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理想の本屋さんを想像すると・・・

 あなたが読みたい本が並んでいるんです。どの本を手にとっても、あなたの関心があるトピックです。どれ一冊とっても例外はなしです。中には、過去読んだことがあるけれど、何回も読み返したいと思う本だけが並んでいます。


 どうでしょうか。そんな本屋さんは理想ではないでしょうか。


 何回も足を運んで、何時間も平気で眺めていられるでしょう。立ち読みだってやっていて飽きません。ましてや、最近の流行りのように椅子や机があったりなんかしたら最高です。カフェサービスなんかあれば、そのまま本を読んで時間を過ごせるでしょう。
 そんな理想の本屋さんを持ちたいと思いませんか?


 はい、実はこの本屋さんは、自分の本棚なんですよ。ある読書家が言ってました、「書棚とは自分が関心がある本とか、これから読みたい本を置いておくものです」と。もちろん、読んだけど大切にしたいものも置いておくでしょう。


 読んで、あまり感銘を受けなかったり、正直読み出して途中で投げ出したものは、書棚に置いておくものではないでしょう。よく積読ばかりが・・と溜息をつかれるかたがいますが、ウンベルト・エーコなんか、どこかの本で自分が持っている本の半分以上は読んでいないものだと、と言ってました。問題なのは、読んだかどうかではなく、読みたいと思えるものがそこにあることなんだということです。


 そう思えば、理想の本屋はすぐに作っていけます。小さい本屋さんでもミクロな感じでもいいので、そんな本屋さんを自分の部屋にあなただけのために開店してみませんか。いつでもそこを訪ねて、時間を忘れてその背表紙を見ているだけでワクワクするものですよ。

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