石川真生さん「私に何ができるか」写真展見てきました

先日、新宿オペラシティで展示中の石川真生さん写真展を見てきました。
石川さんは、沖縄のために何ができるかということを考えながら、沖縄の人たちを写真に撮ってきた写真家さんです。

自衛隊問題、アメリカ基地問題、、、沖縄にある問題や組織については石川さんも思うところがあり、心に葛藤はあるものの、自衛隊などで働く人を恨んでいるわけではないそうです。それを表すかのように、写真では、米兵の団欒しているオフショットや、自衛隊隊員の至近距離のショットが写されていました。

また、米軍基地反対など抗議活動を行う地元の人の写真もありました。テレビで見る抗議活動をする方々のお顔は、怒り悲しみ、、などネガティブな印象だったのですが、石川さんの写真では皆笑っていました。

石川さんは、こんなふうに誰のそばにでも近づいていき、素敵な笑顔を見せてくれるぐらいの人柄なんだなぁ。石川さん自身が、写真に想いをはっきりと書いたメッセージを長文で添えたり、病を患った自分の体を写真でとるなど、人へのオープン度、人間味がすごいある方なんだろうなと感じました。写真展を見たのは初めてでしたが、写真を見たというより、石川さんの人柄・メッセージを見たかのような印象が残っています。それこそ、沖縄のために何ができるかがひしひしと伝わってくる写真展でした。

ギャラリーに連れていってくれたギャラリストの方から、「写真は撮る側の姿をうつしているんだよ」とおっしゃっていましたが、こういうことなんだなと学びました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?