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宇宙でいちばんあかるい屋根

タイトル:宇宙でいちばんあかるい屋根
監督、脚本:藤井道人
原作:野中ともそ
キャスト:清原果耶、桃井香織、伊藤健太郎、醍醐虎汰朗、吉岡秀隆、坂井真紀
視聴日:2023-06-24

# あらすじ
血のつながりが無いが同じ屋根の下で生活する家族とは?多感で微妙な年頃のつばめと書道教室の屋上で出会った星ばあとの物語

# 感想
すいません。映画素人の小生ですが正直に感想書きます。この感想を読んで気を悪くしないでください。

血のつながらない親子関係、捨てられた(と思っていた)母親との関係、同級生と年上の隣人との恋人関係、屋上で知り合った謎の老婆と少女の関係、沢山の要素を詰め込み過ぎて、深く感情移入出来ないのが残念。もう少し強く光を当てる関係性を絞り込んで、深掘りした方が感動的な映画になったのかも知れない。とにかくキャストは豪華なのだが、正直各エピソードが薄いんですよね。家族関係をテーマにした小説、汝、星のごとくがあれほど胸熱だったのは、主人公達の心の声がしっかりと表現されていたからなのだと思う。主人公の心の機微をもっと丁寧に映像化出来れば良かったと思いました。

もう一つ残念要素がファンタジー要素が映像として表現出来ていないところ。最後の糸電話が、全く理解出来ず、一気に冷めてしまった。清原果耶の泣く演技、制服姿に魅力があったにも関わらず、評価は今ひとつと言うのが正直な感想です。ドローンを使った屋根が並ぶ映像も思ったほど効果的では無かったかな?

Netflix全8話くらいのボリュームで登場人物の心情を表現するシーン盛りだくさんにして作品が作れたら大化けしていた可能性があると感じた作品でした。

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