"PUSH" + "PIONEER"

私は現在、家庭教師のサービス「かてきょの森」を運営している。
家庭教師は、子どもたちが、勉強を通して自信をつけ、将来なりたいもの・やりたいことを積極的に見つけて努力のできる人になる、そんなキッカケを与えられると強く感じているからである。
それでは、なぜ、事業立ち上げに至ったのか、、。

高校以前
「超ポジティブ人間」

私は、ポジティブには度合いがあると考えている。
100%ポジティブ思考な人なんていない。なぜなら、ネガティブよりポジティブの割合が多いとポジティブであると考えているからである。
それでいくと、私はポジティブ98%ネガティブ2%である。

幼い頃から基本的に、悩みや失敗を、マイナスに考えたくないタイプだった。
理由は単純に、嫌な気分になりたくないからである。
失敗したときは、『次はこうしたら上手くいくから、あれは失敗ではない。』などと、必死に解決の糸口を考えるクセがあった。
また、一度考え出すと、解決するまでそのことが頭から離れない。
理由は単純に、嫌な気分から早く解放されたいからである。笑

こうなると、必然的にネガティブでいる時間は短くなるわけである。

大学時代
「やりたいことをやり切り、自分軸を確立した」

受験勉強時、大学でやりたいことリストを作っていた。また、入学してからやりたいと思ったことも、全部しようと心に決めていた。

サークル活動、バスケットボール、塾・家庭教師、無人島生活、バンド活動、女装、合コン、友達を100人つくる(笑)などなど。。

その結果、「特にこれはやりたい!」と思えることが二つあった。
それらの経験が、私の軸を明確にしてくれたのである。

「120名規模の団体を設立」

学生・社会人の交流の場を目的とした団体を設立。3年間運営した。
MAX140名が所属する組織になり、私は運営メンバー10人の統括を行った。ほか、地域活性を目的とし、商業施設を盛り上げる企画なども行った。

当時、私の通う大学には出会いの場がかなり少なかった。また、その中に他大学・社会人など、さまざまな人と出会える場はなかった。
そして、私以外にもそういった場が欲しいという声は多かった。
そこで、「無いならつくれば良い」と考え、立ち上げた。

当初、私は、組織を「やりたい」という想いのみで設立したが、実際運営を行い、無いものをつくることと、マネジメントは面白いことに気付いた。

1から自分たちで考え、アイディアを絞り出し、試行錯誤していく。
上手くいけば上手くいった理由を考え自信になる。
失敗したら、失敗した原因を考え、潰す。
これが、めちゃくちゃ面白かった

また、運営陣のマネジメントにもやりがいを感じた。
「この組織であなたは何をして、どうなりたいのか。」
これを、一人ひとり徹底的に向き合って考えた。
そして、適切なポジションを考え、与えた。
みんなが楽しんでいる顔を見ることで、私はやりがいを感じていた。

「家庭教師」

勉強を教えることや、子どもが好きで始めた。
小中高生、5年間で累計20〜30名指導を行い、ほぼ全員が第一志望に合格。
好きな仕事で結果も出ていたので、天職だと確信していた。

家庭教師を続けていくうちに、自分がなぜ「勉強を教えることや、子どもが好き」なのかが分かった。
私は、「人の背中を後押しすることが好き」なのだ。

家庭教師のときに、生徒の相談によく乗る。
勉強はもちろん、友達関係や恋愛、将来の進路など。
そのときに、悩みを解決することは当然であるが、「ポジティブな解決をしたい」という想いが大きくあった。
多少困難な問題でも、「諦める・妥協する」のではなく、「それを上手く達成するためには?」ということを重点に、生徒の悩み解決を考えていた。
これを、教師である私が話すことで、生徒は「先生が言うならできるかも?よし、解決してみよう!」と思わせられれば、こっちの勝ち。
いかに、前を向かせ、背中を押し、一歩前進させるかである。

生徒だけでなく、親御さまの相談にも"同じくらい"乗る。
なぜなら、親が挫けると、子も挫けてしまうからである。
だから、親御さまのメンタルケアも大切なのである。

生徒に限らず、人を成長させるためには、この考えがとても大切だと、ヒシヒシと感じている。

就職
「無知の知、そして、自分が本当に向いていること」

大学時代の経験から、私は「家庭教師のサービスを起業したい」を考えていた。しかし、それはあくまで「大学生時分の、自分の視野」での考え。
社会に出て、いろいろなものを見たうえで、それでも「家庭教師のサービスを起業したい」と思えるのなら本物だ、と考えたので、起業家育成を理念とする、社員2〜3名のベンチャー企業に入社することに決めた。

「無知の知」

大学時代は、家庭教師・地域活性団体・就活など、正直何をやってもソコソコ上手くいっていた。
しかし、それが仇となった。
入社後、先輩社員と比べて、圧倒的に仕事ができなかったのだ。
さらに、仕事はもちろん、それ以外のあらゆることに関する知識量も違いすぎて、人生で初めて自信を失った。
自分が無知であることに、初めて気付いたのである。

いったい、社長や先輩社員と自分は何が違うのか。
徹底的に分析しまくった。
多分、気持ち悪いくらいに観察していたと思う。笑

出た結論は、視野の広さと好奇心の高さが違いすぎた。

視野の広さとは、どれだけ周りを観察しているか。
観察している分、気付きが多いので、その分吸収する知識量は違ってくる。
また、他人の動きが見える分、気の利いた行動を取ることができる。
仕事をスムーズに遂行するのに必要不可欠なことである。

好奇心旺盛は言うまでも無い。
社長や先輩社員は、何から何まで興味を持ち、知ろうとしていた。
その結果、膨大な知識量を有するのだ。

本当にレベルが低く、お恥ずかしい話だが、
気の利いた行動を取ることと、無意識レベルで興味関心を持てるように、目に入る事柄すべてに「なぜ?」と、ひたすらにツッコミまくるようにした。

しかし、今更そんなことをしても、レベルの高すぎる先輩社員には到底追いつくことは出来ず、「自分の価値は?」と自問自答するようになった。

「向いていること」

私は、人がとても好きである。
どういう意味で好きなのかというと、その人の行動や仕草を観察し、「良いところ・悪いところ」を見つけ、「自分と組み合わせるとどんなことが生まれるだろうか」を考えることが楽しいのである。

当時、会社全体の人間関係が余りよくなく、課題点として挙げられていた。
私は今まで、先輩社員と比べていて、会社の課題解決に目を向けていなかったことに気付いた。
『これだ。自分が好きで、大学時代に経験もある、マネジメントだ。』
そこで、特に問題に挙がっていたグループ会社の、人間関係をよくしようと、考えた。

はじめこそ、「新入り」ということで煙たがられていたが、独立する頃には、新人教育係まで任してもらえ、「私のお陰で仕事がしやすくなった」と沢山の方々に評価され、『マネジメント・人材教育が好きで、得意なんだな』と、やりがいを感じた。

PUSHONEER設立

「由来」

新卒で入社した企業を3年で退職し、独立。PUSHONEERを設立した。
理念は、私の座右の銘である"当たって砕けろ"を基に、あと一歩を踏み出すことが出来ない人の「背中を後押しする存在(=PUSH)」であり、「時代の先駆者(=PIONEER)」であり続けること。屋号はここから来ている。

「運営サービス:かてきょの森」

当サービスは、破格で相性ぴったりの家庭教師が見つかるサービスである。

家庭教師は、歳の近いお兄さん・お姉さんのようで、アドバイスや話を素直に聞き、刺激になりモチベーションが上がる。また、将来へのきっかけにもなる、素晴らしい存在だと考えている。

しかし、私は、沢山のお子さま・親御さまと出会い、
子どものやる気を引き出すには「先生と生徒の相性」が重要であることや、
金銭面の理由から、家庭教師の授業時間を少なくせざるを得ない、そもそも家庭教師を雇いづらいご家庭が多くいらっしゃることに気付いた。

また、
『自分のようなテンションの高い先生よりも、大人しい女性の方がこの子には合ってそう。』
『もう少し授業の時間増やせたら、いい結果出るのになぁ。』
そのように悔しく、歯がゆい場面に何度も出会った。

また、家庭教師業界には
「高額の仲介料」「高額の教材費」「仲介に人が入ることによる教師と生徒のミスマッチ」
などの現状があり、家庭教師として私はやるせなさを感じていた。

以上の経験から、
世の中の小中高生に、相性の良い先生と長い時間過ごしてほしい!
 そのためには、誰かがこの現状を変えなくてはならない!』
そのように考え、事業の立ち上げに至った。

「背中を後押しするということ」

人は、自分自身のことを意外と知らない生き物である。
人は、何か行動を起こすとき「あと一歩」「あと一押し」が足りない、いや、足りないことにすら気付くことのできない生き物である。そして、それに気付かせてくれるのは、いつも「人」なのだ。

ジョハリの窓に表現される、盲点の窓(自分は気づいていないが、他人からは見えている自分自身)について教えてくれる人が、どれだけいるだろうか。

自分の気付いていない部分へのアドバイスは、自己成長の最短ルートであり、また、新たな自分に気付くことができ、次の一歩を踏み出すことができる。

家庭教師によって、小中高生の背中を後押しし、子どもたちには、勉強を通して自信をつけ、将来なりたいもの・やりたいことを積極的に見つけて努力のできる人になって欲しい。

そんな世の中を、PUSHONEERは実現する。


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