サノケンエンブレム問題2

2015年9月、いよいよエンブレムの取り下げが決定されました。
先日「サノケンエンブレム問題」を書きましたが引き続き、世間(特にFacebook界隈)の反応に違和感があるので、再アップしたいと思います。

非難派:パクリだ!よしどんどんパクリを見つけるぞ!
            癒着だ!出来レースだ!

擁護派:デザインの素人が何言ってる?1億総クリエーター?
           いじめじゃないか?ネット民の意見でいちいち変えるか?

これは論点が違うので一生かみ合いません。根本の問題は以下だと思うので以下について議論すべきです。特に擁護派の言い分が問題解決になっていないので非常に違和感を感じます。(あえていうと不快です。)

根本の問題。
このエンブレム(佐野氏)は、東京オリンピックにふさわしいのか?
エンブレムを作成した意図、理念。
エンブレムを作成した人の思想、実績。
エンブレムを選考した人たちの意図、理念。選考する人たちが誰でなぜその人たちなのか?とかじゃないんですか?

今回取り下げがありましたが、選考した人たちが、確固たる信念があり、このエンブレムにはこういう意味があるんだ!佐野さんは、こういうところがふさわしいと思うんだ!って説明できればいいだけの話で、それができないってことは、やっぱり適当に選んだ、ないし、癒着なんじゃないんですか?
ネット民うんぬんは、それが見える化した手段でしかなくて、問題そのものではないですよね。
そのあたりをあいまいにすることが、日本の奥ゆかしさなんだ!広告デザイン業界なんだ!っていうんだったらそれでいいけど。失望。
仮に国民に理解されなかったとしても、自らの信念思いをしっかり語れる人が、デザイン側にも選考側にもいない事が問題じゃないでしょうか?

個人的にはサノケンはデザインの資質が低い人だと思ってます。 
シンプル系広告デザイナーでいうとこんな感じ?
佐藤卓 > 佐藤可士和 > 佐野研二郎
卓のほうが好きだな~。




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