通に死んでて特にエピソードないし、唯一VPっぽいタイカは6hぐらいプレイしてようやく仲間になるからね。どういうことだってばよ？
そもそもエインフェリアの人数4人しかいないうえに、エピソードスッカスカって、マジでこれGOしたやつ頭大丈夫か？って思ってしまう。4人でもこいつらのエピソードが濃ければ良いんだけど、タイカ以外マジで薄いからな（ゆうてタイカも最低限レベルやけど）。ほんまにひどい。
他の主要キャラ
・オーディン（中の人：海場社長）
玉座に座って「もっと魂持ってこい」しか言ってない。ヴァルキリーが世界救済の方法に疑問を持つも「そんなことおまえは考えなくて良い。黙って魂持ってこい」しか言わない。作られた小物感がひどい。もうちょいちゃんとキャラ作れよと思ってしまう。
・フェンリル（犬）
オーディンの次に強い犬。オカマっぽい喋り方で優しい口調だが、ヴァルキリーが言うこと聞かないとブチギレる。思わせぶりなこと言って真実引き伸ばす系男子。いや犬か。
・ヒルド（黒ヴァルキリー）
敵として登場、思わせぶりなこと言ってズルズル引き伸ばす役回り。最終的にはラスボスで共闘する。本来すごく良いポジションなはずだが、最後に共闘するときや過去の回想あたりのエピソードが雑で「この話いる？」ってなってしまった。ストーリー的にもヴィジュアル的にも、もう一人ヴァルキリーがいた方が「映える」、みたな感じで出した感が強く、雑な扱いでもったいない。
・アルマン（謎の青年）
一言で言うとVPのルシオ。ヴァルキリーが人間だったころの彼氏。
こいつも悲しいぐらい扱いがひどい。各地にいるNPCとして会話するだけ。
いやルシオ枠ならもっと大事に扱えよ！仲間になるとか共闘するとか、もっと重要なエピソード盛り込むとか！最後までこいつ戦えるのかどうかもわからないぐらい描写が皆無で、ただ人間時代の彼氏でした、的な記号的な役割。ほんまにひどい。
かつ、ヴァルキリーが人間時代の記憶取り戻したら一緒になるのかと思いきや、世界の救済とオーディン討伐を優先して去っちゃうし、トゥルーエンドの最後に再開してハッピーエンド、ってのをやりたかったためだけに作られたキャラに成り下がってる。いやほんとにひどい。
（さてここで一晩寝たので冷静になっている状態で進めるぞ）
とまあこんな感じで登場人物の扱いがひどい。感情移入できないから愛着も沸かんし、純粋に好きになれるキャラが皆無。またバトル編で後述するが、各エインフェリアに奥義がない。エピソード60%と奥義40%ぐらいの割合でキャラが成り立ってるのに、今作はエピソード2%、奥義なし。炭酸が抜けた生ぬるいビールといっても過言ではなく、流石にこれは誰もおいしいとは言えないんじゃないか？要はそういう出来。ほんまひどい。
■３．グラフィック編
調査したわけではないが、否定的な意見が多いと思う。
これはYoutubeとかの動画を見てもらったほうがわかりやすいが、「なんか変」なのよ。綺麗なはずなんだけど水彩画チックにしたかったのか微妙にぼかすし、そのくせ謎の縁取りしてたりする（奥の家や左のがれきに黒の輪郭線、しかもかなり目立つ）。街中のグラも結構この縁取りがキツく、美麗CGなはずが水彩なんだかアニメ調なんだが良くわからない中途半端な背景になってしまっている。お世辞にも「綺麗なグラフィック」とは呼べない。綺麗な部分はあるんだけど、アニメ調の部分もあって、統一感ない感じ。崩すなら全部崩せばよいのに、美麗CGを30%ぐらい残すせいで、崩した残り70%が汚く見えてしまう。なんでこんな仕様にしたのか本気で理解に苦しむ。
■４．戦闘編（アクションRPG部分）
一言で言うと三国無双。□□□△の連続攻撃が基本で状況によって□□△にしたり別の攻撃に変えたりする。
まぁ無双システムは別に良いんだけど、操作性がクソ悪いのが問題。
【操作性編】
・カメラワークゴミ
壁を背にするとカメラが壁を透過しないので超接近カメラになって自キャラどころか敵もどこにいるかわからない。三国無双は3ぐらいでこれを改善したけど、それって2000年ぐらいでPS2の時代やぞ？ なんでPS4のゲームがPS2ゲームのカメラワークより悪いん？ 同じくカメラワークゴミと言われたデビルメイクライ1の方がまだマシなレベル。DMC1は自キャラは最低見えたからね、敵がどこにいるかわからなかったけど。ただVP3は自キャラも敵も全くわからん。
・攻撃がもっさりしすぎ
一言で言うと、無双の1.5倍遅い。おまけに無駄に硬直（操作不能時間）が長いので、敵が攻撃モーションに入ってて回避しないとと思ってるのにも関わらず、攻撃を中断できず回避もできずモロに食らうこと多々（一応キャンセルできなくもないがかなりタイミングが遅い）。まじめにやるなら相手の行動見てからカウンター気味で戦うことになるが、ぶっちゃけ回復魔法が強すぎて、攻撃連打→食らったら回復魔法、でラスボスすらごり押しで勝ててしまう（HARDでもごり押しが最適解）。このゲーム、バランス大丈夫？
・自キャラの正面を向くボタンがない
完全にゴミ。自キャラが手前を向いてると敵がどこにいるかわからないので、普通はワンボタンでカメラを背後にして正面が見えるようにするのだが（通称：振り向きボタン）、VP3にはこれがない。完全に終わってる。一応R3ボタンで敵をロックするのでその敵の方には向けるのだが、その向く速度が遅すぎてイライラするのと、近くの敵をロックするわけではないので別の敵の方向を向いてしまい、隣にいる敵の攻撃を食らうというクソ仕様。おまけにロック中だとR3押してもロック解除になるだけで向きは変わらない。自分が今ロックしてるかどうかは確認できないので、何回か押してみるしかない。完全にクソ。
・ロックオンの仕様がクソ
このゲーム、ロックオンはかなり重要。というのも、しないと通常攻撃を最後まで当てるのが結構難しいからだ。ゲーマーの俺でもロックオンなしで全段当てようとすると難しい（武器によるが）ので、ライトユーザはロックオン必須と言える。突進技とかすれ違いざまの攻撃でよく裏回りするのだが、裏回りした瞬間カメラワークが素晴らしすぎて敵がどこにいるのか分からないので、何となく空間把握能力で「この辺の方向！」って感じで追撃を出すしかない。カメラ回せば良いじゃん、って思うかもしれないが、カメラを回しながら攻撃方向を決めるのは至難の業で、ロックオンボタンで振り向けば良いじゃん、って思うかもだが、近くに別の敵がいるとそいつをロックオンしてしまう時が多々あり、追撃失敗がよくあった。
また敵に部位がある場合、それぞれにロックオンできる。つまりでかい敵と魔法使いが2体でいる際、でかい敵をロックオンして、その後切り替えようとしても違う部位に切り替わるだけでロックオンが外れないこと多々あり、なかなか魔法使いをロックオンできずに魔法を使われ大ダメージ食らうことがよくある。ロックオン使わないと攻撃当てるのが難しいゲームでロックオンの仕様がクソって、それってつまりクソってことですよね？
【戦闘内容・バランス編】
・最初は楽しめる
難しい方が好きなので難易度：HARDでスタート。序盤はスキルがないので雑魚3匹に囲まれるだけで結構しんどい。攻撃がもっさりしてて硬直長いしロックオンするしないで動きが全く変わるので、その理解に少し時間がかかった。結局ロックオンしない方がやりやすいという結論に。
・回復アイテムが手に入りづらい
HARDだからかもしれんが、エリクサー（HP小回復）がほとんど手に入らない。セーブポイントで回復できるので道中で死ぬことはないが、ボス戦は結構エリクサー使う。3hぐらいやって「あ、このゲーム、エリクサー超貴重品やん」って気づいてそれから1回も使わないように心掛けた。その後回復魔法を覚えたので（MPは敵を倒せば回復する）、それをつかってしのぐことになるが、ただこの回復魔法がチートすぎて、以後エリクサーを使うことは1回もなかった（ラスボスでも使ってない）。なあ、ちゃんとテストプレイしたかこれ？
・キュアプラムス（チート回復魔法、ホイミみたいなもん）がバグレベル
MP消費で回復、ここまでは良いんだけど、詠唱中～回復～動作終了まで完全無敵というハイパーチート技。しかも起き上がりや各攻撃動作の硬直を他の行動よりも早くキャンセルできるという壊れっぷり。この魔法のせいでこのゲームはHARDだろうとeasyなゲームに成り下がってしまった…
最初は敵から距離を取って安全に回復してたけど、その時なぜか遠距離攻撃を食らわなかったので疑問に思ってた。でその後、8割ダメージ食らってダウンした時にやべぇと思って回復連打したら何故か起き上がりキャンセルして速攻回復し始めたのよね。え、なんで？ってなるわな。しかもその詠唱中から回復終了まで敵にリンチにされてるのに完全無敵だった…
この仕様により相手の攻撃に合わせて回復して無敵ですり抜けるというクソムーブが可能で、これでラスボスすら簡単に撃破できてしまう。ちなみにこの魔法、キュアⅠ、キュアⅡ、キュアⅢと三段階あり、それぞれホイミ、ベホイミ、ベホマ、みたいにMP消費と回復量が増えていく。最初はMP消費と回復量のバランスが良いキュアⅡを使ってたが、回復より無敵すり抜けの方が大事なのでキュアⅡ1回より、キュアⅠ2回の方が無敵時間が長い＆小出しにできるので強いという結論になった。
終盤でようやく神技：ニーベルンヴァレスティを覚えるけど、このゲームの最強技はホイミです。
なあちゃんとテストプレイしたかこれ？（2回目）
・武器の強弱が残念な仕様
7個ぐらい武器があってそれぞれ通常攻撃の回数やモーションが違う。これは手が込んでてVP3で唯一褒めれるポイントなんだけど、このゲームの仕様として、
①ヒット数が増えると敵の回避率があがる＝多段武器は不利
②通常攻撃最終段を当てると安くエインフェリア召喚できる（隙なし）ので、通常攻撃の回数が少ない方が強い＝多段武器は不利
なので、結果的に通常攻撃回数が一番少ない（3回）のロングソードと槍が最強。ゲームの仕様に合ってるから、という元も子もない理由。
・ワイヤーアクション（光飛ばして接近するやつ）が強すぎ
L2ボタンで光を飛ばして敵に当たったらそこまで飛んでいける。そこから□と△で派生攻撃が出せるが、これが両方ともぶっ壊れ。
□派生攻撃：攻撃後に安くエインフェリア召喚できる（隙なし）
この派生攻撃後の硬直はワイヤーでキャンセルできるので、派生攻撃→ワイヤー→派生攻撃…と無限ループできる。しかも敵を吹っ飛ばせるので囲まれてても脱出しやすく、L2→□→L2→□…って押してれば雑魚は簡単に倒せる。アクションRPGなのにこんな手抜きで大丈夫か？
△派生攻撃：当てるとソウルを1-3個回収できる（※超重要）
ソウルはエインフェリア召喚に必要なので大事だが、そんなことよりソウルバーストというクソ技を発動させるために必要。ソウルバーストとは△押しっぱでソウルを1個以上吸収すると発動できる乱舞みたいな連続技。発動から乱舞～動作終了まで完全無敵なので相手の攻撃に合わせて打つことで無敵ですり抜けつつ攻撃できるというクソ技。動作終了後はワイヤーでキャンセルし△派生→着地と同時にソウルバースト、というほぼ無敵攻撃連携がループになるので、これと無敵ホイミだけでHARDのラスボスでもほぼ負けることはない。なあちゃんとテストプレイｓ（3回目）
・結局パリィゲー
このゲーム何故かパリィ系（相手の攻撃が当たる直前にボタンを押すと強い行動が出せる）が数種類ある。数種類もいる？
①カウンター ：攻撃当たる直前に□
②ジャストガード：攻撃当たる直前にガード
③ジャスト回避 ：攻撃当たる直前に回避ボタン
④リバーサル ：ガード直後に□
⑤パリィ（最強）：攻撃当たる直前にガード+△
無駄に沢山あるけど、多分タイミングはどれも同じ。だったら最強のパリィにするでしょ。パリィは成功時にソウルが出る。はい、ソウルバーストですね、よくわかります。
で、なぜかこのパリィ、失敗しても攻撃判定が出るので相手の攻撃を止めてることがよくある。出し得か？ なあちゃんとテストｐ（4回目）
とまぁ長々と書いたがまとめると、
・ワイヤー△派生→ソウルバーストで半永久無敵攻撃ループ
・相手の攻撃は無敵ホイミで抜け、動作終了後にパリィを狙う
これでHARDでもラスボスすらアイテム使わずにクリアできます。
大丈夫かこのゲーム？
■５．その他システム回りの話
・ロード超長い
PS4だと神界と地上を行き来するのに52秒かかる（PS5は12秒）。しかも本当に作ったやつ無能だなって思うのが、電源入れてストーリー進めるまでに3分弱かかる点。このゲーム神界でセーブすることが多いのだが（チャプターとサブクエストの終了時が神界なため）、神界でセーブしてしまうと、
PS4電源on、VP3起動～最初のロゴが出るまで：約50秒
ロード～神界に出るまで：52秒
神界で地上行先選択するまで：約12秒（一定距離走る必要あるため）
神界から地上に出るまで：52秒
計：約166秒
「ゲームすっかー」って思ってPS4の電源入れてから3分たたないとダメってNEOGEO-CDか？（ゲームしてるよりロード時間の方が長いと言われた愛すべきガラクタ古の家庭用ゲーム機）
この程度テストプレイでちゃんと修正しとけよと言いたい。ロードしたらいきなり行先選択画面で良くない？神界でやることないんだから。一応サブクエスト受注したり闘技場があるけど1回しか使ってない。ぶっちゃけ闘技場は各敵のパリィタイミングの確認でしか使わないと思うけど、このゲーム無敵ソウルバーストと無敵ホイミでごり押しするのが最適解なのでパリィできなくても良いんだよね（ラスボス余裕だしSランクも余裕）。ほんまにテストプレイやってないんちゃうか？って出来。ゲーム始める前に既にストレスがたまっていく。俺はこの時間をマンガタイムと呼んでいた（暇やねん）
・マップがゴミ
ストーリー進行に必要なアイテムや、欠魂花という何だか良く分からないけど集めといた方が良さそうなモノ（実は全くいらない！！ふざんけんな）が沢山あるのでそれらを回収するためにマップを見ながら移動することになるのだが、このゲーム、素晴らしいことに画面に簡易マップがないので、ちょっと移動したら都度マップを開いて行先を確認しなきゃいけない。
なんで2001年にPS2で出来てた技術が2022年のPS4のゲームでできないのかな。雰囲気とか没入感を重視したんだと思うけど、それなら奥の家の謎の縁取り無くせや。こっちの方が気になるわ。
で、今度マップを開いたら操作の上下左右が反転してるというクソ仕様。なんでここだけエースコンバットやねん。俺ら戦闘機乗ってるんとちゃうぞ？なんでマップの下の方見ようとしたら上行くねん。1000歩譲って上下反転はまだ許せる、俺はカメラワークの設定を上下反転させてるから。でも左右反転はしてない。なのにマップは上下左右反転。なんやこのゲーム、高校生のアルバイトが作ったんか？ それなら褒めたるわ。ようやったなーって。
・チャンプターの仕様がクソ（なんかクソしか言ってない気が）
1回チャプターに入ってしまうと最速クリア狙っても30-40分はかかる。途中で切り上げることも可能だが、入手アイテムと経験値は全て失う。これがほんとクソ。一番ゴミ仕様と言っても過言ではない。というのも、トゥルーエンドを見るためには翠魂花というアイテムを全部回収する必要がある。各チャプターに1個程度あるんだが、これを取り忘れるとそのチャプターを最初からやらざる得ない＝1個取るのに30-40分以上かかる。取るのは10分ぐらいで取れたりするが、途中で神界に戻るとこの翠魂花も失うので実質戻れない。どうでも良いチャプターと雑魚を延々と狩る作業なのでもうストレスがマッハ。翠魂花の回収だけで3時間ぐらい使ったが、本当このゲームクソだと思うわ。ロード時間といいマップといい、プレイヤーをイライラさせるのがうまい。
■６．総評
・ストーリー：お使い２回やって終わり、色々納得できないとこ多い
・キャラ：痛い、薄い、扱いが雑
・戦闘：無敵攻撃と無敵回復でゴリ押しが最適解
・システム回り：クソ
・音楽：全く記憶にない
・グラフィック：なんか変
・結論：VP2を超えるクソゲー
これね、いくらVP厨とは言え、次回作出ても流石に買えないわ。そういうレベルでひどい。今回から開発元がソレイユに変わったんだが（VP2まではトライエース）、ソレイユがひどいという見方もあるが、それでもこんなのにGOを出してしまうスクエニも十分終わってると思うよ？
スクエニって言ったら天下のイメージがあったけど、それも今は昔なんやな。
11月初旬に追加アップデートでセラフィックゲート、ヒルドのプレイアブル化、難易度：Very HardとValkily（最強難易度）が追加されるけど、多分その前に売るかな。最強難易度のValkilyは気になるけど、無敵ソウルバーストと無敵ホイミがなくならんと難しいとは思えんし、最初からそんなクソ技搭載してる開発がバランス調整できるとは到底思えない。どうせ敵の攻撃力を即死級にしてHP上げる程度だろうし、どんなに敵が強くなってもパリィがあるので結局はパリィで何とかするゲームになるはず。これ、やってることPS2の鬼武者とか龍が如くと同レベルだよなと思ってしまう。まぁほとんどの人がやらないじゃないかなこの追加要素。
■Ex．改善案
批判一辺倒は流石に芸がないので、このゲームをどう修正すれば良くなるかの改善案を出してみる。
【ストーリー】
・キャラのエピソードを深堀すべき
イーゴンとサイファはただ死んだだけじゃなく、不遇の死とかハメられて殺されたとか、何か未練があるようにして「エインフェリアになってでもそれを達成したい」と訴えかければプレイヤーも納得できるし、満足できる。クリストファとタイカはその訴えが最低限あったからまだ話になってたレベルだけど、いかんせんそれでも薄すぎる。4人しかいないんだからもっと深堀してキャラに愛着沸かせるべき。
・エインフェリアにも奥義を持たせる
これもキャラに愛着沸かせる重要な要素なんだから持たせるのはマスト。
・アルマン（ルシオ枠）を仲間にする
ヴァルキリーの人間時代の彼氏、という超重要キャラがNPCは流石にないでしょ。仲間にして過去なんか関わりがあったような匂わせをしたり、なんかのシーンでデジャヴ起こして記憶が戻りかけるなど、いくらでもやりようがある。これを丁寧に挿入すべき。
・ヒルド（黒ヴァルキリー）も大事に
前世界のヴァルキリーで、今作主人公と同じくオーディンに利用されてたという重要キャラなのにそれがわかるのは最終決戦直前で、しかもさらっと流す程度。流石に使い方が下手すぎる。序盤からちょいちょい登場してるんだから、もう少しこいつの性格とか生い立ちがわかるような伏線を仕込むべきで、「おまえも私と同じようにオーディンに利用されてるだけだ」みたいなセリフを入れとくだけでも全然違うじゃん？そういうのを細かく仕込んでいって、「もしかしてこいつ敵ではないのでは？」みたいなことをプレイヤーに気づかせるような描写を入れるべき。それならストーリーとして辻褄が合う。
【グラフィック】
背景の縁取りとぼかしをやめる。容量問題があるのかもしれんが、他のゲームはしっかり背景作れてるんだからできないわけではないと思うんよね。
【戦闘】
・キュアとソウルバーストの無敵はHARD以上は削除（ノーマルとイージーは無敵でも良いと思う）
・攻撃途中でも回避できるようにする。攻撃来るのわかってるのに回避できないは流石に謎
・振り向きボタンを作る
・多段武器も使えるようにする（コンボ数増えるとダメージ増えたり、スタンさせやすい、みたいに多段にメリットがあるようにすべき）
・ワイヤー攻撃後は４秒間ぐらい再度ワイヤー出せないようにする
・ニーベルンヴァレスティは序盤から使えるようにする。
・ロックオンの仕様を改める。例えば画面中央に一番近い敵をロックするとか、一番近い敵をロックする、ロック切替した場合、近い順から切り替わっていく、みたいな明確なルールが欲しい。
・各種パリィに個性を付ける。例えばジャストガードは簡単（猶予時間が長い）だけど、パリィは難しい、みたいに難易度に差をつけるとか、効果も敵を吹っ飛ばしたり全体攻撃になるとか違いが出れば使い分けて楽しめる。（厳密に言えば使い分けのメリットがないわけではないが、実質機能しないので無きに等しい）
【システム回り】
・ミニマップを表示させる。最低でも縮小/拡大の2種は欲しい
・マップの上限反転なし
・神界を狭くする、又はメニュー画面から地上降りれるようにする。
・チャプター途中で神界戻ってもアイテムや経験値を引き継ぐ
・カメラワークはせめて壁透過できるようにしよう
・欠魂花削除（これまじでいらない）
いやー久々にすごいゲームやったね。発売前の時点でVPファンから「正直全く期待できない」と言われてたゲームだげど、まさかその想定よりさらに悪いとは誰も予想できなかったと思う。俺もこんな長文書いちゃうぐらいだからね。ローグギャラクシーもだいぶクソなRPGだったけどあれは１週回って笑いが発生する愛すべきクソだったから通常版もディレクターズカット版も両方トロコンしたけど、VP3はただ普通につまらないだけなので擁護できるポイントがないんだよね。中々めずらしいと思うよ、こんな擁護できないゲーム。強いて言うとすれば、上り坂ダッシュしたときにカメラをローアングルにするとパンツが見えることぐらいかな。つまりVP3は上り坂でパンツを見るゲーム、という結論でこの記事をまとめたいと思う。（VP2はカニをバラすゲーム）
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