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丸の内ストリートギャラリー散策GW

対話型アート鑑賞ファシリの練習を丸の内ストリートギャラリーでやってきました。
(対話型アート鑑賞:絵などの作品を複数人で対話しながら鑑賞する)

私が練習台に選んだのはこちら
ティモソリンの「日光浴をする女」です

日光浴をする女

平面な鉄板を折り曲げて作っているところ、カラフルなところが気に入って、友達4人と一緒に鑑賞しました。
私は上の写真を見て選んだのですが、実際に見てみると、正面からの様子、写真から反対側から見た様子が、色も形も全然違う。
みんなで鑑賞していて、「ぱっと見た時、何が何かわからなくて通り過ぎてしまった」「ピカソみたい」「この側面は黄色だから日光浴しているのかな」「髪がなびいている」「芝生の上で日光浴している」などなど、いろいろな見方ができました。
鑑賞の目的、インプットしたい情報もいろいろと準備していたのですが、皆で多角的に自然とみられる、見ごたえのある作品でした。

せっかくなので作品情報を↓に

「日光浴をする女」byティモソリン 
1995年/ステンレス・スティール、塗料/フィンランド
スウェーデンを代表する彫刻家、また画家でもあるティモ・ソリンは、1947年にフィンランドで生まれ、70年代初頭にヘンリー・ムーア《母と子》を見て感銘を受け、1982年より独学で彫刻の制作を始めました。それ以外にも美術史、文学や哲学、心理学を学んでいます。金属プレートを折り曲げて、力強い色彩で彩った人物を多く制作し、《日光浴をする女》は、陽光の中で人生を積極的に生きる情熱と活力を感じながら座っている女性を表現しています。同作家の作品《守護者》(1992年)が美ヶ原高原美術館に展示されています。

丸の内ストリートギャラリー | Marunouchi.com

ティモソリンの「守護者」はこちらです。

「守護者」1992

ティモソリンは、女性をモチーフとした作品をたくさんつくっているようです。「日光浴をする女」「守護者」とも、堂々とした女性の姿に見えます。柔らかい母性というよりも、何かしっかり者であり、風に向かう力強さを私はなんとなく感じました。この彫像をオフィス街である丸の内に置いたのも、働く女性イメージとマッチしたからでしょうか。
そういう考察も、対話型アート鑑賞の中でやっていけたらなぁと思いました。

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