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離農!

先日の事ですが残念なお知らせが来た
友人が農業を辞めると
同じ時期に農業を始めた
ここで言う同じ時期にとはわたしが野菜を作り始めた時期のこと
私の場合は丁度30歳で両親の花作りを手伝い始めた
その10年後に野菜を作り始めた
そいつも、その頃に始めた

私は当時はナスを農業出し
そいつは特栽グレードのやつを飲食向けに
頑張ろうなと始めた

ついに近くにいる奴の元へコロナの影響が出始めた
多分だが広がるだろうと思っている
飲食向けには昨年から辛いな、と言ってた
悪い事は重なるもので昨秋の野菜は夏場の猛暑で収穫量が半分になってしまったそうだ

当然の事、飲食向けの野菜を何処かに出さないといけない訳で
私が出してるスーパーに話をしてもらい出すことになった
しかし収量が約半分
思った額は稼げなかった
加えて昨年末の価格の下落が追い討ち
今年も寒さで収量が減った
そして、またのコロナである
飲食分が・・・

スーパーでは正直苦戦をしていた
いつも出してる人達の売り上げが強い地場産野菜コーナー
新規の人は最初は中々・・・

春作も準備はしていた
が苗がダメになるという事が続いた
もうダメだと辞める事にしたようだ

農業って、何処かの時期に腹を括らないとやっていけない
私なんか恵まれてて元々は農家の家系
親父は農家をしなかったけれど、結局は花作りを始めた
30歳の時に手伝い始めた
それまでは東京で音楽をしていた
耳の病気で帰ってきて訳です

その頃はフラフラしてて、花をやってはいたものの今ひとつやる気が起きなかった
ダメダメである
ダメ人間だった
覚悟なんて全く無い

まだ腹を括れなくてシーズンオフにはバイトに行ったりしてた
洗車の仕事なんかしてました
正社員として車の解体や運送屋なんかもしてた
どう言い表すか分からないけど、迷走してたというか何だかモヤモヤしてた

で、何となく、10年前に畑を見てて空いてるから野菜作りたいと思った

始めた

農協出しは昔にやめたけどスーパーやら、道の駅やらと出す所には困らなかった
飲食はほんの少しだけだったので影響も少なかった

しかし始めた頃は年間の収入が60万しかなかった
バイトもした
生活しなきゃならないから
やっとこさ腹をくくれた

其奴とは、その頃に知り合った
歳も少し下だっただけなので色々と話もした
あっちこっちの農家さんを2人で訪ねた

自分と家族(奥さん)だけで決めたそうだ

決めたんなら仕方ない
何も言わないのが良いかと思う
友人の友人や知人が軒並み辞めている現実
巷では農業はコロナに強いと言われてるが、そんな事はない
東京の飲食店向けをメインにやってると、悲しくなるそうだ
正直な話、私には分からないが現実だ
決して強くはない
しかも収入が如実に出てくる仕事故、悩みも尽きない
きっと悩んで悩んで、だと思う
そして決めたんだから
住む場所はそのままだし4月からはサラリーマンに戻るよと

言ってた、10年やってて農業向きか不向きかって大事だよねって
悔しいが俺は不向きだったって

やっぱ難しい仕事を選んだんだなって思う
まだまだ成長しないとダメなんだろうな
辞めたくないから!

何れにせよ現実は厳しいよ!!

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