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大腸がんとのたたかい 2023-11-02

本日は勤続30周年の表彰日であった。残念ながら針を抜く練習をするために病院へ行かなければならない。
午前中在宅勤務をして、午後病院へ向かうつもりであった。しかし午前中に外科の診察も入ってしまったので、早朝から仕事を開始。朝一番の定例会の前に、ある現場で確認された不具合に対する対策会議が入っていた。発生している事象を共有してもらい、原因を推定し、対策案について協議する。短時間で緊迫感がある打合せが出来た。やっぱり現在の仕事にやり甲斐を感じる。

病院へ移動するタイミングと重なる打ち合わせには、10時半前に離脱することを宣言しておく。長くなりそうな打合せであるが、自分が感じたことを伝え、打合せ途中に離席して病院へ向かった。

往路はかみさんに病院まで送迎してもらう。タンクがぶら下がった状態ではあまり動きたく無い、動けないのでやむなし。かみさんには面倒をかけてしまう。車の中では終活について準備を進めようと建設的な会話が出来た。

病院に到着、外科の外来だが大腸では無い別の先生。自分の身体に起きている事象を説明するが、普通は起こらない、5回目以降などに現れる筈だと繰り返し言ってくる。何故患者の話を素直に聞かずに、こうあるべきだ、こうなるはずだと決めつけて来るのだろうか?少しペースが違うなぁと違和感を感じた。
続いてCVポートの針の位置、ボトルの薬の減り具合を確認し、テープを剥がしながら話しかけられる。針の処理について今後の話を主治医としてますか?と。はい。今後通院しないで済むように、今日は練習に来ました、この後午後5階に行く予定であることを伝えると。あっそうなの?その話、引き続きされて無い。ごめんなさい。私が間違えてしまいました。と何度か謝られ、剥がしてしまったテープを再度貼り直して元の状態に戻すという事態が発生した。

我々インフラ設計の仕事と医師の仕事は非常に類似している。医師は忙し過ぎて全ての患者を完全に見ることが出来ない。そこで担当の曜日以外は当然、他の医師に診療してもらうより仕方ない。前回もそうであったが、主治医でない人になった途端に、十分な情報共有がされておらず、主治医に聞いて下さい、主治医から聞いてますよねと他人事になってしまう。あぁ万年リソース不足、残業時間対策としてチームで対応しようと声高らかに叫び、人を投入しても、主治医が頑張らざるを得ない状態が我々の現場と全く一緒…。今回の病院経験で色々と勉強させられます。

帰宅後、溜まっていたメールやシステムの承認処理をして在宅勤務を終えた。
しかしこの日から吐き気を催し、食欲がなくなり、何もやりたくなくなる。
たまたま点滴後4日目は祝日で、家族皆予定があったので一人取り残された寂しさもあっただろう。
しかし、どうにも身体が言うことを聞かない。
そんな中、祝日のためプラント担当が捕まらないらしく、ある現場の緊急事態の処置について、PMより直接私に電話が入っていた。電話に気づくのにも時間がかかる。
自分で言うのも変だが、メールでの返信にも覇気がない。こうしたらどうですかと言う建設的な考え、自分で考える気、手を動かす気が起こらないのだ。これはだめだと諦めて休日にも関わらず、この計算をやってほしい旨SOSを発信してしまう。振り返ってみるとこれが倦怠感なのだと自覚した。4日目の金曜日は在宅で様子を見た方が良さそうだ。

ちなみにやる気が出ないのはよく5日目土曜日の朝も続き、ラジオ体操に出掛けたが散歩する気にならない、ちょっと階段を上がると息も絶え絶えになってしまう。それで午前中横になっていたのだが、かみさんが無理やりお買い物で外に連れ出してくれ、少しでも食べられそうなものを見つけて来た。土曜日のお昼にたこ焼きを食べる食欲が戻り、少しずつ回復傾向にあることを実感している。
ちなみにソファーに横になったせいで腰を痛めてしまった。リビングのソファーに近づかない方が良さそうだ泣

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