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突然奪われた日々に、少しだけの辛抱だと思って我慢した去年の4月と5月。 1日1日がとても長く辛い日々だった。 耐えるだけ耐えた。大好きなバンドの曲を聴いた。 ライブに行くことが呼吸のような存在なわたしたちは、息苦しく耐え難い日々を送った。 ついに6月、2ヶ月ぶりにライブハウスに戻った。ついに念願の、やっといつもの日々が取り戻せる!と浮き足立っていたわたしが、今では世間知らずのように見える。 もう遅かった。 椅子がずらっと並べられて、床には距離が取ってあるテープ。 人と人とが