サンフランシスコが社員食堂を禁止

2018年8月5日のツイートより

> https://twitter.com/tomo161382/status/1025919568869384193

サンフランシスコ市が市内のハイテク企業にこれ以上社内食堂を作ることを禁止する条例を作ろうとしているようです。

シリコンバレーのハイテク企業は社内食堂をはじめとして、クリーニング、スポーツジム、病院などなど、さまざまな施設を敷地内に持っていて、社員は社外に出なくても生活できるようになっています。

シリコンバレーは人口密度の低い郊外で、ちょっとしたことでも車で移動しなければいけないので、社内にそういう施設を持つのには一定の合理性があるのですが、サンフランシスコのような都会でも同じスタイルを貫くことに、社外の市民の中には反感を持つ人もいるようです。

特に、税制優遇までしてオフィスを誘致して地域を活性化しようとしたのに、オフィスの周りに新しくできたレストランが社内食堂のせいで閑古鳥が鳴いて撤退を余儀なくされていることに、期待を裏切られた思いがあるようです。

また、ハイテク系ベンチャー企業の一人は、企業規模が小さくて社内食堂が提供できないようなベンチャーにとっては、社内食堂の禁止は不公平な労働市場の競争を状況を少しは緩和してくれるのではないかと言っています。

ただ、ハイテク企業の社員の方としても、サンフランシスコのバカ高い家賃を払ったら生活費にそんなに余裕があるわけではないのだと反論しています。

ちなみに、今のサンフランシスコの1ベッドルーム(1LDK)の平均月額家賃は約3258ドル(36万円)にもなります。

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