ことばのつよさ

昨日、東日本大震災から8年を迎えました。
震災や津波で亡くなられた方に哀悼の誠を捧げるとともに、ご遺族の方にお悔やみを申し上げます。
また、被災された方、避難生活を余儀なくされている方に心からお見舞いを申し上げます。

今年は春が早い。
春が近づき、花の香りも漂っているから、咲いている花を探した。

どんなときでも花は咲くのだなぁと、2011年の春にも思ったものだ。

僕の大叔父は、先の大戦の際には特攻隊として出撃する前に終戦を迎えた。
特攻という特殊すぎる戦い方を自分に納得させるために、
「次の花を咲かせるために」の様なことを、考えていたそうだ。

言葉には強さがある。
「ペンは剣より強し」的な意味合いではなく、語調や言葉の選び方に
意思を乗せる勢いと行った意味合いで。

東日本大震災を考えたとき、また、大叔父の事を考えたとき、
自分はどのような言葉を選ぶか。

「次の花を咲かせる為に頑張っていた人を僕たちは忘れてはならない」

(……違うな、主語が大きすぎるし、言葉が強すぎる…)なんて、いろいろ
推敲していた。

言葉の強さを決めるのには、自分の立場、主張したいことの重要性等、
いろいろな要素があると思うけど、今の自分にぴったりなのは、
次の「ことば」だと思った。

次の花を咲かせる為に頑張っていた人、次の花を見ることを望んでいた人を
僕は忘れないようにしよう。

これが、僕の精一杯。
読んで、共感してくれる人だけに伝われば良い。
これが、今の僕の「ことば」の強さ。

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